2011Jリーグ ディビジョン2 第10節
大分トリニータ VS 徳島ヴォルティス  
2011.5.4
ホーム2戦目で迎えるのは徳島ヴォルティス。
前節、オーロイさんで湧く千葉を撃破した徳島ヴォルティス。美濃部体制4年目で以心伝心戦術浸透意気揚々の徳島ヴォルティス。
でもね、大分には特別苦手意識はないのだ。去年もアウェイで徳島の連勝をストップした完勝ゲームをやってるし、ホームでも勝ってる。
さあ、やっちゃうもんね。
ドーム東階段下駐車場にクルマを止め、飲み物などを調達に歩いてパークプレイスへ。午前10時前、開店前のパークプレイスについてびっくり。センターステージに人、人、人、そして長蛇の列。何事かとのぞいたら、その列はなんとベッキーの握手会参加券付きCD予約の列。
ベッキーってこんなに人気あったんだってことにびっくり。

食品売り場でばったり会った某トリサポさん、バクスタにマク出してるらしい。そういえばバクスタのマクって見ることないなと思い、メイン2階から激写。これですか?

昼飯は屋台の新メニューにチャレンジ。中津からあげ、焼きラーメン、大阪王将餃子を娘と2人で食いながら、焼きラーメンと焼きそばの違いに悩むキックオフ1時間半前。
この試合は、☆サッポロビールサポートマッチ。麦とホップが当たる抽選券付きなのだ。
で、サッポロビールさんからのあいさつがあり、ゴール裏からは去年もやったあの「麦〜とホップ!」のコールが響き渡る。
帰ってからスカパーの録画を見たら、中継が始まっていきなりこのコールの場面。TV見てた人は、いきなりなんのコールだ?ってびっくりしたでしょうね。
徳島サポーターのみなさん、ようこそ!
さてスタメン。
トッキーのボランチ生活は2試合目。トップはサンペー&森島。田坂監督は、相性のよさを買ってこの2トップをチョイス。刀根の右SBも2試合連続。
サンペーの運動量を考えると、フル出場はないだろうから、あとに控える前俊をどこでどう使うかに、興味津々。
入りはよかった。ワンタッチパスが小気味よく回る。え、こんなにできてた?と思うくらい。サンペーは前線でプレスかけまくり。抜ける動きも、常に狙ってる。
そして9分。サンペーの必死のボール奪取からこぼれたボールを西がドリブル独走。なんとそのままシュート。え、え、え、って感じでしたね。いきなりドームは興奮マックス。
なかなかボールに絡めずに消えてることの多かった前節、やっと本領発揮してくれました。このゴールだけじゃなく、随所に西のプレーが光ってたもんね。
このままイケイケでいっちゃうのか。
正直、思いましたよ、いや、ふつう思うでしょう。あまりに早い時間帯の先制点に、どこか気持ちにスキができたか、守りに入ったか、その後のトリニータは見所ほとんどなし。
徳島・西嶋の同点ゴールは、まあスーパーなシュートだったにしろ、2点目の佐藤晃大のゴールは、完全に崩された。いいようにあしらわれたって感じ。

はあ、やっぱチームの成熟度が全然違うんだよね。このままやられちゃうのか。あー。
せっかくのチャンスも、ヘタレなクロスがあらぬ方へ飛んでって愕然としながら、時間はどんどん過ぎる。

後半23分、田坂監督の打った手は、前俊。
西をトップにあげ、サイドに前俊を配すという策を講じた。
守備的になっている徳島のゴールをこじあけるのは、容易ではない。2列目から前俊はひたすらにしかけた。
自らドリブル突破で2人、3人と群がるDFにつっかけていく。ボールは奪われる。
ここ通すんかと思うようなピンポイントのスペースにパスを送る。あっけなくボールはカットされる。
それでも前俊はひたすらボールをキープし、ドリブルし、パスをくり返した。
難しいことせんでも、サイドにはたけばいいのに。
ボールを奪われるたびに、スタンドはため息、怒り、がっくりの声。

それでも予感はあった。
決定的なパスが通り、ゴールを脅かした。
しかし、時間は刻々と過ぎていく。徳島がついにキープに入った。巧みに時間を使う。これをやられると気力もそがれる。

これでラストプレーって雰囲気になってきた、そのとき。
前俊のパスがゴール前に入る、なんかわからない、ごちゃごちゃの中から飛び出したボールが、ネットを揺らした。
前俊のパスを受け飛び出したチェ・ジョンハンのゴールだった。

これがラストプレー。笛が吹かれた。

はー、ぐったり。
でもやったねえ。負けなかった。徳島はすっかり負けた気分だろうねえ。

前俊、やった。
ひたすら自分のプレーを貫き通した最後の最後にボールが来ると信じた仲間が待ってたんだよ。
もし、このパスが通ってなかったら、前俊はまた批判をあびただろうな。
でも、それが前俊、なんだな。
<ニッカンスポーツより結果>
さぁ行こうぜ 俺たちの誇り 
愛しているぜ
 ラララ ラーラー ラララ ラーラー
 前を向き 突き進め
「サンバDEデート」

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて