2004Jリーグ ディビジョン1 1stステージ 第12節

 大分トリニータ VS アルビレックス新潟
2004.6.12
10周年を迎えたトリニータ。メモリアルコーナーが設置されました。
歴代の選手のパネルがあったり、チームの歴史をたどる写真や年表があったり。何と言ってもなつかしいのが歴代のユニフォームの展示。あなたはどのユニにどんな思い出が。
試合前の巨大なビジョンではトリニータ選手のインタビューが流れている。「格下との戦いを取りこぼさないように絶対勝ちます。」
「格下」「取りこぼす」これまでさんざんトリニータが言われてきたことば。ここに気持ちの隙がなかったか。
よーい、どんのポーズで入念にストレッチ。ピッチを走る姿も青いユニのときのまんまだ。お帰りテラの思いを込めてブーイングで迎える。ファビーニョ、船越もブーイング。(でも、船越のはあまりリアクションがなかった気が・・・)
新潟サポはさすがあのビッグスワンを席巻しているだけのことはあって熱い。思い出すのは市陸2002年10月23日。この試合に勝った大分はJ1昇格へと大きく前進し、新潟は昇格の道が遠ざかった。
http://www.coara.or.jp/~miyashu/tori/2002/10.htm
ファビーニョも船越も大分の選手だった。翌年大分に移籍することになる寺川は新潟の右サイドを駆け上がった。
久々の三木のセンターバック。少し変わったことがある。スペースがあれば自分でどんどん上がっていく。パスしたら自分でサイドを上がっていこうとする。今までの三木にはあまりない姿。「攻撃しない選手は使わない」というベルガーイズムの一端だろうか。途中交代の岡中も前へ、前へ出ようとする。負けはしたが、チームとして浸透していると思われることもある。
マグノ、高松、吉田、根本・・・・つながらない。プレーにキレもない。ポジションが変わった有村のキックも正確性を欠く。気合いの差だろうか、何だろうか。
「今日は塩川だから・・・」序盤から「ヘボ審判」「帰れ」とスタンドのあちこちからヤジが飛ぶ。確かに不可解なジャッジもある。でも、ちがう審判だったらまあ仕方ないかというジャッジもある。
しかし、これだけ塩川不信が根付いてしまうと、塩川主審はどんな試合もコントロールできないのではないだろうか。
サッカーにはどっちにもとれるジャッジはいくらでもある。その全てにブーイングが飛ぶようでは、試合にならない。決定的に試合を壊してしまった高嵜退場のジャッジ。吉田がゴール裏をあおっていたが、それまでの審判不信が一挙に爆発した結果となった。あれがレッドだっかそうでなかったかは問題ではない。選手を納得させられるジャッジならレッドでも仕方ない。それまでの積み重ねがあり、審判不信がホームスタジアムを包み込んでいた。審判は試合をコントロールできていなかった。
今後も、「今日は塩川だから・・・」という空気はビッグアイに充満し続けるだろう。不信感を払拭するのは容易ではない。
負けたのは審判のせいではない。負けるべくして負けた。残り3試合、とにかく勝つしかない。
WE ARE STORONG
WE ARE RIGHT
WE WON'T BE PUSHED ASIDE
WE'LL GO ON
WE WILL FIGHT
WE WILL NOT COMPROMISE
WE WILL NEVER LOSE TO YOU

FROM 「NEOCON」
reported by miyashu
風に吹かれて