第86回天皇杯全日本サッカー選手権大会 4回戦
 大分トリニータ VS ザスパ草津
2006.11.5
天皇杯のプログラム(っていうのかな、あの1000円の冊子です)を読みながら、がらんがらんのバックスタンド中央に陣取る。
過去の天皇杯名場面がおもしろい。
2001年3回戦。ジュビロ磐田VS駒沢大学。
この駒大のメンバーはほとんどJリーガーになってるんですね。那須大亮もこのときのメンバー。で、2トップが巻誠一郎、深井正樹。ジュビロを追いつめただけあるわ。
そして、だれもの記憶に残る天皇杯最大のジャイアントキリングといえば、2004年5回戦。J1チャンピオンの横浜Fマリノスを延長の末下したザスパ草津。
2人退場者を出しながらも、GK小島は満身創痍のずたぼろになりながらも、勝ってしまったんですね。この年ザスパはJFLに昇格したばかりで、1年目でJ2昇格を決めた年。それにしても壮絶な試合でした。
で、この試合のFWが山崎雅人だったわけですね。なんとなんと。
はあ、長い枕になりましたが、格下相手の試合の難しさを理屈では分かっていても、なんとなく気が抜けてしまう。
何点取れるかな、とか暢気に構えてしまう、本音をいかんいかんと引き締めつつも、やっぱりゆるんでしまう。いかん。
先発にDF登録5人ですか。4バック+ダブルボランチで守りますか。がちがちに守ってあわよくばカウンターって、やっぱりそれしかないですよね。
おかげでトリニータはバックラインからボールを自由に回し、サイドに散らす。でも、ゴール前はうじゃうじゃ人がいて、細かいパス回しもなかなか通らない。まあ、コンセプトの明確な戦い方といえばそうなんですが、とにかくゴール前が厳しい。
それでも、早いうちに点が取れたのが幸い。
クロスがゴール前でバウンドしたのを体に当てたら入ってしまった。やったぞ高橋、たぶん高橋。ゴール裏も高橋コール。え、掲示は山崎だって?
結局高橋でした。この2人、2シャドーでしきりに動き回るし、ポジションも替わってたりして非常にわかりにくい。立ち姿や歩き姿は特徴があって違うってわかるけど、プレーそのものはとても似ていました。目の前でプレーしてたのに間違った。
草津のゴール前固めるぞ、ごちゃごちゃ作戦は、2点目でジ・エンド。これもゴール前のごちゃごちゃにほおりこんだクロスに三木がさわってゴール。現場では最初、ごちゃごちゃであまりにわかりにくかったためか、オウンゴールのアナウンスでした。
そして格の違いを見せつけたのは3点目。
高橋が持ち込んだボールを高松にパス、サイドに流れる高松。高橋はパスした時点でゴール前を指さしながら、ゴール前に走り込む。高松のクロスはフリーで構える高橋にドンピシャ。(草津のオフィシャルではアシスト山崎になってるけど、山崎だっけ?高松だと思ってた)
まったくプレスのない状態で待ち構える高橋の完ぺきなゴール。(相手DFはどこにいたんだ?)このあたりはやはり「差」があるように思えました。
ところが、思ったように流れないのがサッカー。
後半、攻めるしかなくなった草津は、攻めに人数を増やす。中盤スカスカ状態が、少しコンパクトに。
それでも1対1やボールの奪いどころのかけひきなど、トリニータにアドバンテージあり。
DFのウラにスペースができたので、気持ちよく攻撃を繰り広げるトリニータ。
でもねえ、フィニッシュがなってないよ。
途中交代の松橋。
ロングボールで、すぱーんとウラへ走り込み、独走、GKと1対1。
外すは、外すは。かつてのショータが帰ってきたようだ。
このマスコットは?? 湯もみのお姉さんもいます
コールが響く 終了後のあいさつ
1失点は悔しい。攻め疲れということではないだろうけど、だれてしまった時間帯。DFとしては、無失点のために集中しなければならなかった。
草津は、後半の攻勢に出た姿が本来なのだろう。天皇杯用でない草津でフルに闘ったら、また違った展開になっていたかもしれない。
ともかく勝ったことが大事。
次がある。
格下相手のゲームはどこも苦戦している。結果オーライとしよう。
さあ、1ヶ月後はマリノスだ!
勝利をたたえるゴール裏
<番外編>
天皇杯とほぼ同時刻、別府のビーコンプラザでトリニータ選手サイン会があった。
おかあとかほ、りほは、ビーコンでの南極展に行っていたので、サイン会と遭遇したそうな。
みんなひまそうにしてたので、サインをもらったとのこと。ミニフラッグを買っていちばんイケメンのお兄さんのところに行ったとか。
さてメンバーは、オフィシャルによると、「川田和宏 選手、柴小屋雄一 選手、河原正治 選手、市原大嗣 選手、プラチニ 選手」だそうな。
さあ、おかあの選んだイケメン選手とは・・・・・こちら

でも、このメンバーの顔がわかるような人は、みんな天皇杯行ってるよね。
<試合データ トリニータオフィシャル>
一緒に闘おうぜ誇りと夢を抱いて
僕らは 僕たちは 大分トリニータ
必ず勝利する 最強のチームなんだ
最高で 最愛の 大分トリニータ
la la la la  la la la la la・・・

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて