2007Jリーグ ディビジョン1 第20節
  大分トリニータ VS 清水エスパルス 
07.8.15
後半戦始まって最初のホーム。
前節のすかっと胸のすく逆転勝ちのいいイメージをもって帰ってきたホーム。
新戦力のフィット具合は?チームの変わり具合は?
果たして大分は堅守速攻を取り戻せたのか。
リベンジ16の第2弾。
リベンジキャラ登場。はぁ〜?ヒール・ウサギですか。なんか突貫工事ってかんじのつくりに加え、キャラづくりもいまひとつ。
これこれ13番をたたくでない。
マスコットキャラ王国清水サポさんに到底お見せできるものではない。
ちょっと清水に研修に行っていて、パルちゃんに極意を習っておいで。
(ひそかな不安・・・このままマスコットにするつもりじゃないだろうな・・・)
高松、梅崎、鈴木の前線。
3人が自在に入れ替わる。高松・梅崎の2トップのようでもあり、高松の1トップ、2シャドーのようでもあり。大分の新しい3トップの出現はおおいに期待を持たせるよ。
根本が左サイドに復帰。目に鮮やかな黄色いスパイクで、プレーも鮮やかに。
根本も左だけでなくかなり自由に動いていたのが印象的。
去年のいいときの大分が戻ってきた。

大分の前半の2得点は、まさに藤田さまさま。
鈴木の持ち上がったボールを受けた藤田は脱兎のごとく右サイドを駆け抜ける。
ライナー性の速いクロス。見事に合わせる高松。
え、今の藤田だった・・・と失礼ながら目を疑ったすばらしいプレー。
重ね重ね失礼だが、これまでの藤田は、走りはOKだが、最後のクロスやパスの質に精度を欠くというイメージをもっていた。
エジ・ホベ補強で熾烈なポジション争いに身を置く中で、渾身のプレーが結果を出したのだろう。

さらにさらにまたまた藤田。
中央右での位置でボールを持ち、いつものようにちょっと躊躇したように見えた。
そしてこのとき、なんだかピッチ上のすべての動きが止まったように見えた。
と、突然藤田が中央にボールを持ち込んだ。
え、どうする?何する?と思った瞬間。
ゴールに向かってパスを出した(といっていいような正確なシュート)
これがうまいことコースを割ってゴール!!!!!

藤田のガッツポーズに思わず笑み(シャレじゃないので、絶対、ね)
まず、あっけにとられました。そしてうおおおおおっと歓喜。

藤田がここまで思い切って攻撃参加できるのは、エジミウソン効果あってのもの。
コンビネーションなくしては、どんないい選手も力を発揮できないということですね。

はい、ここまででレポート終わり。

となれば最高のゲームだったのだけど・・・・。
サッカーの格言のように言われる2−0のスコア。
2−0は危ない。次の1点をどちらがとるかでゲームの流れは決まる。
さんざん言い尽くされた通りになってしまった。
2−0とした直後、シュートの跳ね返りをフェルナンジーニョに決められる。
跳ね返りを決められたのはしょうがない。その前にシュートを打たれたのは防げたんじゃないか。どうしたDF?

ここでせめ前半はリードで終われるように、ゲームコントロールしなければならなかった。選手もベンチもそれは言うまでもなくわかってる。でも、浮き足だって見えた。
前半の終盤。
CKをフリーで決められてしまった。どっと疲労感。選手のがっくりくるのが見える。
これがチームの「若さ」なんだろう。
3点目の失点もクロスをきれいにフリーで打たれる。
どうしたDF?
4点目、フェルナンジーニョにあしらわれる。いいように振り回されるDF。お見事シュート。個人技に翻弄されてちゃいけないよ。
逆に大分でこういう得点ができるかと言えば、思い当たる選手はアウグストぐらい。早く戻ってこい。戻ってくるのか?
2−4で2点を追いつかねばならない大分。
ここで攻撃的な選手をどんどん投入する。点を取れというシャムスカのメッセージ。
前田、章太、金崎。
しかし、時間も少なくなり、どんどん守備を固める清水のゴールはなかなか割れない。
コースのない中でもいくら打ってもボールは跳ね返されるばかり。
そんな中、金崎のゴールで同点のチャンスまで光明を見いだせたのは、チーム力のアップと見ていいところ。
4失点の相変わらずの守備。
確かにJ1の力をもったチームが相手であるから、絶対に失点しないなんてあり得ない。しかし、もっと防ぎ得る失点もあったはずだ。あと1点防いでいたら勝ち点1、2点防いでいたら勝ち点3。
その積み重ねが今の順位。

試合終了と同時に、多くの選手がピッチに座り込み、あるいは倒れ込んだ。
勝負への執念をもって、最後までピッチをかけずり回った証拠だ。
でも、それだけではどうにもならない部分がある。

この試合は、前半を2−1で折り返せなかったことが、すべてかもしれない。
勝利の花火なら最高だったのに
再び降格ラインに立たされた大分。
広島戦ではなんとしてでも勝利をもぎ取らねば。
うまくいけば13位。ヘタすりゃ17位。
頼むよ、点取られるなよ。

ここはひとつ、故郷への凱旋ゲームとなる森重に奮起してもらおう。
でも、森重、いいよね。ヘディングは絶対勝つし、強さもはんぱじゃない。三木は華麗にボールを奪うって感じだけど、森重は屈強な壁。
福元じゃなくて森重ってのもよくわかる。
もちろん、足りないものをこれから身につけていかなければならないんだろうけど、うまく成長してほしい。
<ニッカンスポーツより結果>
一緒に闘おうぜ
誇りと夢を抱いて
僕らは 僕たちは 大分トリニータ
必ず勝利する 
最強のチームなんだ
最高で 最愛の 大分トリニータ
「大分よりの使者」

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて