有終の美、そして次の舞台へ
2002 J.LEAGUE DIVISION 2 第44節 最終戦(2002.11.24)
いくらJ2通算100勝がかかっているとはいえ、毎年おきまりだった緊張感はない。こういう最終節を迎えようとは思わなかった。(望んではいたが。)
選手や監督、スタッフは来期への重要な試金石としてこの試合を位置づけているだろう。では、自分は何を求めてビッグアイに来たのか。
スターティングメンバー発表。そしてゴール裏から、いつものかっこいいコールが・・・。あれ?コバヤシ、コバヤシ、今日は監督からコールしてるぞ?え、コーチもコール?岡中、今日は小山だぞ???
スタメンとリザーブのみコールしていたゴールウラサポのコールが、今日は監督・コーチ・そして背番号順に全選手の名前をコールする。
この本当に楽しい楽しい1年間に感謝するコールであろう。長い長いコールを聞くうちに、しみじみとした気持ちになった。J2リーグの試合もこれで最後か。今シーズンも終わりか。ふーむ。
J1に行くことはもちろん、このうえなくうれしい。うれしいけれど、なんだか、さびしい。J2というリーグに妙に愛着があるのだ。もう戻ってほしくはないけれど、さびしい。ああ、鳥栖スタ、最後に行っておけばよかった。
福岡サポの激しいコール。後ろ席の雑談が聞こえる。セレッソも福岡もイキオイのある激しいコールがあるけど、大分はないよなあ、というようなことを言っている。
いや、大分は大分で味があっていいよ。大分の応援、とてもいいと思う。軽いと言われる「アレ・オ・トリニータ」もとってもいい。来年もこれでいこうよ、と私は思ってるのだが。みなさんはどうでしょう?
もともとアントラーズファンの私は、今の大分の4バックスタイルが大好きです。SBからの攻め上がり、SHをからめて2トップへ。浮氣、金本のダブルボランチもしっかり守って、攻撃の起点をつくる。補強も、今のスタイルをベースにするようなので、どこにどんな選手が来るのか今から楽しみです。
サンドロ、浮氣の出られない試合に、やりくりが苦しかったり、若松・山崎と右SBが続けて故障し、結局瀬戸が入ったりしたことを考えると、選手層をもっと厚くしなければならないのは必定ですから。
和田や松橋がもっと見たいなあ。
昇格、優勝、J2通算100勝と有終の美を飾って最終節を終えたトリニータ。
よくよく考えれば、3年間に渡って続けたこのトリニータJ2レポートも終わりです。長かったような、うん、やっぱり長かったよな、ま、終わりです。(天皇杯はあるけど。)
それでは、来シーズンより、Jリーグ・ディビジョン1 大分トリニータレポートに模様替えして、お届け致します。いや、続けなくっていいんだよ、って声も多いでしょうが(とくにうちの奥さん)続くんです。
それでは、J1レポートでお会いしましょう!
reported by miyashu
風に吹かれて大分コアラ