2008Jリーグ ディビジョン1 第20節
大分トリニータ VS 清水エスパルス
08.8.9
ニータンもリスペクトするマスコット界のトップエンターティナーパルちゃんを擁する清水エスパルス。
なぜか大量得点取り合いのニオイのするホーム清水戦。
キジマの大吹かし大会もあった、テッペーのおかえり決勝ゴールに涙したこともあった。

そう、ホーム清水戦は、大分にとっていつも印象深い波瀾万丈のカードなのだ。
そして、今回もありましたよ〜。
びっくりどきどきの始まりは、なんとも情けない前半。
清水はDFのウラにどんどこどんどこしつこく蹴ってくるのです。うーん、徹底してるな、と思った矢先のロングボール。
え、藤田もいるじゃん、深谷もいるじゃん、なんで原に振り切られるの〜。
なんで原、きっちり決めちゃうの〜。

やっぱり連携がないのか、五輪留守番DF。

ま、しょうがない。
取り返せ!取られたものは、取り返せばいいのだ。

30分。矢島〜。
と、取られた・・・・。

ええ、がっくりです。
こんな惨めな思いをしに、ここに来たんじゃない。どうしてくれる。
清水の寄せは早いし、攻撃もシンプルで徹底してる。チャンスは確実に決める。

いや、でも、きっとあと1時間後には、よくこんな逆転できたな、すごい、奇跡だ、と浮かれてるさ。
身勝手な妄想も、ホームの大分の強さと、過去の清水戦の大味な点の取り合いを思い出しつつ、本当のような気がしてきた。

結局0−2で、前半終了。
この試合、いつもの場所が取れず、真反対の場所へ。
おっと其処は異空間ではないですか。ちっちゃな子どもがうじゃうじゃしてるし(招待事業がからんでるようだけど)、キックオフになってやおら立ち上がりどっかいっちゃう人もいるし、究極は、なんと試合中いやがおうにも聞こえる雑談。
え、やわらちゃんどうなった?やってるの?え、なんたらかんたら・・・・どうやらワンセグで視聴してるらしき雰囲気〜。

こういうみなさんを引き込むには、劇的なゲームを見せないとね。このまま0−2じゃ、絶対リピーターになってくれんよ。
さあ、後半アタマからシャムスカは攻撃のメッセージを送ってきた。
森島登場。
みるみる活性化する攻撃。
まだ0−2だけど、本気で勝てる気がしてくる。

で、なんかわけわからんけどゴール前のごちゃごちゃから自分の前に出たボールをぐさっとゴールに突き刺した。
高橋大輔、出遅れたけど、やっと開眼の今季初ゴール。

もりあがらないわけがない。
スタンドも叫び声が響く。うおおおおおお。

そして、シャムスカ次のメッセージは更に攻撃的に。
DF藤田を下げ、清武をトップ下に。
夢生との2トップ下。

当たるんですねえ、これが。見事采配的中。
厚みを増した攻撃陣は、清武の初ゴールを呼び込んだ。

うああああああああ、何がなんだかわからんけど、すごい。
招待事業で来た人も、これで必ずやリピーターになるだろ。
ウェズレイのPKまがいやら、森島のオフサイドゴールやら、あれやこれや。
トータルすると、3点目になってたはずのチャンスは多々あった。
でも、悔やんでも悔やみきれないのでは、終了間際の森島の絶対確実チャンスの宇宙開発。

森島、眠れんだろ。そのくらいの悔しさをもってほしいな。
勝ち点3が逃げていった瞬間。
別に引き分けは森島の責任じゃないけど、あれを決めていればって悔しさは絶対選手としては必要だ。
応援するから、次、決めてね。
よくまあ2点差のビハインドを追いついた。
この勝負強さが、トリニータの成長したところだ。負けなくてよかった。

と、普通なら思うところだろう。
確かに負けなくてよかった。

でも、後半を見ていたら、ああ、あとちょっとで勝ってたところなのにという欲が出る。
この欲がリーグ戦の上位を闘うチームなのだ。

大分が本当にリーグの上位で闘う力をもったチームであれば、「勝ち点3」を逃したという思いも必要ではないか。
そこらへんの厳しさが、今後のリーグ戦の行方を占うのだと思う。

上位がそろってこけたため、なんと首位鹿島まで勝ち点差は3。
開幕当初の連勝で「二位タン」なんてふざけてたときとは別物の、本当の上位争いが見えてきた。
次節、新潟戦に絶対勝つことが命題である。


追記:
ついにやってきた清武!!
ケガに泣かされ、つらい経験をしてきただけに、期するものがあったろう。
リーグ戦初出場で、この劇的ゴール。堂々と落ち着いて、確実に決めた。
清武も、「持ってる」選手だなあ。
<ニッカンスポーツより結果>
止まらねぇ 俺達 大分
暴れろ 荒れ狂え
ラララララララーラララ 
叫び (oi) 歌え
「SEE OFF」

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて