2008Jリーグ ディビジョン1 第12節
大分トリニータ VS 東京ヴェルディ
08.5.10
フッキ、ディエゴ、レアンドロのブラジル人トリオが大暴ればく進中の東京ヴェルディ。
しかぁ〜し、相手は中3日で北海道から大分まで移動って何かの罰ゲームでも与えられたかのような日程。対する大分は、鹿島のACLの関係で11節をすっとばして中6日でしかも、ホーム連戦。
策士シャムスカさんは、じっくり対策を練ってますよ。さあ、ブラジル人トリオを抑え込むのだ!
バウミール・クルスコーチ(前大分)の前で、進化した大分を見せてやりましょう。
さて本日は「サッポロビールサンクスデー」。スタジアムには巨大ドラフトワンめじろんバージョンがどーんと鎮座し、イメージガールもせっせとキャンペーンなのだ。「えがしら」じゃなかったのね。
サクンクスデーは何と無敗だそうな。ジンクス生きるか。
寒い、寒い。朝からずっと雨、しかも風も強い。もう吐く息が白いんです。朝までドームの屋根は開いてたそうで、ピッチ状態はウェットです。ボールコントロールも勝敗の行方を左右するのか。
ヴェルディサポさん、いらっしゃい
キックオフ。
開始早々から、コンディションの差が明らか。大分の守備陣が、ブラジルトリオを抑え込む。しつこく、ねばっこく、うまく。森重の強さはフッキもはねとばす。大海も巧みに体を入れてボールを奪う。深谷のチェックもいいタイミング。ホベルトはディエゴに密着マーク。自由にさせない。
3バックとダブルボランチは集中力を切らさず、本当に危なげなく攻撃の芽を摘む。

いやいや、守備を見るのが楽しいんです。しかも、大分の守備は非常に攻撃的な守備で、躍動的。ジャッジの不満も含めて、相手はどんどんいらついてくる。ほれほれ、自滅までもうちょっとだぞ、ってな感じで大分ディフェンスは完全にヴェルディの攻撃を封じ込めてしまった。
ほんと、楽しいね。
ところが、大分の攻撃もなかなか決まらない。
決定的なチャンスもなく、前半はスコアレス。ま、失点してないので、プラン通りなんでしょう。
と思ったら、後半開始早々にコバリョウのクロスを相手DFがはじいたのが、エジの前に。
しっかりコースを見て打ったボールは、きれいな弧を描きゴール右隅へ。うわわわわ。やったー。テッペーのお子さん誕生を祝福するゆりかごダンス(バクスタから見てて気づかなかった、というか見てない)。録画を見ると夢生のはしゃぎっぷりが微笑ましい。
さて、ウェズレイ。
やはりいるといないでは大違い。ボールをおさめ、散らす、打つ。相手の注意はどうしてもウェズレイに集まるので、夢生や優が生きる。
かなりひいた位置や、サイドにも出没して、ボールをもらい、攻撃を組み立てる。
動かない、動かないって言うけど、走り回るだけがFWの仕事じゃない。ここってときのトップスピードは見せる。(めったに見せないけど)
東京Vの服部のコメントにもあったけど、ウェズレイは大分の攻撃に非常に効いてた。
しかーーーーーしぃ、ウェズレイ。
一言言いたい。
決めてくれ。
後半、あれだけチャンスがあったのに。
決めろ、決めろ、ウェズレイ、君の決定力が見てみたい〜(優さんのチャント風に)

そして夢生。
大分のファンタジスタは、ほんとにわくわくさせてくれますね。
シュートを打つ判断が早い。そして鋭い切り返し、ターン。もっともっと進化して、とんでもない化け方をしてくれるでしょう。家長が復帰してもトップ下は夢生ですね。
トリニータ、オーレ、トリニータ、オーレ〜。
ホーム連続のトリニータ・オーレだ。
ああ、快感。
ヴェルディのコンディション不良というハンディを差し引いても、余りある完勝と言っていいでしょう。
勝ち点差のつまったダンゴレース状態のリーグ戦にあって、この勝利は大きい。
サポーターのメッセージが書き込まれたフラッグを掲げ、あいさつに来る選手。
ニータン号も出動。
やっぱり勝利は気持ちいいねえ。スーパーヒーローはいないけど、チームの結束力はスーパーだ。
千葉にも勝つぞ!
<ニッカンスポーツより結果>
止まらねぇ 俺達 大分
暴れろ 荒れ狂え
ラララララララーラララ 
叫び (oi) 歌え
「SEE OFF」

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて