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日本国内を中心にして行われているレースの中で,最も観客が集まるのがこのスーパーGT(このサイトでは,SGTと表記します。)です。実際には中身は別物ですが,普段の街中で見られる車が,モンスターマシンに変貌を遂げ,毎回激しい争いが展開されていくのがその魅力となっています。 イコールコンディションにするため,成績に応じてウェイトハンディを課すのがこのシリーズの大きな特徴となっていました。ところが,ウェイトを降ろすためにあえて順位を落としたりする行為が当たり前のように行われるようになり,観客にとっては興味のそがれる部分があったのも事実です。こうしたことから,スポーティング・レギュレーションの改定が行われ,ウェイトハンディ制度や得点基準が全面的に見直されました。大まかに言うと,ウェイトハンディは,得点に比例して付加することとなっています。また,チームやメーカーオーダーと疑われるような行為に対して,調査や罰則が厳しくなっています。このレギュレーション変更もあって,昨シーズンも最終戦まで白熱したレースが展開されて,GT500クラスは,最終戦の前戦で,GT300は最終戦でチャンピオンが決まりました。 昨シーズンは,大まかに見ると,前半がSC430を使用しているトヨタが,後半からはGT-Rを使用しているニッサンが勢いをつけ,HSVを使用するホンダは,年間を通して今一歩というシーズンでした。また,タイヤに関しても大きな影響があり,これまでは,ブリヂストンタイヤを主軸にしてチャンピオン争いが繰り広げられてきたのですが,2011年シーズンから好結果を残したのが,フランスのタイヤブランドであるミシュランでした。GT-Rとミシュランとの組み合わせが安定した速さを刻むことができ,最終的にこの組み合わせが2年連続チャンピオンを獲得しています。今シーズンは,当然ホンダやトヨタ,そしてブリヂストンの巻き返しが図られるでしょうから,さらに混沌とした状況になるのではないかと思われます。なお,SGTのさらなる発展を期するため,来シーズンからは,マシンがDTMとのコラボレーションをしていくことになります。セパンでのレースはありましたが,これからはさらに国外に進出することになりそうです。 今シーズンのGT300クラスは,新たな展開を見せそうです。というのも,使用されるマシンがFIAが管轄しているGTレースで使用されているフェラーリやポルシェ,アウディ,マクラーレンといったGT3クラスのマシンが中心になって行われることになります。そのため,このクラス独自の存在だったGaraiyaや紫電といったマシンが使用できなくなってしまいました。とはいえ,ヨーロッパ製のGT3マシンだけでなく,スバルの人気車であるBRZや,国内のスポーツ系のハイブリッド車であるトヨタのプリウスやホンダのCR-Z,さらに300クラス用のGT-Rといった国産勢も,かなりの戦闘力を有しています。どのドライバーが,そしてどのマシンがチャンピオンを獲得するのか,このクラスも群雄割拠の時代となっています。 |
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《レーススケジュール》 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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