2005Jリーグ ディビジョン1 ヤマザキナビスコカップ 予選リーグ 第4節
 大分トリニータ VS FC東京
2005.5.28
カップ戦といえども大事な大事な公式戦。しかも予選通過枠1・2位とは勝ち点差2。初の予選通過が見えてくる大事な試合。相手のFC東京はずーっと勝ってない絶不調まっただ中。相性もよいだけに是が非でも勝ちたい。
この試合のテーマは「若手に経験を積ませながら勝つ」byファンボ。
前節もGK西川を初先発させ川田や西野を途中出場で使いながら、柏に勝った。若手の育成と予選突破に向けての「勝ち」に行く姿勢がバランスよく調和した試合だった。
よし、今日も行くぞっと、スタメン。
おい、おいファンボさん、これはちょっとやりすぎではないかい。これで勝ちにいくのかい、本気で。先発右SB・倉本、ボランチ川田。サブには梅崎。スタメンを見るとほとんどサテの試合かと。チームとしてのバランスがこれでとれるんだろうか。でも、川田・梅崎にはわくわく期待感もあり、ちょっと複雑な心境。
それでも期待はこの2人。あれやこれやそれやどれや、まあ、いろいろとあったらしく出場機会をなくしていた木島がドドと2トップ。そしてサブにはまだ移籍後ゴールのないFW阿部。古巣相手に初ゴールを見たい。木島は試合前のインタビューで「僕が得点を決めて勝利するので応援よろしく」とテロップまで流れた手前、あとにはひけない。
この2人はかなりモチベーションが高いはずだ。
で、試合。
んー、何も言うことはない。完敗。若手は悔しい思いをいい経験にして・・・なんていうしかない。チームとして誰が試合をまとめていくのか。ゲームプランはピッチで描けたのか。まあ、しょうがないといえばしょうがない。結論は「バランスの欠如」だ。若手の育成と勝利のためのバランスのとれたメンバー構成をしてほしかったな。吉田やパットなどリーダーシップをとり、周りを鼓舞できる選手や、吉村のような経験の豊富な選手が一人、二人入っていれば・・・。倉本の先発はこの試合でなくてもよかったような気がする。
もっといえば若手育成に関しては川田のボランチと梅崎のサブ出場に絞って、それ以外はベストメンバーを組んでもよかったと思う。(吉田は出場停止だっけ?)
おおおお、とスタジアムが沸いたのは木島、ドドまた根本、松橋のからむワンタッチのパス交換。おお、華麗な、やるなあ、と思いつつ、うーん、このままシュートに持っていく気はあるのだろうかと、フィニッシュに疑問。それにしても松橋はあいかわらず得点のニオイを感じないなあ(笑)。
ボール支配率は東京を上回り、でもシュートは4本。ボール支配率の高い試合はトリニータはよく負けている。キープするだけで勝負をしない。ひたすら攻め込まれるわけではないので必殺カウンターの一発勝負ができない。そんなことなんだろうか。
ナビスコ杯もあとがなくなった。グループ最下位転落。それでも若手の育成と勝つことを目標にというファンボの姿勢は変わらない。それはそれでいい。勝ってくれればいいのだ。
<試合データ ニッカンスポーツ>
一緒に闘おうぜ誇りと夢を抱いて
僕らは 僕たちは 大分トリニータ
必ず勝利する 最強のチームなんだ
最高で 最愛の 大分トリニータ
la la la la  la la la la la・・・
reported by miyashu
風に吹かれて