2009Jリーグ ディビジョン1 第32節 大分トリニータ VS 川崎フロンターレ |
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09.11.22 | ||||
長女はやる気まんまん。まったくサッカーになんか行く気がない次女を必死に説得した。 試合後、すし名人に連れて行くという約束で、なんとか重い腰を上げさせた。 その次女は、おとうのユニを借りて青で行く、そして立ち応援をするという約束までしたんだけど、早速行きの車中で名言を吐いた。 「青は着ない。じっと座ってサッカーバカ2人に無理矢理連れてこられました感を出すから。」 そんな感は出さんでいい。 |
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というわけでゴール裏。なんだか多いぞ。この前までのあのすかすかとは様子が違う。 結果、20000人越え。いいぞ、いいぞ。こういうときだからこそ、みんなでスタジアムに来て、応援しようや。 よくよく考えるとゴール裏は今年4回目。しかも、ホームは初。来年はもっとゴール裏率を増やそっと。 長女と自分の間に次女。立ち応援の間に挟まって、一人座ったままで、しっかり「連れてこられました感」をかもしてる。強情な奴だ。 いきなり清武が疾走する。左サイドを突っ走って、クロスを入れる。 おお、やっぱ違うぞ、最近のトリニータ。首位・川崎を相手に、臆することなく、がんがん攻撃に出る。しっかりパスも回るし、サイドに散らすし、DFの裏へのパスもポンポンつながる。 惜しむらくは強烈なフィニッシュがほしい。もうちょっと我をはって強引にフィニッシュにもっていってもいいんじゃないの? |
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フェル、夢生、清武のコンビネーションがすばらしい。ああ、パスサッカーばんざいって感じ。 夢生もフェルも、悪い意味でのわがままがなくなったようで、お互いを生かしあうプレーになってきた。これにまだ高松や森島もいるとなると、バリエーションも増えるね。 3人のパスワークであけた逆サイドを、大輔や坪内が走り込むってパターンもきれいに決まった。坪内のどきどきトラップも、本日は安定感高し。 |
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守って守ってカウンターではない。堂々と渡り合って、攻撃を組み立て、鋭い切っ先を振りかざすように攻撃がはまる。気持ちいい。サッカーが楽しい。ポポヴィッチの目指すものがだんだんと具現化してきているのがわかる。 ハーフタイム。0−0のスコアレス。 ああ、このメンバーでのゲームをもっと見たい。来シーズンも見たい。かなわないことだと分かっているけど、いいサッカーをしているうれしさと、そういう意味でのさびしさが複雑に交錯するハーフタイムだ。 |
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攻撃もはまれば、守備もはまる。 やっぱ菊地はいいよ。コールについては、両方の考え方の中で、お互いを尊重する形で行われているけど、自分としては、これだけの働きは、もう認めるに十分だと思っている。だから、思いっきり菊地コールをした。(これはどちらが正解とかそういうことでないので) ボール奪取のタイミングも素晴らしく、そこからの攻撃への展開がまた素晴らしい。ボランチであれ、DFであれ、バランス感覚にたけたこの選手は、トリニータの攻守の要であることは間違いない。 そして、家長。 ボランチとしての起用がまたはまった。絶対にボールを奪われない鬼キープはもとより、展開力、パスの精度も折り紙付き。そして、ポポヴィッチの名言「家長は決して守備ができないわけではない。教わらなかっただけだ。」 トップのほうにいるイメージが強かったので、あれ?家長どこに消えてるなんて思ったら、おお、こんなところでボールを奪っておるか、と意外なとこで活躍しております。 流血したらしい大海は包帯をぐるぐる巻にして、最後の所でボールをはじき返す。気持ちのディフェンスとはこのことだ。 そして忘れちゃいけないエジミウソン。完全に入ったと思ったループは残念だったけど、異様な運動量と、体を張った気迫のプレー。去就がいろいろと心配されているけど、こういう選手はやっぱり必要だ。 |
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虎の子の1点を最後まで守りきった勝利。 あくまでも攻撃サッカーを貫いての結果だ。前節、横浜戦よりも、主体的なサッカー。進化しているように感じた。 リーグ戦は1年通してのトータルなので、今更、もっと早くこのサッカーがなんて言ってもしょうがない。でも、やはりこのサッカーをもっとたくさん見たい。ああ、ジレンマ。 川崎の鄭大世のコメントがこの試合のすべてかな。 「完全に力負けだった。自分たちの良さを出せずに負けた感じ。中盤を自由に使われて、苦し紛れのプレーをさせられてしまった。ゴール前で飛び出せた場面はほとんどなかった。このチームが降格する意味がわからない。良いサッカーをしていた」(J'sGOALより) |
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すっかりトリニータにはまった長女は、どうしても年賀状と、カレンダーがほしいと言う。で選ばせたら、周作が手前にいるバージョンを選択。カレンダーは今年のチームの全選手が載っているので、メモリアルにはなるからいいか。卓上版が出たら、自分用にも買うんだけどなあ。 | ||||
<ニッカンスポーツより結果> | ||||
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reported by miyashu | ||||
|風に吹かれて| |