第83回全日本サッカー選手権大会3回戦
川崎フロンターレ VS 大分トリニータ
2003.12.14
天皇杯、そういえば去年はここで、J1の札幌にJ2の大分が5−0で勝ったんだったなあ。そうだなあ。今年は立場が逆だなあ。相手は格下なんだなあ。
きりきりと胃の痛むような残留合戦を続けてきたトリニータ、この試合ぐらいはまったりと見たいものだ。相手はJ2だし。そういった気のゆるみが応援する私にはあった。もう、だらーーんとした気分が奥底にあったのだ。
石さん、これで最後だ。1試合でも長く、石さんとサッカーがしたい。サポーターにも、選手にもそういう気持ちが強くあったように思われる。対してトリニータはどうだったか。小林サッカーを天皇杯で見せつけよう、そんな強い気持ちはなかったのではないか。今期限りでチームを去る両監督だが、チームのモチベーションはまったく違った(と、思う)
逆に考えれば、残留争いというのがそれだけ、チーム、サポーターを疲弊させていたのだとも言える。ぎりぎりのぎりぎりで残留を勝ち取ったチームに天皇杯を闘う力は残されていなかったのだと。
小山の涙に、トリニータの歴史を見た。J1残留を決めたが、最後の試合で無様な姿を見せてしまった。やはりトリニータはここから進化していかなければならない。小山の姿は、今のトリニータの姿の象徴だった。県リーグから順調にステップアップし、J1までのぼりつめたトリニータの輝かしい歴史。しかし、それはこれからの試練を乗り越えなければ何も残らない。来シーズンが勝負なのだ。
新しいシーズンに向けて、いい準備をしてほしい。(あれ、なんか小林口調だ)少し休んだら、前を向いて一歩一歩踏みだそう。
1年間、おつかれさん!
一緒に闘おうぜ誇りと夢を抱いて
reported by miyashu
風に吹かれて