2005Jリーグ ディビジョン1 第16節 大分トリニータ VS ガンバ大阪 |
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2005.7.13 | ||||
ありがとうパトリック。こんなにサポーターに親しまれた選手はいない。すぐに日本語を覚えDFラインをカタコト日本語でコントロールした。いつも真摯でファンを大切にした。毎試合スタンドにスパイクを投げ込んでいた。 やはり、プレーもさることながら、ピッチ外でも一流選手だった。 インタビューで、10年後トリニータの監督としてまたやってきますというリップサービスが本当になるとうれしい。 孫を連れたじいさんが、「あの監督は昔みんなに好かれたいい選手で、大分でプレーしてたよ」なんて遠い目をして語るのだ。 |
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審判にいらつき、無得点試合にさらにイライラはつのり、本当なら大ブーイングで険悪なムードになるはずだった。ところが、試合終了後、すぐに行われたパットのお別れセレモニーでビッグアイの空気は一転してしまった。こんな試合の後で、ってのもパトリックには申し訳ないような気もするが。 | ||||
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あいさつのあと、寄せ書きの書かれた旗とともにスタジアムを一周。いつもは1足投げ込むスパイクが本日は2足。バックスタンドではちょうど前の席の人が獲得。あああうらやましい。ちゃんとサインも入ってたぞ。 大分での経験は自分のキャリアの中でも貴重なものと言ってくれたパット。 オランダでの健闘を祈る。 |
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ってことで終わるわけにはいかないなあ。試合があったのだ。 前半2失点。ファールかどうかはさておいて、不運な失点だったことは間違いない。2失点目はPK。 でも、ここからのトリニータの選手には気迫が見えたような気がする。ボールへの執着心。前へ行こうとする姿勢。後半は得点こそ入らなかったが、ひさびさにおもしろいとさえ感じた。アグレッシブなトリニータの姿が見えたのだ。特に川田と深谷は気迫を表に出してチームを鼓舞するように見えた。 中盤の問題、クロスの精度など問題点はあいかわらずだけど、なんだかおもしろかった。 |
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中断開け後、これで無得点4試合。1分3敗。ついに降格圏が目の前。 でも、正直(これはあんまり堂々といえないんだけど)サッカー自体は悪くないと思う。なにかの歯車のずれで負け続けて点も取れないでいるけど、間違ってるわけではないと思う。 不協和音はいらない。前へ、前へ、進むのだ! |
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<試合データ ニッカンスポーツ> |
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reported by miyashu | ||||
|風に吹かれて| |