2003Jリーグ ディビジョン1 1stステージ 第8節
 大分トリニータ VS 鹿島アントラーズ
2003.5.10
「かぼたんにあいた〜い」という莉帆に、「ほらほら、サッカー観戦者ならタダで緑化フェアに入れるから、かぼたんに会えるよ、サッカー見に行こうね。」とだまくらかし、緑化フェア家族サービス付き迎撃アントラーズ戦に向かったのでした。
会場へ向かおうとしたら、あらら、サテメンバーが練習試合をやってます。見ないわけにはいかない。かぼたんは?という莉帆に、ほらほらこの中にじつはかぼたんがいるんだよ。かぼたんはサッカーもできるの、などと言えば、あーあの人かぼたんだ。だって緑色の服着てる。と相手チームのキーパーを指します。じゃあ、そろそろ本物のかぼたんに会いに行こうか。とビッグアイへ。
入り口で「動かないかぼたん」と記念写真。結局、この日かぼたんとは遭遇できず。残念な夏帆・莉帆でした。まだ次があるさ。
2万人超は確実といわれたこの試合。開門前からずらずらずら〜。北ゲート(アウェイゴール裏)なら大丈夫だろうと行ってみたけど、真っ赤な鹿サポさんたちがずら〜〜。何とアウェイゴール裏で初(私の知ってる限り)のグッズ売り場まで登場。結局、バックスタンドアウェイ側の鹿サポさんそばしか席がとれず。
それにしても、鹿サポさんのパワーはすごい。さすがJを代表するサポーター。数もすごけりゃ、気合いも違う。まともにホームゴール裏のトリニータの応援が聞こえず、手拍子を合わせることさえ出来ない状態。30000を越えたトリコールはすごかったんだろうなあと思うけど、この位置では「やなーーぎさぁあーーーわぁ」のコールが耳に突き刺さるばかり。
トリニータホーム初の30000人超。そしてこれまで20000人を越えた試合では、3勝2分と不敗。この試合でも不敗神話が生きるか。こっそり言うけど、これまでずーっとアントラーズフリークで、アントラーズ負けろ!っという応援をするのはこれが初めて。大分戦だけは、アントラーズ敵です。
さすが王者アントラーズ。とにかくパスが速い細かい。あっという間にゴール前に運ばれます。力の差は歴然。スローインでさえ易々と敵ボールになる始末。でも、トリニータもサイド攻撃が生き、チャンスを作ります。変わったなと思うのが、サイドチェンジの意識。特に左から右の吉田へのサイドチェンジがチャンスをつくります。後半は、梅田の中央突破が目立ちました。ただ、サイドにしても中央突破にしても、フィニッシュでパスの出しどころがなくなったり、思い切り打てなかったりと、詰めの連携がまだまだのようです。
ロドリゴの初ゴールは、常にDFのスキをねらっているロドリゴの集中力が生んだものです。先のマリノス戦で途中交代させられ、雪辱を誓っていた秋田選手のミスだけに悔やんでも悔やみきれないでしょう。ロドリゴにボールをとられ、ちょうどこちらを向いたときの秋田のあっ、しまったというかんじの姿が目に焼き付いています。
1:0で折り返し、最高のハーフタイムを迎えました。
が、後半は怒涛のアントラーズの攻撃に、防戦、防戦のトリニータ。ただ、カウンターが功を奏し、チャンスメイクもできたところが今後につながるところかな。アンドラはミスが多く、ちょっと不満。内村は1対1の惜しい場面もありましたが、あの時間帯でのドリブル突破は効果的でしょう。去年の木島のような役割を果たしてくれるかな。
後半はトリニータの右サイドが目の前だったのですが、吉田、山崎ともに本当によく守っていました。そしてなんといっても、岡中。スーパーセーブ連発。セレーゾ監督にもあきらめのことばを吐かせるくらいの活躍は、ぞくぞくしました。
鹿島相手に1:1の引き分け。ビッグアイの不敗神話は続きます。全国区の人気チームが相手だったからなんてことじゃなく、ビッグアイがトリサポで埋まることを夢見つつ。次は柏だ!アレ・オ・トリニータ!
reported by miyashu
風に吹かれて