挑戦!天皇杯
2002.12.15
第82回全日本サッカー選手権大会3回戦
コンサドーレ札幌 VS 大分トリニータ
J1チームにどれくらい通用するのか。おそらくこの試合を見にきた人の興味はそこに尽きるのではないでしょうか。そして、トリニータは見せてくれました。5−0の完勝。
相手はJ2降格のチームとはいえ2年間J1を闘ったチーム。来期J1への手応えをしっかりと感じさせてくれた一戦でした。
1点目、2点目とアンドラの「技」が冴えました。シーズン中でもなかったくらいキレていたような気がします。2点目のFKなんて、あの絶妙の曲がり具合。はやり、なくてはならないFWです。
J初得点を決めた、松橋、浦本。
浦本は特に1対1でめちゃくちゃ強かった。何度もボールを奪い、中盤からの起点になってました。大分県産、アピールばっちりです。松橋、スピードを生かして、もってくとこまでもってくんだけど、どうしてはずすの。1点決めたけど、まだまだチャンスありました。来シーズンに期待です。
小森田のパスがいい。ボランチの位置からボールを奪って、相手ディフェンスラインのウラへパス1本。コースを読んでパスカット。瞬間の判断でパスを通します。キープできない。1対1ですぐとられるって不安もあるけど、ディフェンスラインの高いJ1相手で小森田は生きると思います。移籍問題はどうなってるんでしょう。大分に完全移籍してほしいなあ。
高松。得点こそなかったけど、彼は常に得点の予感を感じさせてくれます。ゴール前で頼りになる存在。J1でもっともっと成長してくれるでしょう。
松橋、浦本、小森田、高松。彼らがベテランとしてトリニータの中心選手となったとき、トリニータはどんなチームに進化をとげているでしょう。そんな楽しい想像もできる試合でした。
reported by miyashu
風に吹かれて大分コアラ