2010Jリーグ ディビジョン2 第8節
バトルオブ九州
 大分トリニータ VS ギラヴァンツ北九州   
10.4.25
こんなふうにマクを掲げてもらっても、あんな試合だ。
北九州も卑下する必要はないし、大分も奢ってはいかん。J2という同じステージで闘うチーム同士、それ以上でもそれ以下でもない。

北九州の激しいプレスを大分が打ち砕くことができなかった。それがスコアレスの結果、すべて。
完全に負け試合の気分で笛を聞く。そんな気分にさえ、奢りがあるのかもしれない。
ある部分では北九州が上回っていたところもあるのだから。
さてバトルオブ九州とは言うけれど、お初の北九州に対しては、これから闘いの歴史をつくっていくんだからね、って気持ちしかない。まずは、北九州ってどんな選手がいるんだい。
ネタでいじれそうなのは、宮川大輔くらいか。ちなみに「宮川大輔」でググってみると、1ページ目には完全によしもとの宮川大輔しか出てこない。2ページ目中程でようやくギラヴァンツという単語がでてくる。あ、DFの長野ってアビスパにいた長野だ。熱き男・佐野裕哉と桑原のダブルボランチを中心とするチームらしい。
北九州サポさん、いらっしゃい。
選手入場時のチャントがなんと「友よ」。歌ってるサポーターは岡林信康なんて知らない世代がほとんどだろうけど(自分も知らないですよ、ええ、ほんとう・笑)、とってもいいです。歌詞も何もかもとてもあっています。
http://www.youtube.com/watch?v=hNqty9eP1as

気になるフラッグがひとつ。
パロディTシャツでみかける「PUMA」をもじった「PUSAN」。もちろん、プーさんが跳んでます。
前半、いきなりチャンスをつくるも得点には結びつかず。北九州のラインがけっこう高いので、ウラを狙う攻撃が多いように思う。
宮沢の運動量、展開力が目をひく。キムのところで、つぶされるシーンが目立つ。キムを起点とした展開ってのがない。キムでフィニッシュにもっていくのはもう無理。相手は徹底して狙っている。周りをいかさないと。今はシュートコースをつくる余裕さえない。
北九州もフィニッシュに至るまでの形はない。精度も低いおかげで、大分は助かっている。
「俺の・・・」祭りだったんでしょうか?
前半、スコアレスで折り返し。小手川の負傷退場が気にかかる。長期離脱だけはかんべん。
左サイドにコバヒロが入ると、攻撃が右寄りになる。でっかい左のスペースにコバヒロ。サイドチェンジで一気に・・・という展開ができれば理想だが、そこがなんとも。
気になるのはチェ。ゴールを狙う貪欲な気持ちはいい。目下2ゴールは、納得のいく数字ではないだろう。しかし、それが妙な焦りになってはないか。いらだつ場面が多すぎ。いつか退場喰らうぞと心配になる。森島もまだまだメンタル面でのコントロールができていないように見える。
チャンスを続けてつぶし、奮起ではなく焦りにならなければいいが。
菊地の奮闘はいくつもの危機を救った。相手のビッグチャンスになるところを必殺一撃でつぶす。でもそれって、周りとの連携で未然に防ぐべきシーンなんだな。孤立する2バックみたいなところは、まだ依然としてあるんだと思う。
明るい材料は初出場・内田。短い時間ながらも、らしさを見せてくれた。もっともっと出場時間を増やしていけば、闘える選手になる。刀根みたいに、我慢して多くの時間を経験させることができるといいんだけど。
相手も間延びした後半は、攻め手は多くあったのだけれど、2トップは落ち着きを欠いていたし、ためも作れず、人数がそろう前にボールを入れる場面が多かった。速攻拙攻に終始した感がある。
なかなかホームですかっと勝てないのが残念。連勝中だし、かなり楽しみにしてたんだけどなあ。次は横浜FC、そしてホームは千葉。かえってこういう相手の方がいい試合ができるのかもしれない。とにかく期待するのみだ。
<ニッカンスポーツより結果>
止まらねぇ 俺達 大分
暴れろ 荒れ狂え
ラララララララーラララ 
叫び (oi) 歌え
「SEE OFF」

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて