2006Jリーグ ディビジョン1 第16節
 大分トリニータ VS 川崎フロンターレ
06.7.29
去年はHOT6だったけど、今年は灼熱の4連戦。
負け続けたHOT6は思い出したくもない。でも、今年は2勝1敗で迎えた連戦のラスト。ここで勝たなきゃ意味がない。
ホームだし、ってのはもちろん、それよりも許せないのが川崎。この4連戦を修羅場3と銘打っている。はぁ。大分戦は修羅場じゃないってことですか。3つ強豪と当たった後は大分だからかるーく勝てるよってことですか。
ここまでなめてかかられちゃ、ただで帰すわけにはいかないでしょ。思い知らせてあげましょう。
なんてイキのいいこと言ってみたけど、さすがに川崎は強い。序盤から川崎にペース握られっぱなし。人も動くボールも動く、あれだけいいように回されてどっからでも強烈に打てるFWがいたら点が入るのも時間の問題、って正直思いました。
とにかくボールと人の連動した動きでスペースをつくられ、そこに次の選手が飛び込んでくる。マギヌンもいやーなところでお仕事するし。
大分はいつもの動きがない。前半は抑えているのかとも思うほど。
守備ではなんとかかんとか最後のところでしのいでいたけれど、やっぱりやられました。
今日はある程度失点は仕方ない。川崎よりも点を取ればいいだけのこと。まず点だ、点だ。
トゥーリオのFKはラファエルの動きがブラインドとなってそのままゴール。(たぶんラファエルがバックヘッドのような動きをしたと思うんだけど)。こういう時間帯で追いつくのが今の大分の強さなのだ。
川崎サポさんのマクには「2008谷口博之」。U-21トレーニングキャンプに選出された谷口選手にかかる大きな期待。こっちにも西川がいる、梅崎がいる。
現在A代表選手がいないチームだけど、北京経由南アフリカ行きを狙うイキのいい若手がいる。これは大分・川崎ともに言えること。大いにシンパシーを感じる川崎のマクでした。
さて大分の攻撃。修正がきいたのか、徐々に形になってくる。後半はいつもの大分の攻めの展開が見られるようになる。
負傷の高松に代わって先発したラファエル。
高松はワントップ気味でボールをおさめ、松橋・梅崎がシャドーストライカーとして抜け出すってのが定番でした。ラファエルと組んだこの試合は、梅崎はトップ下としての動きになり、ラファエル・松橋の2トップを使うパターンが目立ちました。
キープ力もあり、決定的な仕事をするニオイはあるのですが、梅崎からの速いスルーパスに反応できずってところもあり、スピードで突破するタイプではないようです。
トップのラファエルが足元にもらって打っていくプレーをするので、2トップを組む松橋とのコンビネーションがどうなるのか気になるところ。
梅崎も左サイドでクロスやトップ下からラストパスというプレーが多くなり、梅崎・松橋のスピードとドリブルを生かしたフィニッシュが少なくなった気がします。
梅崎のクロスを常に狙っているのが高橋。
左サイドで梅崎がクロスを狙うと、ラファエル・松橋の動きにつられて空いたペナルティエリア後方のスペースに走り込む高橋。アイコンタクトもばっちりのこのパターンが最近多いので、そのうちズドンと決めてくれるでしょう。

せっかくのゲームも家本さんがやらかしたおかげで大荒れ。
ファウルの瞬間を見てなかったので何がどうなったのかまったく分からず。関塚さん退場、はあクレームつけたんだな。大海も退場???
大海のファイルへの対処がまずいために大混乱。関塚さん、気の毒です。

最後はしのいでしのいで、トップを減らしてDFの枚数をもどしてカウンター狙いのみ。
高橋のビッグチャンスもGKに阻まれ、終幕。

ホイッスルの瞬間、倒れ込む選手達。
川崎の谷口は、倒れたまま動かなかった。高橋は大泣きしてたらしい(熊猫さん情報)。頭に包帯巻いて気合いで前線までかけのぼり相手GKを追っかけ回してボールに向かった深谷。
両チームの若い力が精根尽きるまで走り回った。それがこの試合の救いである。
ふつーのおばちゃんにまで試合開始早々、「いえもと〜、だめねえ」と言わせるスーパー主審。
ある意味、すごい・・・。
川崎さん、どうでしたか。大分も十分修羅場だったでしょう。これで少しは大分のことも認めてもらえたでしょうか。
さあ、次はいよいよ九州ダービー。粘り腰のでてきた福岡とアウェイで対戦。博多の森に行くぞ!
<試合データ ニッカンスポーツ>
一緒に闘おうぜ
誇りと夢を抱いて
僕らは 僕たちは 大分トリニータ
必ず勝利する 
最強のチームなんだ
最高で 最愛の 大分トリニータ
「大分よりの使者」

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて