2006Jリーグ ヤマザキナビスコカップ
予選リーグ第4日
 大分トリニータ VS 川崎フロンターレ
06.5.14
リーグ戦もひと区切りでW杯前の長い長い中断、に入ったような気分が漂う今日この頃。
って、そんなこと言ってはおれませんよ、あなた。ナビスコですよ、ナビスコ。しかも、チーム初の予選リーグ突破がかかってます。しかもW杯前の九石ドームでのラストゲーム。
そりゃ日曜開催でも14000人突破です。見事なもんです。駅前での選手によるビラ配りが効いたのか。サポさんがたによる雨中のビラ配りのおかげか。
準備はととのった。こりゃ予選突破するしかないっ!
中断前、もうひとつ気になるのが大分が誇る強心臓、ダブルボランチのトゥーリオ、エジミウソンの去就。数日前、トゥーリオの今シーズン残留が発表されほっと一安心。あとはエジミウソンだ。
中断中に補強をという話もあるようだが、まず最大の補強はエジミウソンを残留させること。こんなに大分を愛し、大分でのプレーを強く望んでいるのに、シーズン前の契約は半年提示。ここでエジミウソンを手放すようなことがあれば、フロントの失策としか言えない。絶対、残してくれ、頼むよっ。
ゴール裏中央に掲げられたダンマクはすべての大分サポーターの願いを代弁している。
連戦の疲労から根本、高松は控えでスタート。でも、きっと左サイドは増田がやってくれるぜ、って期待していたんだけど・・・。増田だけでなく全体的によくない。前線にターゲットがいないため、マイボールになってからもどうもリズムが悪い。パスミス多いし、カウンターにスピードがない、走り始めてもどこかでボールの出し所がなくなりスローダウン。高橋は中へ中へドリブルで入っていくけど、サイドのスペースを使う組み立てはなく結局中で勝負になりつぶされる。増田、高橋の両サイドに縦への突破がないので中のせまーいスペースでごちゃごちゃやってるだけ。それじゃ梅崎も内村も使いようがない。
そしてオズマール。オズマールのプレーを見ていてふと思った。なんで「我慢」って思っちゃうんだろ。オズマールのプレーをじっと「我慢」して見ている自分に気づく。後半の選手交代に期待をしてしまう先発っていったいなんなんだ。
あいかわらずのオズマール。DFからオズマールへのボールはおさまらない。すぐこける。ボールをとられてから猛然と取り返しに走る。守備をしたいから相手ボールにするのか?と思えるほど(笑)梅崎のシュートまでブロックしてしまう。ミドルばんばん打ち放題、でもワクは捉えず。
最後の最後、やっとかたちになったスルーパスから決定的なチャンスも外す。ロスタイム突入前のこの大チャンス。入っていれば・・・。
川崎はがっちり守ってそれこそ目の覚めるようなスピードでボールをつなぐ。サイドからマルコンや森ががんがん突破していく、マルクス、ジュニーニョ、我那覇(黒津)の優れた個人技に翻弄される。
さすがにリーグ首位のチーム。攻撃力の差は歴然としていた。
今の大分には高松の代わりはいない。根本の代わりもいない。違う選手が出たからといって、その選手のプレースタイルに合わせた攻撃が組み立てられるわけでもない。
中断期間の補強、オズマールの去就もからんでの話になるが、現状で「替え」が効かない選手の「替え」を探せるかどうかにかかっている。もちろん、今いる選手が「替え」になれるほど伸びるというのも含めてだけど。(市原よ、ポスト高松を目指すのだ)
<試合データ ニッカンスポーツ>
勝利のために 
ただ突き進む
俺ら大分
 九州の誇り

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて