Jリーグプレシーズンマッチ2010

大分トリニータ VS アビスパ福岡
10.7.3
世間はW杯決勝トーナメントでわき上がっております。
オランダを圧倒、超絶プレーで攻めまくっていたブラジルが、後半リズムを崩し、退場者まで出して敗戦。ガーナは延長終了間際得たPKを外し、同点のままPK戦へ。結局、絶望の淵にいったんは突き落とされたウルグアイが勝利というドラマチックな幕切れ。

世界レベルのサッカーを堪能する日々。
でも、やっぱサッカーは生で見なきゃね。遠い南アフリカの中継より、日本のJ2でも、大銀ドームで生ですよ、生。
さてさて、リーグ中断期間もあと2週間で解禁。この期間中にチームはどう建て直されたのか。
ファンボ監督のお手並み拝見のプレシーズンマッチです。期待しないわけにはいかない。
おまけに、この試合は藤田の復活試合、さらに、W杯韓国代表メンバーとして南アフリカから帰ってきたキム・ボギョンの凱旋試合。期待しないわけにはいかない。

スタメンは、GK下川、CB復活の藤田、カン、そしてSBに右・梅田、左・内田。
で、藤田復帰でやっとボランチに使える菊地、井上のダブルボランチ。
サイドハーフは右・松原、左・チェ。トップは高松、トップ下の位置に前田。
試合前のメンバー発表では前田ではなく東のはず?と思ったら、痛めたケガがアップでひどくなったので急遽変わったようですね。
ほう、そうかそうか、確かに変わった。
DFでボールを回して、ボランチを経由して縦パスで前線に。あるいは、逆サイドへ展開して深く切り込む。DFラインでもったり、もたもたってとこはあるけど、パスをつないでしっかりビルドアップしようという気持ちはあるようだ。苦し紛れのロングボール一辺倒のあのサッカーとは違う。

17分、高松のゴールはお見事!!
縦パスからゴール前でパスをつなぎ、フリーの高松へ。やっぱ、違うぞ、と思わせた一瞬。

これが1試合続けばいいんだけど、そうはいかないのがトリニータ。
ミスも、判断やプレーのスピードも、まだまだ発展途上だなあ。相変わらずといえば、相変わらず。でも、変わる芽はある。そんなかんじ。
前田さん、いけるじゃないですか。前線でのキープ力はなかなかのもの。菊地のボランチに、トップ下前田のキープがあれば、前線への押し上げもでき、ボランチ起点にぶあつい攻めが期待できるのでは、と妄想するに足る前田さんでした。

ずばっとサイドをぶち破られ、ペナルティエリアに侵入され、止めるすべなく与えたPK。
せっかくの下川セーブも、蹴り直しで失点。まあ、PK与えた時点でこっちはアウトですから、いろいろ言っても課題は課題。
2点目も、事故っちゃ事故だけど、そこまで攻め上がられて、前線に侵入されてんだから、だめでしょう。

井上のケガなんかもあり、ファンボは攻撃的選手を意図があるのかないのか、どんどこ投入していく。
そう、2005年からおなじみのファンボワールド炸裂。
最後には、ボランチの位置に前俊・キム、前線にチェ、森島、住田、高松という、伝説の6人FW、あるいは4−0−6システムという連携も何もないとにかく攻めとけ作戦。

まあ、ボランチの位置でも前田さんはキープ力発揮して、ポポヴィッチの家長ボランチ起用作戦を思い出させてくれました。この試合のトリ的MVPは前田さんですね。

あ、住田はなにしてたんでしょう。まだまだ修行が足りんぜ。
と、レポ書いてたら、アルゼンチンVSドイツは、セットプレーからドイツ先制。
こういう試合見てたら、やっぱ別次元なんだよなあと、しみじみ。
トリも、もっともっと高いところを目指して行くぞ!!
J'sGOALより
止まらねぇ 俺達 大分
暴れろ 荒れ狂え
ラララララララーラララ 
叫び (oi) 歌え
「SEE OFF」

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて