2010Jリーグ ディビジョン2 第16節
 大分トリニータ VS 東京ヴェルディ  
10.6.6
東京ヴェルディもトリニータも、経営問題で揺らいでる。サポーターは純粋にサッカーにだけ心血を注ぐ環境にない。
だからこそのサポーターの気持ちが、ダンマクに表される。
「俺たちはどんなときもここにいる」(東京ヴェルディ)
「思いきってやれ!!」(大分トリニータ)
大分を、トリニータを元気にしたい。
今や全国区の知名度を誇る大分高校書道部、書道ガールズ&ボーイズがパフォーマンスを披露、できあがった作品もサポーターの気持ちを表現したものだった。
スタンドからは惜しみない感嘆の拍手が送られる。
試合前とハーフタイムの2回に渡るパフォーマンス。メインスタンド前、バックスタンド前、ホームゴール裏と3カ所で披露。
なんだこのがらがらっぷりは・・・と唖然。
こりゃ、いいとこ6000ぐらいかと心配していたキックオフ直前。でもなんと公式発表は10000超えた。よくよくみるとがらがらなのは、午後の直射日光が当たるバクスタとゴール裏のバクスタ寄り。みんなどっかに避暑してるのね。おじさんは、灼熱のバクスタでずっと暑さと勝負しておりました。(単に暑さに慣れてるだけだったりするけど)
ゲームのほうも、いっちょ熱いのを頼んまっせ、と念を送る。
出場停止のコバヒロの左SBになんと内田。森島・チェの2トップにサイドハーフが梅田、東。
ディフェンスラインは松原・刀根・菊地・内田と新人さんが3人・・・なんとなんと・・・。
この窮状でも、スタメンに入れない村山ってどうなの?と諸事情うかがいたくなる。

「我々は90分間通して自分たちのサッカーできた。結果がついてこなかったが、守備意識をもって戦えた。」(J'sGOAL)
ファンボ監督のコメント。そうか、そうか、これも戦術ならば仕方ない。今は我慢のときなんだ。選手コメントも合わせて読むと、今日のサッカーは打ち合わせ通りの上々のでき、となる。

たしかに、前半の守備はボールを奪いにいくところがきっちりと意思統一されていて、見応えがあった。
両サイドバックは深く攻め上がることもなく、ボランチもきっちりとDFの前で壁を作り。
かつてみたマグノ・ドド頼みの2トップ8バックサッカーが再現されたかのよう。
左サイドハーフに置かれた今日の東のプレーなら、内田の方がはるかにいい。守って守って、キープできない森島にほおりこむサッカーが自分たちのサッカー。

これなら3バックにして、守備時には右サイドの梅田が下がり目にDFラインに加わるシャムスカ時代の布陣のほうが、内田が生きるし、何よりも東がトップ下で使えるからいいんじゃないだろうか。
実際、カウンターで攻撃に移っても、中の枚数が足りずに、チャンスをつぶしてることが多かった。トップ下に東でも、前俊(強く押!)でもいればもっと違ってくるだろう。
と、素人はついつい思ってしまうのですが。
ひさびさにドームがどよめいた。大歓声が響き渡った。
チェの積極果敢なチャレンジは、ルーズボールも味方し、最後は華麗なるキックフェイントでDFをかわし、振り抜いたボールはGKの股下を抜きゴールへ。
森島のポストからチェの個人技で決まったスーパーゴール。気持ちよい。

ただこのまま終わるほど甘くはなかった。
刀根がクリアできずに裏へ抜けたボールに見事抜け出した河野の爽快なゴール。

松原が梅田とポジションを入れ替え、ひとつ前へ。これで両サイドバックが本職MFの選手になる。そこまで4バックにこだわらなればならないか。なんかのトラウマか?

FWを高松、前俊に代え、攻撃の活性化を図る。
前俊がわくわくさせてくれたが、それも連動するものではなく、結局ゴールは奪えずドロー。

勝てない。
んー、勝てない。
でも、この試合はこの結果が妥当だろう。あれだけ守備的にいけば、1−0で勝つのが精一杯。
追いつかれた時点で勝利は厳しい。

理想のサッカーではないが、現状では仕方ないという認識の元、ファンボ監督が戦術としてやっている以上、どうもこうもない。
あと1試合、なんとか勝利をものにして、中断期間でメンバーもそろって、理想とするサッカーの構築に期待するだけなのだ。
<ニッカンスポーツより結果>
止まらねぇ 俺達 大分
暴れろ 荒れ狂え
ラララララララーラララ 
叫び (oi) 歌え
「SEE OFF」

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて