2007Jリーグ ディビジョン1 第16節
  大分トリニータ VS ジェフユナイテッド千葉 
07.6.20
どうも雲行きがあやしい。会議がさけられぬ。
あ、今日あるんやな。ホーム、千葉?とか、急ぎよるわけがわかった、とか、すでに察しておられるみなさん、どうか会議を早く終わらせて!

いや、半分覚悟はできてるんですよ、後半だけでもとか、もうスカパーしかないかとか、ね。
でも、みなさんの思いやりか、早めに終わって、よし高速だ!
一路、ドームへ向かうは楽しい旅路なのだ。半分あきらめてただけにうれしい。
生中継じゃ伝わらない愉しみがあるのだ。
時間を見誤った。
東口屋台でとんこつラーメン、吉野の鶏飯ドームグルメゴールデンデラックスセットをためらわず買い、シーパス御用達50円割引後価格750円を払って席に着く。
時、すでに遅し。

選手コールが始まってしまったではないか。
ふくもと〜、ふくもと〜、ずるずる、ぱちぱち。
ずるずる。ふうう。

ラーメン食いながら、選手の名前を呼び、ふうふう汗かいてる変なおじさんの構図がそこにあったのだ。
さらに鶏飯食いながら、カメラを構えるのだ。
藤田の気合いが、千葉の芽を摘む。
マラニョンもうまい間合いでパスカット、攻撃へどんどんあがる。
確かに、おお、いいぞと思った時間帯もあるのだ。
ダブルボランチがうまくかみあって守から攻へ、展開の妙を見せたりもしたのだ。

しかし、千葉の走りとパスワークはトリニータを上回った。
イメージの共有、運動量、正確性。
千葉の走るサッカーは随所に健在だった。

ただ、千葉の悔やむべきは決定力を欠くと言うこと。巻はどこにいるかわからなかったし、前節甲府戦のようなゴール前の攻めはなかった。

トリニータの攻撃は、少しずれを感じた。
象徴的なシーンは、梅崎が中央にもちこんで、左セルジーニョ、右前田という位置で、自ら打った場面。
セルに出していれば、もっと可能性は高かったかもしれない。
興奮して、梅崎に叫ぶセル。

逆の場面もあった。
セルジーニョの緩慢なプレーもあってか、どうもフィニッシュの連携が悪いような気がする。個人技がある選手だけに、前田、梅崎、セルが信頼関係を失ったときが怖い。
トリニータのパスワークは千葉のそれとは比べるべくもなく、精度を欠いた。
根本に代わって先発した宮沢は、守備的にプレーし(しかしがつがついくわけでもなく)攻撃の起点とはなれなかった。

千葉が決定力を欠いたおかげで、ゲームはなんとか0−0の均衡を保って進んだ。
しかし、そこはやはり千葉、羽生から山岸へのパスは、反転してのきれいなシュートに結びついた。

章太、金崎、山崎と攻撃的な選手を投入し、最後の最後まであきらめず戦ったトリニータだったが、攻撃の意思統一がなされぬまま、孤軍奮闘の各選手という印象が強い。
ワンタッチパスでもっていくことはもっていくけど、フィニッシュのアイデアにイメージの共有が見られない。

おそらく他サポから見たら、相当に退屈な試合だったろう。
締め切ったドームの湿度のせいにはできない。
土曜日に試合があったせいにももちろんできない。(千葉は日曜だし)

でも次の試合は3日後にやってくる。
はるかな小瀬(おぜじゃないよ、こせ)の地で甲府を叩くのだ!
<ニッカンスポーツより結果>
一緒に闘おうぜ
誇りと夢を抱いて
僕らは 僕たちは 大分トリニータ
必ず勝利する 
最強のチームなんだ
最高で 最愛の 大分トリニータ
「大分よりの使者」

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて