2009Jリーグ ディビジョン1 第11節
大分トリニータ VS 横浜Fマリノス
09.5.9
ベンチ入りメンバーから、家長・前田を外した。
シャムスカの「走れ」というメッセージが、メンバー発表で伝わってくる。
FW高橋・金崎、右サイドに清武。
ボランチの一角に宮沢。

ただでさえ薄いメンバー層なのに、故障者続出。
そこで苦肉の布陣を模索しているトリニータだけど、大宮戦ではシュート4本。まったくお話にならない。可能性のカケラさえ感じられない。
だけど、今日のメンバーは、熟成していけば可能性はあるんじゃないかと感じた。

4バックのディフェンスライン。
ラインの統率云々というレベルではない。個々の守備レベルを考えると、戦力の薄さが露呈される。坪内も、小林も、気持ちは十分伝わってくる。ただ気持ちだけじゃどうしようもないところはあるわけで、じゃあどうカバーすればいいのかと考えると・・・・。
試合前に流れた深谷のインタビューからも、今のトリニータのディフェンスに対するもどかしさが伝わってくる。

そして、90分の集中力。
先取点をとって盛り上がっても、一瞬のスキをつかれ同点。
立て続けに失点して、逆転されると、もう2点目を取れる力はトリニータにはない。
悪夢のビデオを繰り返し見せられる気持ちの悪さ。


森重の言葉に、えもいわれぬ喪失感を抱く。
「2失点目は…、ひと言声があれば防げた失点。なんでそれができないのか…。5枚いたのにやられた。意味が分からない。それに4バックなので5枚いること自体おかしい。自分らの左サイドが課題だと思う。そこを改善しないと、また同じことを繰り返す。話し合う時間をとっているが、ピッチで話したことができなければ意味がない」(J'sGOALより)

時間が止まったような一瞬。
セルフジャッジで言い訳するかのような失態ぶり。これが、極限まで追いつめられたチームのすることか。


ここのところ、ずっとトリニータ関係のコミュや掲示板を読みあさっている。トリ系ブログはもちろん、2chのトリニータスレ、mixiのトリニータコミュ、アズッロジャッロの掲示板等々。
書き込みをする人のトリニータに対する温度差はそれぞれあるけど、トリニータの勝利を願っての気持ちの伝わる書き込みは、共感できる。
ただ何とも嫌な思いがするのが、本当のところを確かめられない「事実」と称してやりとりされる数々のこと。知りたいから読んでしまうし、でも、本当のところを知るツテもない。
監督に関すること。社長、強化部長に関すること。練習場での出来事。通訳やフィジカルコーチの契約のこと。選手のこと。ゴール裏サポクラのこと。

余計なこと考えずに、応援だけしてりゃいいんだよ、ってのも違うと思う。
本当のことを知ってる一部の関係者だけが、これは表に出せないんだけどねってことで、あっちの立場こっちの立場で色々と批判する。
その人たちにとっては、何も知らん奴は黙っとけってことだろうけど、何かねえ、知らない人はどんどん気持ちが離れていってしまう。

ネットなんてそんなもんだよ、ってのが結論か。
もっとうまく使えば、すごい武器になるはずなのに。(って消滅したSNSでよく言ってたなあ)

1−2の見慣れたスコアで敗戦。
またまたぐったりしながら、あいさつにまわる選手を呆然と見る。
バックスタンドも、ゴール裏も、拍手が聞こえる。
もう拍手するしかなくなってしまったんだなあ。どうしようもないじゃないか。
拍手しているのは、そういう意味だろう。

次、というしかない。応援するしかない。
選手も、走って、勝つしかない。
<ニッカンスポーツより結果>
止まらねぇ 俺達 大分
暴れろ 荒れ狂え
ラララララララーラララ 
叫び (oi) 歌え
「SEE OFF」

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて