2000.6.24
J2第3位をキープ中の大分トリニータがホームで首位浦和レッズを迎え撃ちました。豪雨の中、何度もチャンスをつくったトリニータです。大雨のため、写真がほとんどないという情けないレポートになってしまいました。
河川敷の駐車場から市営陸上競技場をのぞむ。競技場からはレッズサポーター、トリニータサポーターの大応援が響いてくる。
これからの雰囲気を否が応でも盛り上げてくれる。競技場のまわりは、赤いユニフォームが目に付く。
いよいよ試合が始まる。曇天はさらに重く、雨の予感がひしひしと。写真正面後ろのレッズサポーターからがんがん応援の声が響いてくる。
のんびりと私たちはコーラなんか飲みつつ、試合開始を待つ。ぼーず頭が多いと思ったのは気のせい?小野くんだけじゃないよ。
このあと、とんでもない豪雨になってしまいます。シャツもジーンズもびしょぬれで水がしたたり落ちます。
デジカメは早速避難して、撮影は中止です。
ではここで、トリニータVSレッズ戦のお気楽レポートをどうぞ。サッカーをよく知っているわけではない作者のレポートなので気になる点が多々ありましょうが、笑って読みとばしてください。なおこのレポートは作者の発行するメールマガジン「Into the Blue」10号に掲載されます。
トリニータVSレッズ。行って来ました。これが、首位攻防の天王山だったらと思いつつ、しかし試合は充実した楽しめる展開でよかったです。
昨日までは雨100パーセントという予報で、嫌なかんじがしていたのですが、今日になって30パーセント。まあもつかなと思いつつ、競技場へ。今日は浦和戦なので多いかなととは予想していたのですが、それを上回る観客でした。私たちはとりからやコーラなどかってスタンドへ。しかし開始10分前では席などなく、しかたなく通路に座りました。場内は案の定レッズサポーターの怒涛の応援が繰り広げられ、トリニータサポーターもそれに応じています。
いよいよ試合開始、トリニータはなかなかのコンビネーションでボールを前線に運びます。しかし、なかなかフィニッシュまでつながらない。とりからなんか食べつつ、コーラなんか飲みつつ、のんびりいい気分で見ていました。そうこうするうちに少しずつ雨がふりはじめました。まあ、ちょっとぬれながらってのもいいかななどとのんびり構えていたわたしたちにをあざわらうかのように、雨足はどんどん加速していきます。周りの人たちはごそごそとかっぱなんか着はじめました。ライトに照らされる雨と、アンツーカーにはじくしぶきがかなり強くなりました。気がつけば、もう豪雨です。周りを気にしながらもとうとう傘をさすはめに。うしろの人ごめんなさいと気弱になりつつ、雨をしのぎます。
さて、試合の方ですが前半の均衡を破ったのはウィルのフリーキックでした。右方向からゴール右隅にきれいに決まりました。さすがです。そして、そのまま前半は終了しました。いいかんじです。
シャツからは水がしたたり、ジーンズもぐっしょり、靴下もぐしょぐしょ。もうこのまま見るしかないという開き直りで後半戦を迎えます。
小野や福田はちゃんと出てるけれども、浦和はなかなかうまく攻撃が組み立てられません。一方のトリニータはきれいな展開でゴール前にボールをほおりこみ、フィニッシュまでもっていきます。しかし、これがゴールを割れないのです。ペナルティエリア内でDFふたりを交わしキーパーの頭上をねらったウィルの技ありゴールも、センタリングに飛び込み、ワンバウンドでゴールのはずのヘディングシュートも、ゴール真正面でフリーの川崎が放ったシュートも、とにかく点になりません。
そうこうするうちに、レッズ山田がゴール前でボールを持ち、横に切れ込みフリーでシュートを放ちます。これが決まって同点となりました。トリニータDFはこの山田に対して、まったく動かず棒立ちでした。そのあとも似たようなプレーがありひやっとしました。DF陣はそれまで要所要所をきちんとしめて、目立った攻撃もさせなかったんですが、これはどうしたんでしょうか。
途中交代で庄司が入りました。こういうときに流れを変える重要な役目で交代したはずの庄司もいまひとつ切れません。ウィルも孤立し、ボールをキープしきれず、最後までつながりません。また、瀬戸、竹村の右のコンビがあわずに全く逆の動きをしてしまいボールがつながりません。(瀬戸って、よく走りますね。こういう人好きです。)
結局、雷まで動員しての大荒れの天候の中、延長前後半含めて120分間の激闘は1対1の引き分けに終わりました。
残念なのはキーマンとなるべき川崎元気がここというところで顔を出しながらも、ちょと精彩を欠いていたこと。せめてフリーのゴール正面のシュートぐらい枠にとばしてほしい。わたしたちの後ろで始終「もときー」と元気君を応援しているおじさんがいました。試合後引き上げてくる元気くんに「よかったぞー」と声をかけていましたが、元気君は疲れ切った顔でとぼとぼ歩いていました。
連敗のあとの試合でしたが、この試合を見る限りこれからに期待できそうです。
全身ぐっしょりのわたしたちは、それでも試合を楽しんだ満足感をイキオイにして、タン塩方面へと向かったのでした。
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