ポポミラクル　名古屋戦

2009Ｊリーグ　ディビジョン１　第20節
大分トリニータ　VS　名古屋グランパス

09.8.2

08シーズン、名古屋とは深い深い因縁ができた。
ナビスコ杯準決勝、九石ドームの歓喜を忘れない。
リーグ最終戦、上位対決にふさわしい激闘が目に浮かぶ。
小川の発言に闘志を燃やした（根に持つ、とも言う）

09シーズンのホーム名古屋戦は、ポポヴィッチのドーム初采配。
そして、残留のためには絶対負けられない戦い。


ベンチユニ。慎吾の11がないのはなぜ？	グラサポさん、いらっしゃい

ベンチに入れない選手のユニをかけるのは、ポポ体制でも続けるようですね。慎吾の１１がありません。（写真見づらくてすみません）。なぜなんでしょう？家長あたりが、下に着てて得点したら見せるとか、そんなパフォーマンスを想像してみたり。

トップはG大阪戦でも好パフォーマンスのウェズレイ。２列目に金崎、フェルナンジーニョ。（先発予定だった清武は直前にケガしたらしい）左・家長、右・高橋のサイドハーフ。
ボランチに小手川、エジミウソン。３バックは大海、森重、深谷。GKは周作。

メンバーを見ると、かなり攻撃的な布陣。ポポヴィッチのサッカーをどう見せてくれるのか。


キックオフ。 G大阪戦同様に、大分の攻めが小気味よい。出足も速く、タッチ数の少ないパスがどんどんつながる。パスワークでキープしながら、人数をかけて攻め上がる。攻めている時間帯に点が入ってれば展開が楽になるんだけど、そこが相変わらずのトリニータ。やっぱり得点には結びつかず。で１０分も過ぎると、だんだんと相手のペースになっていく。う、これも前節と同じじゃないか。そして26分。高さを警戒してたケネディに、シュートのこぼれ球をうまく足で入れられました。足元もしっかりしてるのね。ヨンセンに入れられた去年の瑞穂を思い出しました。もうここからは見ていていやになるくらい。あせりなのか、何なのか。プレーが雑、ピッチ同様に、荒い、粗い、粗雑。周作はほとんどのボールをDFに渡し、パスをつないでビルドアップする。ここは徹底している。周作のキックは何本あったろうか。でも、ミスのオンパレード。息の合わないプレーで相手ボールになる。家長はDFに徹してるのか、下がってしまってる。しかも攻撃になっても上がりが遅い。気を抜いたようなプレーで相手に簡単にボールを奪われる。「寝ている選手」だ。これでは。

後半、家長に代わって高松投入。しかし、なかなか攻め手が見つからないのは同じ。サイドでボールがとまったり、戻してやりなおしってシーンが増える。ん、ポポヴィッチの言う攻守の切り替えの速さがないぞ？名古屋もそこまで攻めきる感じもない。時間が経つに連れ、名古屋は守りきるぞ体制になってきた。交代選手も守備重視のようだし。ケガもあり、ウェズレイがアウトで坪内イン、深谷アウトで東イン。しかし、なかなか形が見えてこない。刻々と時間は過ぎる。やっぱりまた同じか。ああ、もうロスタイム。４分あるのがせめてもの救いだけど、追いついても勝ち点１。この期に及んで勝ち点１じゃだめなんだよ。でも、勝ち点１も取れそうにない。もう、トリニータのサッカー見たくないなあ。応援しに来るのは絶対来るけど、でも、つらいなあ。ロスタイムの４分も、もう半分は過ぎたろう。おお、フェルのクロスが高松に！！！！！！！！追いついた。やった、勝ち点１でもいいから、追いついたぞ。もうラストプレーかもしれんな。よくやった、よく追いついた。んんんん、高橋からのボールは、金崎へ。金崎のワンタッチでDFとGKの間に出したボールに猛然と走る東。（そのときは、誰が誰だかわからなかったけど） GKの手よりも早く、右に浮かせたボールはゴール！！！！！！！！！！！！え、ええ、え、え、入った。何がなんだか。もう、目の前の現実が信じられない。とりあえず、叫ぶ。いやあ、何がなんだか。


荒れたピッチが・・何も言えん。	いやあ、うれしいい。涙目だよ。

最後のワンタッチパス２本で決めたゴール。
これがポポヴィッチの目指すサッカーを体現した。
それでいいじゃないか。だって勝ち点３だよ。９０分通してのサッカーは、褒められたものじゃない。でも、ロスタイムに２点での逆転劇は、これまでにないメンタルの強さ、信じる力を見せてくれた。

内容は、これからの練習で取り返せる。
でも、この試合の勝ち点３はもし失ってたら、絶対に取り返せない。
だから、いいのだ。

こんなミラクルを見せられたら、何も言えない。
メンタルで負けてきたチームが、メンタルで勝った。それが進化の証だ。

もう、残留しないわけない。
こんなミラクルな試合をしたチームが、残らないわけがないのだ。

<ニッカンスポーツより結果>

止まらねぇ　俺達　大分
暴れろ　荒れ狂え
ラララララララーラララ　
叫び　(oi)　歌え

「SEE　OFF」

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reported　by　miyashu

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