ここはアウェイか?
アウェイ専用ゲートに青の列が続く
博多の森が見る間にトリニータブルーに染まってゆく
ゴール裏の境界は取り払われ
完全に占拠した
アウェイサポに用意されたメインSAは埋め尽くされ
バックスタンドにトリニータブルーが
浸食する
爽快なブルーのエリアに
熱気が渦巻く
ここはアウェイか?
いや
ココも俺達のホームだ
金を使い、時間を使い、労を惜しまず
4500の期待が集まる
勝利を目指して
後押しするために
青いレプリカに身を包み
メインもバックも立ち上がりタオルマフラーをかざす
ゴール裏を青と黄に染める
「闘う準備はできている」
シャムスカの言葉は選手だけのことではない
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前へ、の意識が強い両チーム
しかし、福岡はバランスを欠いた
根本の大きなサイドチェンジが広大なスペースへ高橋を走らせる
ラファエルのキープは松橋を、梅崎を縦横無尽に走らせる
三木を中心に、森重・福元が競り、止める
エジ・トゥーリオが汗をかき、守備かから攻撃への起点となる
つまり、
いつものトリニータのサッカー
福岡に攻められながらも
堂々とトリニータのサッカーは展開された |
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ゴールにはじかれたバロンのシュートが決まっていたら
いや、それでも今のトリニータは動じなかっただろう
サッカーは何が起こるかわからない
ひとつのプレーが流れを変える
しかし、
「自信」や「信頼」は揺るぎない
彼らには
たとえ失点しても上を向いて前に走り出す強さが備わった
それがシャムスカが大分にもたらしたものだ |
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九州ダービー
福岡にはその意識はないように思える
大分なんて眼中・意中にないのだ
大分には意地がある
九州のJチームとして「先輩」の福岡
しかし今や九州のJは大分なのだ
それを福岡に認めさせるための試合
それが九州ダービー
ラファエルの来日初得点
ラファエル・梅崎・松橋の美しい連携での2点目
博多の森でのホームジャック
スタイルの違いはあるが大分の応援は
福岡に何かしらのショックを与えたはずだ
博多の森でのトリニータ・オーレ
勝者の試合運びを目の当たりにし
アウェイを青く染めたサポーターに感激し
刻々と迫る時間を味わう
そして狂喜の時は来た |
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一緒に闘おうぜ
誇りと夢を抱いて
僕らは 僕たちは 大分トリニータ
必ず勝利する
最強のチームなんだ
最高で 最愛の 大分トリニータ |