2002 FIFAワールドカップ TM記念事業
Jリーグプレシーズンマッチ


大分トリニータ VS 上海申花SVA
07.2.12
久しぶりです、この空気。すこーんと晴れ渡った如月の空。
なんでこんなに暑いんだバックスタンド。
いや、ね、もう汗がにじむようなかんじ。マイクロフリースの長袖の上にレプユニという格好でも、もう暑い暑い。

そしていよいよ新生トリニータが見られます。
例年より練習試合やPSM、がまだすリーグなどかなり試合が多いキャンプ期間。こりゃ、相当チームも熟成されることでしょう。
とりあえず、この試合は、フィジカル中心のグアムキャンプを終えて、これから戦術をつめて連係をとっていくという段階での試合。
でも、期待はしてしまうわけです。あの選手のプレーはどんなかな、と。
スタメンにはブラジル人トリオ、宮沢がいます。両サイドに根本、高橋。ボランチから上のセンターラインがぜんぶ入れ替わったということですね。
不安より先に立つ期待。試合直前のピッチ内練習では、ネモのクロスにセルジーニョ、マラニョンが飛び込む。そしてFKのシュミレーションにも余念がないネモ。やる気、だぜ。
高橋はDF重視で、4バック状態が多い。かなりの運動量で上下を繰り返す。
根本は上がり目、アウグストとのコンビネーションプレーが見られる。去年と目に見えて違うのは、根本のアグレッシブさ。ディフェンスもねばり強く体を寄せていく。クリーンでセーフティーイメージのネモが変わる。

そして注目の新加入選手。
マラニョン。やっぱ違います。ちょっとしたボールの扱いも落ち着き払ってる。あれこれ指示を出し、しっかり舵取り役(ボランチ)をやっている。
そして、FKの威力。また真ん中のスペースがあいたときの3列目からのシュートも期待できます。そしてなんと言っても去年と違うのが、長い正確なボールでの展開。縦でもサイドでも正確なフィードがいきます。運動量がちょっと劣るかな。安心感、期待感は絶大。
宮沢は運動量豊富で、マラニョンとスペースを埋め合うようにあちこちに顔を出します。前半は、マラニョン下がり目で、宮沢が攻撃参加というかんじでした。
二人とも、長い正確なキックをもっているので、一発で両サイドの空いたスペースへ展開できます。ここが昨年と一番違うところでしょう。
高橋、根本をどんどん走らせ、相手の意識がサイドに寄ったところで、中央からボランチが走り込む。

攻撃のいくつかの「かたち」が何回も見られました。去年のVファーレンとの練習試合を思えば、格段のできの差がありますね。

アウグストは、左でプレーすることが多いけど、スピード、パス、突破としっかり見せてくれました。後半、エネルギー切れか、もって囲まれてバックパスパターンが繰り返されたけど、カラータイマー付きでしょうか(笑) かえどきの見極めが大事ですね。もちすぎ注意報を発令するときがくるかも。

そして、勝利の得点を決めたセルジーニョ。
DF裏へのボールに、オフサイドにかからず抜けだし、きちんとトラップし、落ち着いて決めたのは、実力の裏付けになったかもしれません。
でも、スピードもあまりないようだし、プレーの流れの中で存在感があまり感じられなかったし。まあ、今後に期待。

大海劇場は今年も健在です。中国相手だから、不穏な空気作るなよとも思いながらも、ああやって自分を鼓舞してるんだな、あれが大海の気合いのバロメータなんだなと見守る。チームメートからも大海、落ち着けの声が飛ぶ。
終了前には、韓国、中国チームとのPSMのお約束なのか、もめごと勃発。(写真左)
なんだかもう慣れっこになってしまったなあ。以前は高松が殴られたこともあったっけ。

後半には交代選手として、森重、市原登場。この二人、ずいぶん体が強くなりましたね。見た目も「高卒ルーキー」時代とは違いひときわたくましい。
森重は守備的な局面で使われることが多くなるのでしょうか。攻撃参加も見せてくれました。そして、ポスト高松として期待されるポストプレーヤー(ああ、ややこし)の市原。高松を脅かす存在になってくれなければ、次世代トリニータは成り立ちません。がんばれ。
1−0での勝利。
この時期、結果なんてどうでもいいっていうけど、やっぱり帰り道のドーム東階段を降りる足どりが違うんですよ。
気分いいね。ベストメンバーかどうかは知らないけど、中国の強豪をやっつけた。
これで、宮崎キャンプもさらに期待度が高まる。

今年のトリニータは、さらに進化してるぞ!
<試合データ オフィシャル>
一緒に闘おうぜ誇りと夢を抱いて
僕らは 僕たちは 大分トリニータ
必ず勝利する 最強のチームなんだ
最高で 最愛の 大分トリニータ
la la la la  la la la la la・・・

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて