2011Jリーグ ディビジョン2 第8節
大分トリニータ VS ザスパ草津  
2011.4.24
未曾有の被害をもたらした東日本大震災。
1ヶ月以上を経た今も、行方不明者の全貌も分からず、避難所生活を余儀なくされている人の生活も厳しく、福島原発の事故も収束の目処も立たない。
この震災の被害は、何年も、何十年も続く。
復興への道のりは、被災地から離れた私たちの努力が欠かせない。
「がんばろう!ニッポン」
ダイハツ九州を胸に、ネットワンシステムズを背に、KOYOUを袖に、南九州コカコーラをパンツに。
スポンサーがそろうことがこんなにも難しく、そしてうれしいなんて。ビッグクラブにゃわかるまい、とカラ元気だけ出しておこう。
ダイハツ九州様のご挨拶に、コールで応えるゴール裏。「ダイハツ九州様ありがとう」のマクの後方をよくよく見てみると・・・・・
ダイハツ車のかぶりもの、カクカクシカジカのゲーフラ、そして、写真では人がかぶってよく見えないけど、カクカクシカジカのかぶりもの。
ゴール裏のみなさん、やってくれますね。ありがとうございます。
スポンサーと言えば、そう、サポーター有志がお金を出し合って今年新たにクラブスポンサーになった団体があります。「ボスケテ大作戦」の文字がビジョンに登場。おお、おお。
大分のホーム開幕戦と言えば、コレオ。
もうすっかり定着した風物詩となりました。今年は、震災前に企画したコレオを急遽変更して、「がんばろう!ニッポン」を象徴する日の丸バージョンになったそうです。
よく見ると、下の日の丸の赤い中に1枚白が混じってます。でも、フラッグが掲げられるころには、なくなってます。臨機応変にミッションコンプリートで見事なコレオをまた拝むことができました。
企画準備実行のみなさん、そしてボードを掲げてくださったみなさん、ありがとうございます。
試合内容については、いいとこもあり、悪いとこもあり、トータルで負けたってことで、次につなげなきゃならないわけで。

前俊ワントップ、西のトップ下という組み合わせは、どうもなかなか機能しづらいみたいで。
西の独特のリズムのドリブルが見られて会場が沸きましたが、司や夢生の切り裂き突破をふと思い出しました。
森島・サンペーの2トップは破壊力、スピード抜群で、最初からこの2トップを見てみたいと思ったのは事実なわけで。
で、この試合、もっとも注目したのが、大卒新人ながら左サイドバックのスタメンを勝ち取った安川有。戦場カメラマン似の風貌と、ひょろっと少し頼りなげな立ち姿が印象的。
試合前のメンバー撮影の様子が巨大ビジョンに映し出される。なんか心なしか安川の表情がうれしそうに見えたんだなあ。
安川は最初から最後まで全力で走る。イキオイ余ってファウルになることも。
でも、全力で走ることをやめない。だからいいとこでパスカットできたり、サイドからの上がりが決定的チャンスをつくったりもした。前俊のヘッドがゴールをそれたけど、あのクロスは決定的だったなあ。

安川のプレーは、ひとことで言えば「がむしゃら」。新人らしくて、とてもいいと思う。こういう選手がいるってのが、トリニータの今後の強みになると思う。
大分は、FC東京みたいに、2試合目で負けたからってこの世の終わりみたいに書かれるチームじゃない。負けても、次勝てばいいのである。失敗を次への糧にできるチームなのだ。
安川みたいにがむしゃらで一生懸命な選手がたくさんいる。サンペーのプレーしかり。
森島だって、危機感いっぱいでしゃにむに戦っている。確かにPKのときは、鳥栖とのTMのPKで思いっきりバーを叩いたのを思い出して、え、蹴るの?って思ってしまったけど(許せ!)

次の試合は、また新しい選手の活躍が見られるといい。いや、ハセヒロがきっと見せてくれるはずだ。そう念じるぞ。
<ニッカンスポーツより結果>
さぁ行こうぜ 俺たちの誇り 
愛しているぜ
 ラララ ラーラー ラララ ラーラー
 前を向き 突き進め
「サンバDEデート」

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて