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最新ニュース


ここでは,レースに関する情報をできるだけいち早くお伝えします。


2002・6・30
○手がつけられない(WGP)
・オランダGPの決勝が行われました。MotoGPクラスでは,いつものように(?)V.ロッシが力を見せ付けて優勝。これで5連勝となりました。7戦終わっての6勝目ですから,あまりの強さにもう手がつけられない状態です。2位には,自身201回目のレースとなるA.バロスが入りました。今季表彰台の常連となっている宇川徹は,C.チェカとの3位争いの中,接触転倒したものの5位に入賞しました。なお,ウェット状態でスタートとなった250ccでは,開幕戦のウェットレースで3位争いをしながら転倒リタイアとなった青木治親が,チームの地元である今回のレースで6位入賞。今季最高位をゲットしました。125ccは,16歳(!)のD.ペドロサがGP初優勝を飾っています。

2002・6・29
○お金にまつわる話(F1)
・資金難にあえぐチームがいくつかありますが,中でも今年中に「第2のプロストチーム」になるのではと噂されているのがP.スットッダート率いるミナルディ。何せ世界的な不況の世の中ですから,そう簡単にお金が回ってはきません。そのミナルディに対してFIAの会長であるB.エクレストンが資金援助を行うとの発表がありました。どういう経過でそうなったのかは,魑魅魍魎の棲む世界での話ですから庶民には分かるはずもありませんが,ともかくミナルディとしては今年何とか参戦し続けるめどが立ったようです。もう一つ,レースとは直接関係がありませんが,自動車業界再編の流れで,フェラーリはすでに同じイタリアのフィアット傘下に入っていました。そのフィアットの債務を削減するために,この度フェラーリの株が売りに出されたそうです。さて,その株を最終的に購入するのはどの会社なのでしょう?まあ,どの会社が買い取っても,フェラーリとレースは切り離せない関係にありますので,直接的な影響はあまり考えられないんですけどね。(次の話に続く)

○続:お金にまつわる話(F1)
・フェラーリといえば,今日は韓国とトルコの3位決定戦。明日はドイツとブラジルの決勝戦。ドイツとブラジルと言えば,そう,ドイツ代表M.シューマッハ,ブラジル代表R.バリチェロというフェラーリのドライバーの母国。その両国が対戦するわけです。チームオーダーで譲ったり譲られたり,表彰台を変わってあげたりというように,F1では珍しく(?)チームとして結構うまくいっているようですが,明日に関してはそうはいかないでしょう。とりあえず,明日一日だけは仲間割れ状態なんでしょうね。

2002・6・28
○ダッチウェザー(WGP)
・第7戦オランダGPの予選2日目が行われました。ここは,めまぐるしく天候が変わることから「ダッチウェザー」と呼ばれています。今日は,正にそれがぴったり来る天候でした。雨が降ってコースコンディションがレインになったかと思ったら強い日差しがさして徐々に乾き,しばらくするとまた降雨という感じでした。たのため,昨日の予選のタイムを破ることができませんでした。さて,明日はどんな天気の下で決勝が行われるのでしょう?

○暫定カレンダー発表(F1)
・来年の暫定的なF1レースカレンダーが発表されました。それによるとオーストラリアのメルボルンを皮切りに,日本の鈴鹿までの全17戦で行われる予定となっています。F1の開催地については,いろいろな場所が噂になっていますが,来年については従来どおりと考えていいようです。ただし,開幕戦に予定されているメルボルンについては,コース改修の結果いかんによっては開催が流動的になっています。

2003年レースカレンダー(暫定)
3/9 オーストラリア メルボルン
3/23 マレーシア セパン
4/6 ブラジル インテルラゴス
4/20 サンマリノ イモラ
5/4 スペイン バルセロナ
5/18 オーストリア A1リンク
6/1 モナコ モナコ
6/15 カナダ モントリオール
6/29 ヨーロッパ ニュルブルクリンク
7/6 フランス マニクール
7/20 イギリス シルバーストン
8/3 ドイツ ホッケンハイム
8/17 ハンガリー ハンガロリンク
8/31 ベルギー スパフランコルシャン
9/14 イタリア モンツァ
9/28 USA インディアナポリス
10/12 日本 鈴鹿


2002・6・27
○制裁決定(F1)
・第6戦オーストリアGPで,トップを走行していたR.バリチェロが,チームオーダーからM.シューマッハにトップを譲った問題についての結論が出ました。当初は,ポイント剥奪などの(実際97年にシューマッハは,すべてのポイント剥奪という制裁を受けたことがあります)大きな制裁も考えられたのですが,結局この点についてはおとがめなしという結論でした。ただし,表彰式で2位になったバリチェロが,1位のところに立ち,1位のトロフィーを受け取ったことについては,競技規則に違反するということで,チーム及びドライバーに計1億2千万円の罰金が課せられました。この裁定について,レースファンとしてはどのようにお感じになりますか?(ところで,庶民感覚としては,この罰金の金額は凄いですね。やはりF1は巨大な金が動いてるんですね。)

○ご注意!(WGP)
・今日からWGP第7戦オランダGPが開幕します。ここ以外のレースは,金曜と土曜が予選で,日曜が決勝というパターンが普通なのですが,「ダッチTT」として昔から親しまれているオランダGPに限り,日曜は「安息日」ということで完全に休みにするため,木曜と金曜が予選,土曜が決勝というパターンになってます。昔からこのような日程になってますのでたぶん皆さん大丈夫だとは思うのですが,つい油断するといつもの日曜決勝のパターンになってしまい,G+や衛星第1のテレビ中継を見損なうことがありますので十分注意してください。ところで,前回のレースで転倒に巻き込まれ(原因をつくったのがチームメイトのO.ジャックというのが皮肉でしたが)て足を負傷した中野真矢ですが,精密検査の結果骨折はしてなかったので,今回のレースには参加できるようです。今シーズンはややツキに見放されてるところがありますが,今回のレースの冠スポンサーは「ゴロワーズ」,つまりチームのメインスポンサーですから気合の入り方が違うはず。2ストマシンということで,表彰台も苦しい部分があるとは思いますが,ぜひいい流れをつかんでもらいたいものです。

2002・6・26
○パリダカ?(ラリーレイド)
・ラリーレイドというレースにおいて一番有名なのが「パリダカ」。来年も当然三菱を中心として日本からのエントリーがあると予想されます。そのレースの概要が発表されました。その中身を聞いてビックリ!基本的にパリを出発してダカールをゴールとしてますので,これまでこのレースは「パリダカ」という通称で愛されてきたわけです。ところが,来年はパリが出発点でもなければ,ダカールがゴールでもない。フランスのマルセイユを出発し,地中海沿いを通り,スペインからチュニジアに渡り,それからシナイ半島のゴールに向かうコースとなってます。地図に詳しい方はお分かりだと思いますが,このコースだと,パリもダカールもどちらも全く通らないことになります。確かにパリについては,これまでも通らなかったことはありましたから,珍しいことではないのですが,ダカールについては,ゴールの際ダカールの海岸を走っていくのが定番となってます。そういったシーンを見慣れている人たちにとっては,やや寂しさを感じるかもしれません。どうでもいいことですが,ワールドカップで旋風を巻き起こしたチームの一つにセネガルがありますが,ダカールはセネガルにあります。そういった意味でも,日本人にはちょっと寂しいかも?(私も大分でのセネガルの試合を観て,彼らのボールに対する執念に感心させられました。)

2002・6・25
○復帰近し?(Fポン)
・第2戦FISCOにおいて大クラッシュし,入院生活を余儀なくされた道上龍ですが,チームよりリリースがあり,彼の復帰に向けてテストを行います。開催日は7月10日(水)と11日(木)で,MINEサーキットで行います。ここで無事テストをこなし,一日も早い復帰ができるといいですね。

2002・6・24
○梁に続いて(WGP)
・前回のレースから梁明がWGPに3戦だけ参戦しています。それに引き続いて,昨日行われたR2−1第5戦の125ccで2位に入った青山周平が,WGPに2戦だけですが参戦することになりました。参戦するのは次回のオランダGPと7/14に行われるイギリスGPです。チームはTEAM ADAC ザクセンで,イタリアGPにおいて怪我をしたC.ノーレスの代役としての出場です。青山はまだ現役の高校生。当然未経験のサーキットばかりですが,若さあふれる思い切った走りを見せてほしいものです。

2002・6・23
○チームオーダーなし
・第9戦の決勝が行われ,1周目からトップに踊り出たフェラーリのR.バリチェロが,1位でチェッカーを受け,今季初優勝を成し遂げました。2位にはランキングトップの王者M.シューマッハが入り,今季3度目のフェラーリのワンツーフィニッシュでした。A1リンクで行われた第6戦では,チームオーダーが発令されて,トップを走行していたバリチェロがチェッカー直前に1位を譲るということがあり,世界中のファンからたくさんのブーイングが起きましたが,今回は何事もなく,そのままの状態でのチェッカーでした。やはり,A1リンクでの問題があることと,ポイント的に十分な差があるということから,今回はチームオーダーが出なかったのかもしれませんね。さて,3戦連続してポイントゲットしていた,ジョーダンのG.フィジケラですが,あろうことかスタートの段階でチームメイトの佐藤琢磨と接触し,両者ピットインという状況になってしまいました。この2人は,以前にも接触がありましたし,モナコでは道を譲ろうとした琢磨がスピンしてリタイアというようなこともありました。チーム内に亀裂が生じなければいいのですが・・・。

○新顔(R2−1)
・第5戦の決勝がツインリンクもてぎで行われ,125ccでは葛原稔永がポールからスタートし,1位でチェッカーを受けました。第4戦までは,仲城,菊池,藤岡のベテラン3人衆が優勝していましたが,ようやくその3人以外から優勝者が出ました。2位にはこれまた今季初表彰台となる青山周平が入り,ちょっと新鮮な顔ぶれとなりました。「ちょっと」というのは,3位には藤岡が入っているからです。やはりベテランはきっちりとポイントを稼いできますね。250ccは小山,嘉陽の順で入り,ポイントランキング上位2名がそのままの成績を収めた形になっています。なお,スーパーバイクは加賀山がポールトゥーフィニッシュで2連勝を飾っています。

○さらば直6
・GTの第4戦の決勝が,灼熱のマレーシアで開催されました。GT500クラスでは,予選から圧倒的速さを見せたMobil1 NSXが決勝でもその速さを見せ付け,2位に20秒弱の差をつけ優勝。2位には,こちらも予選の順位と同じでトクホントムススープラが入りました。今回のレースで最後となるニスモの直6エンジンRB26DETTを搭載したマシン,ザナビィニスモGT−Rが4位に入り,数々の勝利を日産陣営に提供したこのエンジンが有終の美を飾りました。今回初登場となる高校生ドライバー下田隼成は,近藤真彦とのコンビで7位に入賞し,初登場初ポイント獲得となりました。なお,GT300クラスでは,市販車としては間もなく販売中止となるRX−7(雨宮マツモトキヨシアスパラ)が優勝しました。

2002・6・22
○色分け(F1)
・F1第9戦ヨーロッパGPの予選が行われました。今回の予選上位は非常にわかりやすく,WFMRという図ったかのような色分けとなりました。つまり,ウィリアムズの2台,フェラーリの2台,マクラーレンの2台,ルノーの2台という上位8位までの順です。ポールは3戦連続となるJ.P.モントーヤ。王者M.シューマッハは,マシンを乗り換えるというトラブルもあって3位となりました。日本関係では,トヨタのM.サロの10位が最高。佐藤琢磨は14番手でした。

○暑い中の熱い予選(GT)
・GT第4戦マレーシアラウンドの予選が,気温36℃,路面温度52℃という猛暑の中行われました。その結果,GT500はMobil1 NSXが,GT300はVemac R&Dダンロップ320Rが,それぞれ最終ラップで最速ラップをたたき出すという,もじどおり熱い予選を演じました。GT500は,NSXが好調で,揃って予選上位につけています。なお,前回のレースで新型のVQエンジンを搭載したGT−Rですが,今回は暑いという状況がありますので,信頼性のある旧型の直6エンジンで参戦しています。

○初物(R2−1)
・R2−1第5戦の予選が行われました。今回は,スーパーバイク以外の他のクラスは,すべて「今季初ポールポジションを獲得」という状態(250ccはランキングトップの小山知良,125ccは葛原稔永,600ccはケガから復帰の山口辰也)でした。スーパーバイクは加賀山就臣が獲得。今回僚友の梁明がWGP参加のため欠場しているとはいえ,10月にもてぎで開催されるWGPへワイルドカードで参戦するため必死の走りを見せている結果ではないでしょうか。

○レースどころじゃ(F1)
・FIFAワールドカップで昨日行われた試合は,ブラジルvsイングランド,ドイツvsアメリカの2試合。不思議なことに4つともレースが盛んなところばかり。昨日はF1第9戦ヨーロッパGPのフリー走行が行われたのですが,試合の最中はレースどころではなく,サーキット全体が閑散としていたようです。モーターホームのあちらこちらでサッカー観戦。勝った所の人たちは意気揚揚と仕事に励み,負けた所の人たちは仏頂面で仕事をこなしたとのこと。BARはチームの本拠地がイギリスだし,ドライバーは北米カナダ出身のJ.ビルヌーブ。ついでにエンジンはホンダで,既に負けてる日本。本業のF1では唯一のノーポイントチームですから,相当な頑張りが必要なはず。しかし,応援しているであろうイングランドとアメリカが揃って負けてますので,テンションが下がってなきゃいいんですけどね・・・。ところで,ワールドカップの影響は人間の士気だけでなく,タイムスケジュールにも与えています。トルコvsセネガルの試合中継とF1の放送時間が重なるため,今日22日に限って各セッションの時間が45分繰り上げて行われます。やはりワールドカップは日本人の想像を越えて凄まじい力をもってますね。

2002・6・21
○レースの週末(F1,GT,R2−1)
・今週末は3つのレースがあり,それぞれに注目ポイントがあります。まずF1ですが,開催地がニュルブルクリンク。ここは,今年改修工事をしたばかりで,580mコースが延長されました。インフィールド区間の距離が伸びましたので,セッティングもこれまでとは違うものにしなければいけないでしょうから,今日のフリー走行は重要となるでしょう。また,ここは王者M.シューマッハの地元のようなもの。当然ファンが多く詰め掛けるでしょうから,彼の意気込みも倍増。唯でさえ独走状態なのに,ますますその傾向が強まるかも。地元といえば,トヨタにとってもそう。前回のレースは全滅状態でしたから,今回は新エンジン投入もあって,汚名挽回といきたいところでしょう。次にGTについてですが,今回はマレーシアのセパンサーキットが舞台。正式な日本のレースが,初めて海外で開催されることになります。また,高校生ドライバーである高橋隼成が登場します。R2−1については,柳川明に注目。今回の舞台はツインリンクもてぎ。今年ここで開催されるWGPにおいて,カワサキがスポット参戦する話が進んでいるようですから,意気込みが随分違うはずです。とにもかくにも,どのレースも面白くなりそうですから,要注目といったところです。実のところこれだけレースがまとめてあると,管理人としては更新作業が大変なんですけどね・・・。まあ,レースをたくさん観られるのですから,「うれしい悲鳴」なのかもしれません。

2002・6・20
○どうなるラインナップ(8耐)
・日本のメーカーの中で唯一8耐への具体的な参戦体制が発表されていないのがホンダです。今のところ,オーディションを行い,その結果で決定していくとしか明らかにされていません。18,19日と鈴鹿サーキットで8耐へ向けてのテストが行われました。参加者はWGPから宇川,加藤,バロスが,R2−1から玉田と岡田監督が参加しました。その結果,バロスがトップタイムをマーク。実績から考えても,バロスの参加は濃厚になってるのかもしれません。ただし,お気づきのように今回のテストには,V.ロッシとC.エドワーズの昨年のチャンピオンが参加していません。「オーディションで」という方針であれば,参加していないにもかかわらずラインナップに入るとおかしな印象を受けてしまいます。もしかして,とりわけロッシについては,8耐へ参加しないのかもしれませんね。

○童夢がフェラーリを(GT)
・「童夢がフェラーリを開発」というニュースが飛び込んできました。童夢は無限と組んでNSXで参戦していますから,当然のことながらホンダ陣営。それがフェラーリ車を開発するとなると問題となりそうですが,これはGT300クラスでの話で問題とならないとのこと。以前フェラーリでGTに参戦していたチームゲイナーから,童夢の林社長に,フェラーリ360モデナをGT仕様にモディファイし,来年から参戦したいという依頼があったそうです。両者は以前から個人的なつながりがあったため,今回の話が進展していったようです。先日行われたルマン24では,かなりのスピードを記録していたフェラーリエンジンですから,来年どんな活躍を見せるか楽しみになりますね。

2002・6・19
○あと1回(WGP)
・G.マッコイが怪我の治療のためしばらく戦列を離れ,そのかわりJ.M.バイルが走ったものの,彼もまた負傷し,先日のカタルニアGPではA.ホフマンが代役の代役として走りました。結果は残念ながらエンジントラブルによりリタイアでした。レッドブルヤマハからリリースがあり,次回のオランダGPまでは引き続き彼が走ることになりました。また,マッコイも順調に回復し,7月14日のイギリスGPから復活するとのこと。現在それに向けトレーニング中だそうです。復帰した時には,マッコイの豪快なスライド走法が見られるようになってるといいですね。

○やはり移籍か(F1)
・ジャガーチームから,来週のバルセロナテストにおいてM.ウェバーを起用するとの発表がありました。ご存知のようにウェバーは現在ミナルディのドライバーで,今年デビューしたばかりです。今年の開幕戦,つまり彼のデビュー戦において早々とポイントを獲得し,ミナルディにとっての久々のポイントをプレゼントしました。そのステディな走りに評価が徐々に高まっている中での今回の起用になります。しかも今回のドライブは,来年のジャガーのシート獲得を見据えてのものです。ジャガーのP.デラロサは,既に来季の契約を済ませているようですから,そうなるとE.アーバインが弾き出される事になるのは明白。ますますアーバインの移籍の確率が高くなってきたと言えるでしょう。

2002・6・18
○レースが終わっても(WGP)
・とても暑い中のレースだったカタルニアGP。本来ですと,レースが終わって休養したいところでしょうが,そうはいかないところが世の中の厳しいところ。ほとんどのMotoGPを戦うチームはそのままカタルニアに残り,タイヤテストを行っています。絶好調のV.ロッシをはじめ,復調著しいマールボロヤマハのビアッジ&チェカ,スズキワークス,プロトン,カネモトホンダ,ヤマハダンティーンなど,そのままレースが出来るのではないかというメンバーが残っています。その中には,カネモトホンダのテストライダーである,開幕戦で4位入賞した伊藤真一も含まれています。スズキワークスは,今回のレースからようやくミシュランの今季型のタイヤ供給ができるようになりましたので,その特性に合ったマシンセッティングを見つけていくのが急務なだけに,より重要なテストになっていることでしょう。なお,宇川徹,加藤大治郎,A.バロスの3名は,鈴鹿8耐に向けてのテストに参加するため,このタイヤテストには参加せず,日本へ向かいました。

2002・6・17
○アウディ,アウディ,アウディ!(ルマン)
・ルマンでの24時間にわたる戦いが終わりました。結果は,やはりというかアウディが圧勝。しかも1〜3位までを独占しました。ただ,賞賛すべきは,1位となったF・ビエラ/T・クリステンセン/E・ピロ組。いくらマシンが優れているとはいえ,3年連続同じメンバーで1位となるのはやはり至難の業。二度と破られることのない偉業と言うだけの価値はあると思います。なお,日本関係の結果ですが,昨年のチャンピオンマシンを手に入れ,期待されたチームゴウは,トラブルに悩まされながらも7位に入る健闘を見せました。また,童夢S101を駆るレーシングホランドは8位という好成績を収めています。チームオーナー&監督&ドライバーという一人三役をこなした近藤真彦は,ギヤトラブルに泣かされリタイア。今年で24回目のルマン挑戦となった寺田陽次郎はわずか5周でリタイアとなりました。今年再びロータリーエンジンで参戦したのですが,残念な結果となりました。私もロータリーサウンドは大好きですから,ぜひ来年も挑戦してもらいたいと思います。来年RX−8を発売するはずのマツダさん!寺田さんのために一肌も二肌も脱げないものですかネェ!!

○カワサキ,スポット参戦か(WGP)
・来年からWGPに復活するカワサキですが,うまくいけば今シーズンの最後の方にスポット参戦するのではないかという噂が出てきています。ライダーは,当然今シーズン開発をしながらR2−1に参戦している柳川明。ツインリンクもてぎから,最後のバレンシアGPまでの4戦に出るかもしれないとのことです。正式に決まるといいですね。

2002・6・16
○最後はやはり(WGP)
・カタルニアGPの決勝が行われました。予選ではヤマハYZR−M1の速さが発揮され,決勝に向けての期待が大きくなりました。実際途中まではヤマハとホンダの争いがありましたが,やはりRC211Vとの差が出始め,終盤はV.ロッシと宇川徹の一騎打ちとなりました。終わってみればロッシが最終ラップに宇川を突き放し,今季5勝目をあげました。ただ,直線ではそれほどRCとの差がなくなってきてますので,今後ますます接近戦になるのではないかという期待をもつことが出来るレースでした。ヤマハに関する話題をもう一つ。250ccでは,今季プライベートチームのヤマハクルツに所属している松戸直樹が7位に入りました。今季のこれまでのレースすべてでポイントを獲得している数少ないライダーの一人なのですが,今回もポイントゲット。しかも,ヤマハのワークスマシンYZRを駆るS.ユージーをかわしての結果だけに,価値あるものだと言えるでしょう。そもそも去年までそのYZRを駆っていたのが松戸自身。彼を放出したチームの方針自体がおかしい感じがするのは私だけではないと思います。

2002・6・15
○ビアッジ今季初(WGP)
・第6戦カタルニアGPの予選が行われ,MotoGPクラスではマールボロヤマハのM.ビアッジがサーキットレコードを塗り替えるタイムで今季初のポールをゲットしました。今シーズンは5戦すべてでV.ロッシがポールを獲得していましたので,ようやくロッシ以外の人がポールをとったことになります。2番手にはロッシのチームメイトである宇川徹が入っています。予選6番手には今シーズンからレッドブルヤマハでWGPに参戦しているJ.ホプキンスが入りました。彼のマシンは2ストのYZRですから,ここにきて4スト,2スト共にヤマハ勢が攻勢をかけてきている感じです。スポット参戦の梁明は,初めての海外でのレースということもあるかもしれませんが17番手という結果でした。後方からの追い上げが見られるでしょうか?

○アウディにあらずんば・・・(ルマン24)
・ルマン24時間の予選第2日が行われ,大本命のアウディが1〜3位までを独占しました。トップは,1日目と同じアウディワークスのハーバート&カッペロ&ペスカトーリ組。前日3位につけていた童夢は5番手となり,1日目より順位を下げました。これは燃料の規定違反が見つかり1日目のタイムを抹消された上,2日目はトラフィックに引っかかって初日のタイムを更新できないままで終わったため順位を下げたようです。24時間の耐久レースですから,予選の順位は他のレースよりかはそんなに大きく影響しません。ですから,予選に規定違反の燃料を使うことは考えられないんですけど・・・。ともかく,レーススタートは日本時間の午後11時です。レースは何が起こるかわかりませんから,予選で振るわなかったチームも勝利目指して頑張ってください!(レースの模様は,テレ朝系で放送されます。当然レースのすべてを放送するわけがありませんが,耐久レースに参加してる人たちと同じ気持ちになるため,放送されるすべてをご覧になってみます?)

2002・6・14
○ことしもやはり?(ルマン24)
・ルマン24時間の予選第1日が行われ,皆さんよくご存知,元F1ドライバーJ.ハーバートがいるアウディが暫定ポールポジションを獲得。2位もアウディが入っていますので,下馬評どおりアウディが初日から強さを見せています。昨年から参戦を開始している童夢が3番手に入り,アウディの対抗馬としての意地を見せています。日本人としては,昨日もお伝えしたチームゴウの加藤,荒が11番手で最高位。元F1ドライバー片山右京は,実質上マシンがシェイクダウンということもあって19番手。本当はもっと上位にいけるポテンシャルがあるチームですが,トラブル続きという感じでした。近藤真彦についても同様にトラブルがに泣かされ,23番手となっています。今日も予選が行われますが,果たしてこのままアウディがポールを獲得するのでしょうか?

○今度は転倒なしよ!(WGP)
・WGP第6戦カタルニアGPが開幕します。ここはスペインですから,気温も暑く,さらに観客が大勢集まり熱い応援を繰り広げます。そういったGPに,スズキの梁明が今回から第8戦までの3戦に出場します。開幕戦の鈴鹿でV.ロッシとバトルしてるだけに,どういった活躍を見せるか期待されます。また,2ストマシンで速さを見せている加藤大治郎ですが,大変珍しく2戦連続転倒リタイア。昨年の250ccチャンピオンとしては意地でも結果を残したいところでしょう。日本人以外では,ホンダポンスのA.バロスがGP参戦200戦目を迎えました。足掛け16年の歳月をかけての記録達成です。普通の人で16年というと,とうの昔に引退してるはずの年月ですが,彼の場合は15歳でデビューしてますから,こうしたことも達成可能。ただ,どんなに年齢が若くてもポテンシャルが高くなければ世界最高峰にエントリーできないわけですから,やはりバロスの偉大さは大きいものがあります。さて,メモリアルレースでいい結果が残せるでしょうか!

2002・6・13
○日本人は9人に(ルマン24)
・ルマン24時間のエントリー締め切り及び車検があり,全部で150人,50台のエントリーがありました。日本人としては,サテライトとしてチャンピオンマシンのアウディR8を駆るチームゴウの加藤寛規と荒聖治,自チームから童夢&ジャッドのパッケージで参戦する近藤真彦,ロータリーエンジンマシンを駆る常連の寺田陽次郎,チームもドライバーもオールジャパンであるチームタイサンからは飯田章&余郷敦&西澤俊之が,F1で「神風右京」と異名を取った時の縁から声がかかった片山右京,そして,何とビックリ,エントリー締め切り10分前にオートパレスから参戦することが決まったF1BARホンダのテストドライバーである福田良,以上の9名が参戦します。

2002・6・12
○ルマンのため(Fポン)
・今週末には,世界3大レースの一つであるルマン24時間が開催されます。日本からは寺田陽次郎などの常連を始め,マッチこと近藤真彦も自身のチームから参戦します。それにともない,今週予定されているSUGOでの合同テストにOlympic KONDOやCERUMOも参加を見合わせたり,ドライバーチェンジしたりします。ドライバーチェンジといえば,DANDELIONからチームリリースがあり,次戦から今年GT300に出場している高木真一をあらたにドライバーとして走らせるようになりました。若手育成という側面からいうと,とても大事なことですね。

○篠塚退社(その他)
・このHPでは,ラリーレイドというカテゴリーはカバーしていませんが,多大なる功績のあった主人公に敬意を表してお伝えします。昨日潟宴梶[アートからリリースがあり,ずっと三菱社員としてパリダカールラリーなどに出場していた篠塚健次郎が,7月10日付をもって退社することになりました。今年3月のクロスカントリーワールドカップ「イタリアン.バハ」終了後,安全性と彼のこれまでの経験という観点から「チーム管理責任者」への転進を会社側は要求したようです。現役続行を願う彼の姿勢と当然合うはずもなく,結局退社ということになりました。私自身一昨年あたりから,「増岡浩にシフトしているな」という感じはしていたのですが,今回の決定を聞いて「やはり」という印象でした。篠塚の53歳という年齢を考えると,「そろそろ無理では」という気持ちもありますが,篠塚がいなければ「パリダカールラリー」の知名度は日本でそれほどにもならなかったでしょうし,一流のドライバーは引き際も自分自身が一番悟ることが出来るわけですから,三菱に対して,できれば篠塚の意向を最後まで通してほしかったと思います。そうした人間性に満ち溢れた姿勢があれば,あんな大問題を起こさなかったでしょうし,業績も大きく落とさなかったかもしれませんよ三菱さん!(このコメントは蛇足でしたね!?)

2002・6・11
○夢破れて(F1)
・「バブル」と呼ばれていた頃のことと関連して,最近の話題を。先日の日曜日には,大分県のオートポリスでR2−1が開催されました。オープン当初は,「F1開催」を目標に掲げ,大変華やかなオープニングセレモニーをしたものでした。実際F1開催が決まったものの,その頃にはすでに手遅れ。開催するほどの財力はなく,あっけなく倒産。その後は村の努力で細々と営業を続け,ようやく全日本クラスのレースが開けるほどになりました。ダックスフントをキャラクターに,白と赤のトラックで目を引いた「フットワーク」という運送会社。一時期は,F1チームを買収し,鈴木亜久里をドライバーに迎えたこともありました。しかし,ワンマン経営がたたり,F1から撤退したあと会社は倒産。現在は経営再建中で,昨日はそのワンマン社長が,在宅のままですが証券取引法違反で在宅起訴。いろいろな人間の欲望が渦巻いたバブル期でしたが,今でもその人間ドラマが展開されているのですね。

2002・6・10
○フェラーリ150勝(F1)
・F1第8戦カナダGPの決勝が行われ,M.シューマッハが今季6勝目をあげました。これは,フェラーリにとって通算150勝となるものでした。予選で唯一の12秒台を出したJ.P.モントーヤは,57周目にエンジンブローしてリタイア。モナコGPの勝者D.クルサードが2位に入り,フェラーリのワンツーを阻止。K.ライコネンが4位に入っていますので,今シーズンやや不調だったマクラーレンがようやく復活してきたような印象を与えました。ホンダ勢では,G.フィジケラが5位に入賞し,3戦連続のポイントゲット。僚友の佐藤琢磨は久々に完走を果たしました。また,BARのO.パニスが今季初完走というように,ホンダがやや上向き加減になったようです。それに対して,開幕当初はいい感じだったトヨタですが,今回は2台ともリタイア。新加入のチームに試練が訪れてきているようです。なおカナダ出身のJ.ビルヌーブは,やはり相性の悪さがあるのか,早々にリタイアしています。完走は15台ですから,このあたりも戦前の予想通りサバイバル的なレースでした。

2002・6・9
○九州最初のR2−1決勝(R2−1)
・R2−1第4戦の決勝が,我が大分県のオートポリスで行われました。スーパーバイククラスでは,1周目の最終コーナーで多重クラッシュがあり,赤旗中断という荒れたレースとなりましたが,スズキの加賀山就臣が今季初優勝を飾りました。参加したレースすべてで勝っていた梁明は,11周目にリタイア。125ccでは,相変わらず「おじさん」たちが頑張り,仲城,菊池,藤岡の順でチェッカーを受けました。なお250ccでは,地元九州出身の大崎誠之が今季初優勝しました。

○モントーヤがポール(F1)
・F1第8戦カナダGPの予選が行われました。通常の予選ですと,予選終了の時刻が近づいてからタイムアタックをするのですが,この日は雨が降ることが予想されましたので,どのチームも早めにタイムアタックを始めました。その結果,ウィリアムズのJ.P.モントーヤが唯一人1分12秒台に入る速さでポールをゲットしました。ホンダで唯一のポイントを獲得しているジョーダンのJ.フィジケラが今季最高の6番手に入り,母国でのGPとなるBARのJ.ビルヌーブが9番手となり,ホンダ勢はシングルグリッドを獲得しています。それに対して,トヨタはあまりいい結果が出ず,M.サロの18番手が最高となっています。佐藤琢磨は予選途中にマシンが火を噴き,僚友のフィジケラのマシンに乗り換えるというアクシデントがあり,15番手にとどまっています。

2002・6・8
○泣きっ面に蜂(WGP)
・シーズン前の負傷により途中から休んでいるG.マッコイの代役としてJ.M.バイルが参戦していました。ところが,前戦のイタリアGPの時,転倒して肩を負傷してしまい,その治療のため,代役のバイルも欠場することになってしまいました。正に「泣きっ面に蜂」状態です。チームのレッドブルヤマハは,急遽昨年250ccクラスで参戦していたA.ホフマンを代役の代役に指名しました。

○加賀山初ポール(R2−1)
・ついに九州初となるR2−1が開幕しました。今日は予選が行われ,スーパーバイクでは,スズキのプロトタイプマシンGSV−Rを駆る加賀山就臣が今季初ポールを獲得しました。これまで参戦したレースすべてでポールをゲットしていた梁明は2位。これまでとライダーは入れ替わりましたが,ワンツーをゲットしていることには変わりがありません。「変わりがない」と言えば,250ccもこれまでとほとんど変わりがなく,TZの独壇場となっています。WGPではアプリリアの独壇場ですから,250ccはホンダ以外のマシンの闘いという感じです。明日はいよいよ決勝。九州での最初の勝者となるのは誰でしょうか!

2002・6・7
○アーバインがジョーダンへ?(F1)
・ジャガーのE.アーバインが,来期移籍するのではないかという噂が出ています。移籍先はジョーダン。今季ジャガーのマシンであるRS3の出来がかなり悪く,何かと色々な発言をしてチーム内のコミュニケーションがうまく取れていないような印象を持たせる最近のアーバインですので,移籍話が起きてもおかしくはありません。しかも,ジョーダンのスポンサーであるタバコブランドのベンソン&ヘッジスが,イギリス人ドライバーを欲しているという話もあります。以前アーバインはジョーダンに所属していましたので,チームとの関係もとりやすい。こうした事から,今回の噂が出てきているようです。今季J.フィジケラと佐藤琢磨が所属しているジョーダンですが,もしこの噂が本当になれば,どちらかがチームを離れないといけなくなります。ホンダ勢で唯一のポイントを上げてるのがフィジケラ。ホンダのバックアップを受けているのが琢磨。どちらもジョーダンにとって大事なドライバーだけに,今シーズンの終わりにはどんな結論に達しているのでしょう?

○カナダGPスタート(F1)
・F1の第8戦カナダGPが開幕しました。ここはBARホンダのJ.ビルヌーブのふるさとですから,気合の入り方が違うと思います。ただし,母国での成績はこれまであまりいいものでないことも事実です。唯一ポイントを上げていないのがBARですが,果たして今年は母国でどんな成績を残すのでしょう。それから,ここは例年完走が大変少ないサーキットの一つです。高速から一挙にスピードを落とすコーナーがいくつもあり,そのためブレーキトラブルが原因でリタイアするマシンが大変多いのです。今年の完走台数は何台でしょう?予想してみてはいかがでしょう?

2002・6・6
○上田,2戦欠場(WGP)
・先日行われたイタリアGPの予選第1日に転倒し,骨盤のところにある腸骨を骨折した上田昇ですが,第6戦と第7戦を欠場することになりました。この骨は,自然治癒を待つしか方法がないようで,その分どうしても時間がかかります。残念な結果となりましたが,7月14日にある第8戦イギリスGPには復活できそうということ。今季表彰台のない上田ですから,それまでに体はもちろんマシンも完璧にし,表彰台の頂点でノビースマイルを見せられるようにしてほしいと願っています。

○オートポリスでテスト走行(R2−1)
・今週末に九州で初となる2輪の全日本選手権がオートポリスで開催となります。初めての開催ということで,今日と明日の2日間に渡ってテスト走行があります。平日ですから,なかなか暇は取れないと思いますが,一日も早く全日本クラスの走りを見たい方は,オートポリスに行かれてみてはいかがでしょう。

2002・6・5
○会議はまとまるか?(F1)
・統括団体であるFIAのマックスモズレー会長から提案されたコスト削減に関する提案を審議するため,来週ロンドンにF1のチーム監督が集まって会議を開くことになりました。今シーズン前に破綻したプロストチームを始め,何とか参戦しているものの,いつ倒れるか分からないと噂されるチームがありますので,コスト削減は必要不可欠な状態。ルノーの首脳からは「淘汰されるべき」という趣旨の発言が最近ありましたが,もしそうなった時に少ない出走台数で本当にファンが満足するでしょうか?2輪の全日本選手権においてまだ500ccのレースがあった時,コストがかかりすぎて極端に出走台数が少なくなりました。そのレースを観ていると,トップ争いの2〜3台が目の前を過ぎると,しばらく待って別のマシンが通り過ぎ,またしばらく待ってさらに別のマシンが,というような感じでした。もちろん観ていて面白くはありません。その反省を元に,今のスーパーバイクでのレースとなっているのです。F1が今のような人気を保持するためには,やはり見ていて飽きないものにする必要があります。今回の会議がうまくまとまるといいですね。

2002・6・4
○DUCATIのマシン(WGP)
・先日行われたイタリアGPにおいて,来年からMotoGPクラスに参戦するDUCATIのマシンが公開されました。
イタリアンレッドに塗られたこのマシンがどういったパフォーマンスを発揮するのかとても興味深いものがあります。特に今シーズンワールドスーパーバイク(SBK)でとても好調なだけに,より一層楽しみです。

ドゥカティ ドゥカティ


2002・6・3
○今週末は(R2−1)
・今週末は,いよいよR2−1九州初開催です。場所は皆さんご存知のオートポリス。一時期は倒産の憂き目をみましたが,上津江町の努力が実り,何とか経営が軌道に乗ってきています。つゆの時期に入ってきますので,お天気が心配ですが,ぜひ皆さんオートポリスまで足を運んでください。(管理人も行く予定にしていたのですが,別の用事が入り,泣く泣く断念しました。行かれる方は,私の分まで楽しんできてくださいね。)

2002・6・2
○今季初(WGP)
・イタリアGPの決勝が行われました。昨年までの125ccは,日本人が表彰台に立つのは当たり前みたいなところがありましたが,今季は第4戦まで誰も立てず。しかし,デルビのマシンを開発しながらレースに参戦している宇井陽一が2位に入り,ようやく日本人が表彰台に立ちました。レースの途中でコースオフし,大きく順位を下げましたが,怒涛の追い上げを見せて2位表彰台をゲット。レースにタラレバを言っても仕方のないことですが,途中何事もなければ優勝できていたかもしれませんね。なお,MotoGPクラスは,V.ロッシがポールトゥーフィニッシュ。これで5戦中4勝したことになります。日本期待の宇川徹は,優勝争いからは離れたものの,ヤマハのC.チェカとの表彰台をかけた争いをファイナルラップまで繰り広げ,コンマ1秒差で先にチェッカーを受けました。

2002・6・1
○向かうところ敵なし(WGP)
・WGP第5戦イタリアGPの予選が行われ,MotoGPクラスでは,ランキングトップのV.ロッシがポールポジションを獲得しました。これで,5戦までのレースは,すべてロッシがポールということになります。イタリアGPでは,毎年スペシャルカラーリングで登場していますが,今年はヘルメットのカラーリングがスペシャル。今回のは彼の父親で元GPライダーであるグラチアーノが使っていたカラーリングです。その他小さくて目立ちませんが,ピザなどのイタリアを連想させるもののイラストも入っています。その他の予選成績は,2,3位にヤマハワークスの2人がつけ,前回のレースの好調さを維持しています。日本勢はと言うと,どのクラスも低調で,宇川の7位と原田の8位が1桁といったところ。やはりイタリアのマシン及びイタリア人ライダーがいい成績を収めています。なお,125ccのベテラン,ホンダのマシンを駆る上田昇は,1日目に負った骨折(骨盤の上にある「腸骨」というところにひびが入ったそうです。そういう骨があったんですね。)により欠場となりました。