宮崎トリ三昧
〜トリニータ宮崎キャンプレポ〜
07.2.18
未明の空は、夜明けをはるかかなたに。
なぜか浜田省吾がかかっているHDDオーディオ。いやあ、夜明けといったら浜田省吾だねえ。誰も同意せず。

目指すはシーガイアイベントスクエア。延岡あたりで明るくなる。
コンビニの朝食。高級肉まんとふつうの肉まんの違いがわかるかい。炭火塩焼豚まんは焼鳥屋の味。

だんだんと南国のニオイがしてくる。単純、フェニックスだ。ハワイアン聞いて南国を思うのと同じ。
キックオフ1時間ほど前に着く。そろそろ選手も入ってくる時間になり、アップの様子なんぞ、ぼんやり。
プラチニがぎこちなくフェイントの練習なんぞ。なぜできないの?って顔しながら自問自答か。周作もいる。サテメンバーなので、今日も試合はおあずけのようだ。
松橋優も別メニュー。早くプレーが見たいんだけどなあ。

9:30 VS宮崎産業経営大学
3バック、真ん中にはでっかいボウズ、柴小屋。右は練習生のよう。トップ山崎と組むのは金崎、小手川(U-18)。ボランチに入ったベテラン西山がキャプテンマーク。
雨上がり、雲行きは途中あやしくなれども、気持ちのよい空気。
ピッチの湿った緑が期待感を誘う。この試合に期待するのは、アグレッシブな若いエネルギー。
いきなり大きなクロスフィード、が相手選手に通る。これがもとで、セットプレーからの失点につながった。
が、あとはもうチェックにいったボールがどんどん大分ボールになり、あまりプレスもかからず、いいように攻撃を組み立てる。
左サイドのプラチニは、スピードもあり、シュートもものすごい威力をもってるんだけど、どうもプレーの選択幅が少ない気がする。あせらず周りを見れば、もっといい選択があるだろうというような。
小手川は面構えがいい。おそれず、攻めにいける。
後半に入ると、ユースや練習生がいっぱい。わけがわからない。
清水がPK止めたのが、いいぞっ。
結局、8−1
さあ、次は宮崎総合運動公園だ。
おお、でっかい。これがあのサンマリンスタジアムか。巨人ファンではないが、巨人キャンプにもぐりこむ。
プロ野球のキャンプって一大観光事業なんですね。ちゃんとインフォメーションもあり、練習日程やいろんなパンフもそろってる。ちゃんといい時間に紅白戦が組まれてるし。
なになに・・・・プロ野球の練習って1日あるんですね。長い。
公園内に生目(ホークスキャンプ)行きの臨時バスのりばがあるのにはびっくり。かせぐねえ。

紅白戦までの時間、屋台村で昼食。
やっぱ、地鶏でしょう。炭火焼きでしょう。柔らかく、適度な歯ごたえ。上々です。
ラーメンは屋台と思えぬほどちゃんとちゃんと。煮たまごもばっちり。
さあ、紅白戦。
といっても、じつは最近の巨人の選手の名前を知りません。え、大道っていつのまに巨人?ってぐらいですから。
昔は、野球の試合の呼吸というかテンポがよかったんだけど、圧倒的にサッカーを見ることの方が多くなってからは、野球のテンポは退屈。
さあ、ベガルタとの練習試合はどこだ?
勝手にサッカー場と思って行くも、誰もおらず、さびしい。隣でもない、そこでもないと、残るはメインの陸上競技場。どうやら正解らしく人の波も流れている。
さて、よくよく考えれば因縁のベガルタ。あのとき同点弾を放ったネモは大きく成長したよ。
と、いいとこばっか仙台に見せつけてあげたかったんだけど、現実はそううまくはいかない。4バックでしっかりスペースを消し、がんがんプレスをかけてボールを奪いに来る仙台。ボールを奪ったら、速攻がんがん。
やはり大分はこういうチームに弱い。ボールの出しどころをなくし、リズムをなくし、打開策を見いだせない。
今年のチームは、運動量で勝負、というタイプではない。軽やかなパスワーク、ピンポイントのフィード、ともするとベルガーサッカーを体現できるのではないかというような特徴をもったメンバー構成。
汗かき役、つなぎ役のいない中盤と、飛び出すスペースを消されたトップ。クロスは放り込む先がない。深谷も懸命にサイドを使おうとするが、逆襲を食らう。

キャンプもピークを迎え、疲労度もかなりだろうことは容易に推測が着く。
リズムがかみ合わないときは、こういうこともある。
だから、帳尻あわせでも、同点の面目を保ったのは、せめてもの救いかもしれない。
切り札がほしかったなあ。金崎は、終盤、お互いにのびきった守備、攻撃陣の大きなスペースをついていいパスを出す。
こういうときに必要なのは梅崎タイプかもしれない、と思いつつ。(梅崎、は例であって、彼が要るって意味じゃありません。念のため)

それにしても、この時期、つまらないケガだけはしないでほしい。
ラフにやりあう場面も幾度かあった。闘志を見せるのはいいが、冷静さを欠く行為は、プレーにはマイナスだ。頼むよ。「なんでやねん」には、つい笑ったが。
さて土産は「なんじゃこら大福」。けっこう大きい。あんこの大福の中にイチゴ、栗、クリームチーズ。まさになんじゃこら。他にもおもしろいお菓子がいろいろ。試食だけで、おなかいっぱいだったりする。
夕食は、おぐら、宮崎の街道沿いにはふと気がつけばおぐら。
タルタルソースの酢がポイントなのか。お約束のチキンナンバン。もう食えません。

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて