2007Jリーグ ディビジョン1 第22節
大分トリニータ VS ヴィッセル神戸
07.8.25

ここんとこいつも暑い、暑いで始まるスタジアム入り。
さらに汗をかきたいのか。ラーメン。
さすがに誰も並んでいないのが、ちょっとお得感。(本当か?)
勝利を祈願して、暑さに耐え熱いラーメンで戦闘態勢に入るのだ。

再開後、FC東京に勝ったものの、その後2連敗。
特に前節の広島戦はまったく気持ちが感じられず、このままでは「降格」がかなりの確率で現実味を帯びてくる。
トリニータはこのままで終わってしまうようなチームなのか。
神戸、千葉、甲府と順位の近いチームとの3連戦。
この3連戦で先が見えてくる。
気持ちを見せろ!
不安>期待という心もちで試合に入る。もちろん、選手にはそんなことはないだろう。あったらその時点で負けだ。
その不安を増殖させるような序盤戦。
どうも落ち着かない。神戸の時間が過ぎる。ここで得点されるようだと、また同じゲームをやってしまうぞ。
おいおい、あー、深谷、それはないだろう。
とにかく耐えろ!
大輔の得点で流れが変わる。
得点というのはすごいもので、選手の動きが一変してしまう。
それにしても大輔、DF2人に競られながら、完全に頭2つも3つも抜け出した打点の高さ。すごいねえ。口あんぐりの仰天もの。

近藤、レアンドロの2トップに加えて朴、大久保のサイドがほぼ1列に並ぶ驚異の4トップ強烈攻撃陣に、大分は5バックで布陣を敷く。
しかし、これが奏功したのかもしれない。
大輔が前へ出るスペースを得た。

1−0のリードに変わり、大分の出足はどんどんよくなっていく。
エジミウソンの「一歩前」のメンタリティが浸透したかのように、とにかく一歩でも前に、前に足を出し、懸命のディフェンスから速攻パターンを繰り出す。

藤田のディフェンスが効いている。
司のボールへの執念。
大輔はとにかく相手の前へ前へ体を入れようとする。

この3人の動きが特に際だって見えた。

大海、藤田、鈴木の左ライン。22、33、11のゾロ目トリオの連携。司が鈴木にからみ、サイドをゆさぶる。(ちょっと意思疎通がうまくいかないとこもあったけど)

リードしてからのゲームコントロールは、若いトリニータの課題だった。
なんとか1−0で折り返す。はらはらしつつも、なんとか一息。
サイドを有効に使えたのもこの試合の収穫。
2点目は、高松が左から思い切り逆サイドへの大きなクロスから。
これを思い切りよくダイレクトで打っちゃうかあ、高橋。
何かをやらなければ、ありきたりでは阻止されてしまう。たとえ、失敗してもやってみなければ。
その姿勢が大事だなあ。
やっぱすごいよ、高橋大輔!
2−0のリードでシャムスカ監督が切ったカードはホベルト。
松橋との交代。
藤田が下がって4バック。攻撃的な4バックというより、より守備的にラインを敷いたかんじ。
基本4バックの、ときおり5バック。

はじめてのエジ・ホベダブルボランチ。
ホベルトはかなり前に出る。
藤田もいいけど、エジ・ホベのダブルボランチもかなりわくわくさせてくれそう。

しかし、そうそうプラン通りにはいかないものなのだ。

高松の中途半端な横パスをカットされ、急転直下、決定的なピンチを招く。
森重がファウル覚悟で止める。ここで止めなきゃ、ゲームの流れそのものが変わってしまう。
2枚目のイエローで、退場。

このあと神戸のボッティも2枚目のイエローで退場。
なんとか帳尻合って、10対10。

大分はなんとかボール保持時間を長くして、リードを守りにかかる。
こんな時間は、長く感じる。
まだか、まだかで、やっとロスタイム。
え。4分。

しかし、もうすぐ至福の時間はやってくるのだ。
ついに、さ、さ、やってきました。
トリニータオーレ〜、トリニータオーレ〜、トリニータオーレ〜。
いいぞ、いいぞ、この時間のために今日がある。
ロスタイムよ、トリニータオーレにのってどんどん過ぎろ。
ほっとした。
うれしさよりも、そっちのほうが強いです。
戦い続けなければならないのです。
今日の勝利の歓びを、
明日につなげる。

選手の笑顔は最高ですね。
一歩でも、半歩でも相手より前に足を出そうとする意志の見えるプレー。
それが見られての勝利は大満足です。
さあ、問題は次の試合で継続されるかということ。
今までさんざん期待させておいて、次でころっと、ってのが今年の大分ですからね。

千葉戦、お願いしますよ!
<ニッカンスポーツより結果>
一緒に闘おうぜ
誇りと夢を抱いて
僕らは 僕たちは 大分トリニータ
必ず勝利する 
最強のチームなんだ
最高で 最愛の 大分トリニータ
「大分よりの使者」

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて