2008Jリーグ ディビジョン1 第16節
大分トリニータ VS 浦和レッズ
08.7.12
ロスタイム3分。
しかし、もう浦和の攻撃に脅威はない。完全に大分の守備網の中にある。
ひさびさに、くるんじゃないかなと思ってたら、きたきたきたー。
勝利を確信した大分の凱歌、トリニータオーレがこだまするときがきたのだ。
あとは刻々と過ぎていく時間を使うのみ。ゆったりとしたボール回しに余裕さえ感じる。
なんとアウェイゴール裏がすべて浦和のアウェイ席として占拠された。
いったいどうなるんだ。これまで日曜の夜とか都合のつけにくい時間に開催されることが多く、ここまで浦和サポに押しかけられることもなかったんだけど、今回は土曜の夜と都合が良い。
結局、アウェイ側ゴール裏のみならず、メインのアウェイ側もなんか赤く染められてしまった。

くっきりと青と赤に染め分けられたスタジアム。
ぶつかり合い怒号となって響くコール。
期待感はいやがおうにも盛り上がる。
立ち上がりこそ、浦和の攻めに後手後手の感があった。威圧されている。
しかし、そこに前俊。
夢生、ウェズレイとつながったパスはサイドの慎吾へ。
慎吾のクロスはなぜかどフリーの前俊のヘッドにつながった。うわあああああ、狂喜のときがこんなに早くやってきていいものかい。前半10分。
なんで前田があんなにフリーなんだと思ったら、慎吾のインタビューに「ウェズレイがDFを引き付けてくれたら、前田がフリーになると思ったら、ドンピシャリで合った」とありましたね。
だんだんペースは大分に。
支配率は断然浦和だろうけど、大分の守備に心なしか余裕が感じられる。
3バック&ホベルト&両サイドがドン引きの6バックの場面もあったりするけど、浦和にもたれてるって感じから、もたせてるって感じに変わってきた。(あくまで主観)
大輔は守備に徹して、しっかり仕事をした。影のMVPか。
ヘッドのクリアがかなりあったぞ。大輔のヘッドは攻撃のためだけにあるのではないのだ。
周作も見せ場をつくる。(本当はないほうがいいんだけど)
ウェズレイの超ロングキーパー頭越しバーにはじかれ残念弾はすごかった。一瞬のスキを逃さず食らいつく「猛犬」は健在なのだ。チワワのフリした猛犬、ここにあり。
後半、永井、エジミウソンに代わって高原、司登場。
確かに浦和の時間帯は多いものの、後半は特に安心して守備を見ていられた。いや、守備を見るのが楽しくさえあった。
司のアグレッシブなドリブルも、アグレッシブなエジミウソンの守備につぶされた。

後半20分、前俊に代わってコバヒロ。
え???この交代の意味は?
守備固めにしちゃ早すぎる。

いきなりチャンスにからんで猛然とあがり、フィニッシュまで行ききれずにつぶれるなんてご愛敬もあったが、徐々につぶし役、蹴りだし役、重戦車のように駆け上がり役に徹するようになった。
でも、ゴール前で、みんなでジョーカー譲りのようにボールを譲り合うのだけはやめてね。
コバヒロは打て〜ってときにほんとによくボールを回してとられる。

夢生の技ありスルーパスから決めたのはウェズレイ。
2−0。

もはや浦和の動きは寸断されている。いや自滅的に寸断しているのか。
本当にこの勝利は大きいね。
浦和相手にここまで自分たちのゲームが完璧にできるなんてすごい。(支配はされてたけど、あれは、させてたのだ・笑)
FW2枚が、それぞれ流れの中で得点を決めたのも大きい。

まあ、今夜は笑って眠ろうか。
<ニッカンスポーツより結果>
止まらねぇ 俺達 大分
暴れろ 荒れ狂え
ラララララララーラララ 
叫び (oi) 歌え
「SEE OFF」

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて