2011Jリーグ ディビジョン2 第18節
大分トリニータ VS ガイナーレ鳥取
2011.6.26
何々?何がどうなってるの?
ふだん練習見学に行けないので、巷に漏れ聞く田坂監督の鳥取対策フォーメーションに???
どうやらトッキーがCBに入るらしいとか。
3−4−3らしいとか。
それ以前には刀根がFWコンバートらしいとか。
んー、もう4連敗もしてるし(本当は3連敗+1分なのだが、自分の中のヒトが勝手に4連敗と脳内変換してたらしい・・・実話)、悪いときはいろいろと模索するもんだ、まあ田坂監督を信じよう。

心地よい風の吹き抜ける大銀ドームのバックスタンド。
田坂監督のサッカー人生を綴った「負けずじゃけん」を読みながら、とろりんシューなんぞをほおばるおじさんは、そう思ったのだよ。
お初の対戦となる鳥取さん。
J2に昇格したばかりなのに、11試合で4勝。ふつーに、中位のチームじゃん。しかも前節は湘南相手に4点もとってるし。
ま、まさかホームで新参者相手に虐殺なんて・・・・・ちらっとかすめる不安・・・・を打ち消す。

さて、鳥取といえば境港。
境港といえば、住田貴彦(がんばってくれ)、じゃなくて水木しげる大先生。ゲゲゲなのだよ。
鳥取サポさんに目をやれば、やっぱり、あれは一反木綿(いったんもめん)だ。
ところがところが、トリサポゴール裏にもなんと一反木綿登場。しかも、本家鳥取さんよりでかい。
毎度のことながら、すばらしいつかみネタです。敬服。
試合前にスポンサーであるネットワンシステムズの澤田会長のあいさつ。
いつもながらこの会長さんのあいさつはすばらしい。理路整然として、厳しい中に愛情がある。
トリニータの現状をきっちりと押さえながら、過去の栄光を捨てて、未来へ向かおうというお話。
これまた、敬服。

そして、バックスタンドにお見えの胸スポダイハツ九州で働くみなさんが紹介される。
いよいよ選手入場。
いつものようにアレオトリニータの大合唱、ビッグフラッグが・・・・
なんということでしょういつものマルハンユニフラッグ、12ユニフラッグの真ん中にひときわ大きなダイハツ九州ユニフラッグが登場。
サプライズです。立派だねえ。
鳥取対策という、これもサプライズのスタメン。(ちょっと影響されてキャッチフレーズを考えてみました)
GK、”エスペランサ”清水圭介。
DF”ぶち込めクロス”藤川祐司、”来るなら来い”姜成浩、”おっとここにも”土岐田洸平、”我武者羅遮二無二”安川有。
MF”ハートアタッカー”井上裕大”、”左足の芸術家”宮沢正史、”奇想天外セクシーフットボーラー”前田俊介、”縦横無尽の突破王”西弘則。
FW”仕掛けろ、ウラを取れ”イ・ドンミョン、”君臨”森島康仁

どうも3バックということらしいけど、形的には4バック。
でも、右SB藤川は高めに位置取り、残りの3人は右寄りに絞ってポジション取り。空き気味の左サイドにドンミョンが下がって守備。
攻撃時は3バック。守備時はドンミョンもDFラインに入り、5バックに見えるときも。
そんなかんじ?
前線は森島がサイドに張り、中に前俊、西。ただしポジションチェンジしながら。
ドンミョンはハーフの位置で上下動。
そんなかんじ?
(田坂監督のコメントでは、土岐田、カン、安川の3バックということで)
ハイタッチでいざキックオフ 鳥取サポさん、いらっしゃい
鳥取でひときわ目立つのは、赤い衣に身を包んだ野武士。
いやあ、あれは本当に武士ですよ。Jの歴史を踏みしめたオーラは存在感を発揮しておりました。小針清允って名前すらも武士。

さてキックオフ。
なんていうか、相変わらずミスが多いなあ。
ポゼッション率はかなり高いような気がするけど、しっかりボールを運べない。
鳥取もミスが多く、助けられてる。
前半、スコアレスのまま折り返し。
後半、相手のミスから森島が独走。
落ち着いて切り返し、きっちりゴール。わくわく大銀スタジアム。
んー、でもこのまま勝てるなんて誰も思っちゃいないトリサポ、どきどき、どきどき。
うわー、やっちゃった。PKかあ。
清水に期待するも、まあしょうがない同点。

ここで下を向いちゃ、また繰り返しだ。
先制すると守りに入ってしまう悪癖は抜けず、でも、ここで乗り切らなきゃいつまでたっても勝利は手に出来ない。

三平、刀根、ハセヒロと3枚のカードを切る。

サンペー、やっぱ気持ちの出し方が違うよ、この走りにスタジアムのサポーターは高揚する。
刀根のFWコンバート(ドンミョンとの交代で位置的にはハーフだけど)はやはり頷かせるものがある。あわやのファインゴール手前まで。

そしてついに、ハセヒロのCKからサンペーのゴールが決まる。
震えました。
次の瞬間、終了の笛までの時間が怖くなる。アディショナルタイムは4分。ひえー、長すぎ。

しかし、しかし、ついに勝利のときがやってきた。
泣きそうになったよ。
なんでふつうのリーグ戦の1勝でこんなに感動しなきゃならないんだ。
やっぱトリサポは幸せですよ、たった1勝でこんな喜びを味わえるなんて(笑)
サンペーのインタビューがしんけん笑わせてくれる。役者だ。
ついに5000人台になった観客動員。3万人プロジェクトに一歩でも近づくには、勝つしかない。
中2日でホーム横浜戦。またまた中2日で、ホームみたいなアウェイ北九州戦。
みんなで押しかけて3連勝を飾ろう!

これまで勝てる試合を落としてきた。
しかし、内容はそんなに見劣りするものではない。ただ勝ち方を、試合の終わらせ方を知らなかっただけだ。
この勝利が、これからの破竹の連勝につながるものであると信じて、今日はいい夢見よう。

まだまだじめじめっと梅雨は続きそうだけど、トリニータはこの勝利でぜひ梅雨明け宣言といきましょう!
<ニッカンスポーツより結果>
さぁ行こうぜ 俺たちの誇り 
愛しているぜ
 ラララ ラーラー ラララ ラーラー
 前を向き 突き進め
「サンバDEデート」

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて