2008Jリーグ ヤマザキナビスコ杯予選リーグ 第2節
大分トリニータ VS アルビレックス新潟
08.3.23
「試合に出られなくてごめんなさい。」
試合前日、クラブトリニータでのサイン会の席上、ウェズレイは今節の出場停止をサポーターにわびた。(ニッカンスポーツ

なら、いっしょにわびちゃおう。
「え、ウェズレイ獲得?本気?走れるわけないじゃん、大分にはいらないよ。」
こんなこと言ってごめんなさい。手のひら返します。
ウェズレイ出られないなんて、大変だ。今や、ウェズレイなしには、大分の快進撃はありえない。

えい、もいっこわびちゃえ。
「へ、カメ?なんで大分県の地図背負ってんの?あーあ、亀サポか」
ごめんなさい。
なんかニータン、いいよね。いや癒されるねえ。大分向きのマスコットだよ。

さあ、あの日あのとき、さんざんバッシングしたみなさん、いっしょに謝っちゃいましょう。
なに?まだシーズン終わってみないとわからん?ま、それはそうかもしれないけど・・・。
台車で引きずられるニータンが話題沸騰。もっとなんとかかっこつかんのかい、とニータン台車に話題集中の先週。
さて、今週はなんとニータンカーに乗って登場。
降りるときは手助けがいるのね。がんばれ、ニータン。
まずは注目、ウェズレイの出場停止で入ったのは前田俊介。
お、進化してる。
ワンタッチで軽やかにボールを右に左にさばく。クロスなんかも精度がいい。強引、ボールの流れを止めるイメージの前俊じゃない。流れを作っている。
しかも、とりあえずついてます的な守備が、もっとがんばってます的守備に。スライディングしてまでもボールをとりに行ったり、チェックに行ったり。
あとはシュートだ、前俊。
こりゃ、いけるかも。

ようこそ、新潟サポさん
夢生も落ち着いてきた。周りとの連携がスムーズになってきた。見えてきたんだろうか。
そして、この流れがきれいに決まったのが1点目。
自陣からどんどん上がってパスが回る。きれいにすぱんとボールが動き、サイドの藤田に流れたボールはこの時点で決まった感あり。
最後は高松がヘッド。

こんなに気持ちよくボールが回った得点はいつ以来だろうか。いやあったろうか。
守備が安心して見ていられる。矢野貴章のいらだちが守備の鉄壁さを物語る。
互いのカバリングを信じての攻撃的守備が、相手より一歩前でのディフェンスを可能にする。
去年の森重の抜擢がなけりゃ、今シーズンの守備陣はなかったというのを忘れてはならない。
この3バックへの世代交代には幾多の試行錯誤、我慢があった。

2点目は、慎吾・森重のホットライン。
打ち合わせ通りのコースにFKを蹴った慎吾。バックヘッドでコースをそらした森重。
二人の確実な仕事がゴールを演出した。

大型ビジョンで森重のゴールの瞬間を映し出したとき、確かに高松は走っていた。
でも、喜びの集団が散ったとき、高松がひとりで立ち上がれない。
いったんはピッチに戻ったが、ついに交代。

これってあのもみくちゃの中でやっちゃった?それとも、その前からおかしかった?
心配だ。ここで高松が抜けたらと思うとぞっとする。大事に至らなければいいが。
DFの裏へスルーパス。相手DFを抜き去りボールとおっかけっこ。
ああ、そういえば昔こんな攻撃をしてたなあ。
などと妙になつかしい光景をみるような後半。
そう、松橋優が入ってからだ。
やっぱりこういうスピード系のFWもいるよね。これ一辺倒じゃなかなか打開はできないけど、松橋優の存在は、今季のトリニータには貴重だ。
あれあれ、ホベルトどんどんボールもったまま行くよ。
ん、自分で行っちゃうんじゃないか?
あ、打った。ああああ入った〜。

と、豪快に決めてくれましたホベルトの3点目。
お見事。もう、リーグ戦にとっといてほしいくらい。ホベルトも歓喜。
流れの中から1点目。セットプレーで2点目。個人技で豪快に3点目。
しかも、失点はゼロ。
少ないシュート数から確実に決めている今季のエコエコトリニータ。シュート7本(J'sGOALより)で3点ですか。(すごい、といっていいのか。もっと打てといったほうがいいのか)

さあ、来週はリーグ戦。
アウェイ名古屋で勝利すれば、「春の椿事」じゃすみませんよ。リーグ戦の台風の目になっちゃいますよ。
まずは、高松の無事を祈りましょう。

追記:「SEE OFF」はたまらなくぐっときますね。
<J'sGOALより結果>
止まらねぇ 俺達 大分
暴れろ 荒れ狂え
ラララララララーラララ 
叫び (oi) 歌え
「SEE OFF」

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて