2009Jリーグ ディビジョン1 第34節
 大分トリニータ VS 大宮アルディージャ   
09.12.5
とあるメールでひらめいた。
よし、メインスタンドへ行こう。
最終戦は、ナビスコ決勝の国立で使った1万枚のカラーボードを使ってコレオをやるという。
しかも、ゴール裏だけでなくバックスタンドまで広がるものらしい。

これはぜひとも記録しておかなければ。
ベストポジションで撮るためにS席へランクアップ。
トリニータのためならちょっとでもお金を使おう。
屋台村での収穫は、日田焼きそばにからあげ。日田焼きそばは、もやしとこげこげの感触がよい。からあげは塩加減からっと加減がよい。満足。
ゴール裏には1枚のダンマク。
「一緒に闘おうぜ 誇りと夢を抱いて 僕らは僕達は 大分トリニータ」
おなじみの「大分よりの使者」の歌詞。
じーんときてじわっとこみあげる。
この後もゴール裏のゲーフラ祭り見ても、コールに合わせて拍手しながらでも、コレオ写真撮りながらでも、とにかく何でもかんでも、ああこのトリニータはこれで最後なんだと、じーん、じわっの涙腺ゆるみおじさんになってしまうのだ。
来季は全然違うチームになってしまうトリニータ。
このメンバーで闘うのは最後、というのは毎シーズンそうだけど、今年ばかりはちょっと意味合いが違う。
本当にまったく違うチームになってしまう可能性大なのだ。
ポポヴィッチの続投だって危ない。

もちろん、トリニータはトリニータなので、応援し続けることに変わりはない。
ただ、ポポヴィッチがここまでいいチームをつくりあげ、楽しく美しいサッカーを体現できるようになって、心底、このチームをもっと見たい、応援したいという気持ちは強くなるばかりなのだ。
かなわないことと十分分かっているだけに、つらい。
さてラストゲームのキックオフ。
出場停止の夢生に代わって高松。
ゲームの入りは、いつものポポヴィッチのサッカーを見せてくれた。
サイドからいいクロスがいくつも放り込まれ、でも、フィニッシュが決まらない。
決まらない、決まらないってうちに、逆に大宮・土岐田のスーパーミドルがゴール隅にずばっと決まって大宮先制。
ああ、サッカーってこうなのね、という見本のような展開。
ポゼッションで圧倒しても、ゴールが決まらなきゃ勝てないんだよ。
幅800pixサイズの大写真はこちら
だんだんぐだぐだの展開。
ああ、どうしたトリニータ。
バックラインからひたすら高松に当てようとか、DFラインの裏に出そうとか、そいうったロングボールを多用し始め、あれ?これいつも見てたような・・・って感じになっていく。

後半は3バックに変更。
菊地がボランチにあがって、家長がサイドにまわる。
東のシュートのこぼれ球を高橋が蹴り込んで、ポストに当たった瞬間はひえひえだったけどゴールにおさまって同点。

よし、行けるぞ、行けるぞ、って思おうとするけど、なかなかそうもいかない。
結局、ぐだぐだな展開を引き戻すこともできず、同点のまま終了。
これで10戦負けなしのままシーズンを終了した。
シーズン開幕から17試合で勝ち点4のチームが、最後の10戦で勝ち点20をかせいだ。

後半投入された、西山哲平。
存在そのものが大分の歴史を語るにふさわしい選手だ。
終了後のあいさつにまわりながら、泣いていた。
複雑な思いだろう。

ベンチに入れなかった、梅田、慎吾もどういう思いでこの九石ドームにいることだろう。
大宮サポさん、いらっしゃい クリスマスバーションです
このあとのセレモニーで姿を見たかった。
でも、事情が許さずセレモニーを見ることができないままドームを後にした。

いろんな方のブログや公式でセレモニーで選手が掲げたダンマクを見た。

「私達は皆大分のために戦いたい。
必ずJ1に戻って来ます。
仲間を信じて全員で戦いましょう!!」

チームの置かれた状況が、それを許さないのは皆分かっている。
それでも気持ちは、皆、大分のために戦いたいのだ。
今後、どの選手がどういう契約になろうとも、このメッセージを信じ
来シーズンも応援して行こう!
<ニッカンスポーツより結果>
止まらねぇ 俺達 大分
暴れろ 荒れ狂え
ラララララララーラララ 
叫び (oi) 歌え
「SEE OFF」

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて