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フォーミュラニッポン
    
 国内フォーミュラカーの最高峰。正式には「フォーミュラニッポン」ですが,このサイトでは,略して「FN」で表記します。このところレギュレーションに様々な変更が加えられるFNですが,今シーズンから全く新しいシャーシが用いられることになります。アメリカン・フォーミュラで活躍し,パナソニックの創始者である故松下幸之助の孫としても知られているヒロ松下氏がオーナーを務めるスウィフト社が,FNの新たなレギュレーションに則って開発したFN09がその新しいマシンです。フロント,リア共に独特な形状のウィングをつけている同マシンに,トヨタ又はホンダ製のエンジンを搭載したマシンでシーズンが争われることになります。昨年型のマシンまでは,どちらかというとトヨタエンジンユーザーが優勢でしたが,果たしてこの新型マシンと相性のいいのはどちらのエンジンでしょうか。
 チャンピオン争いの方ですが,ディフェンディングチャンピオンだったIMPULの松田次生がその座を守り抜き,2年連続チャンピオンとなりました。2年連続と言っても,その内容には大きな差があります。一昨年は,安定した成績を収めてチャンピオンとなっていますが,1勝も挙げないままでした。しかし,昨年は全8戦中5回の勝利を挙げてのチャンピオン獲得でした。今シーズンは新型マシンでの争いとなりますから,どのチームもほとんどデータがない状態でのシーズンスタートとなります。それだけに,どのドライバーが勝っても不思議ではありません。とは言っても,彼が所属するのは国内で最有力のチームの一つと言えるIMPULですし,ドライバーの松田も今まさに脂がのりきっている状態です。松田を中心として展開されるという構図は,今シーズンも変わりないのかもしれません。
 SGTが隆盛を極める国内4輪レースですが,F1への扉となるとやはりFNのさらなる発展が期待されます。最近の傾向を見ると,F1を目指す有力な若手ドライバーは,国内F3を経験した後,国外のレースに出て,それからF1のシートを獲得するという感じになってきています。以前のように国内最高峰レースにふさわしい状況へと戻るよう,関係者の努力が益々必要となってきています。
 なお,2006年シーズンにおいて,MINEサーキットの閉鎖に伴い,オートポリスでのレースが久々に開催されました。FNとしては初めて,前身のF3000以来での開催でした。しかし,残念ながら1年でカレンダーから外れ,07,08年は岡山国際サーキットでのレースと言うことになり,九州のレースファンとしては,実質的にFN観戦の機会が奪われた形となってしまいました。ところが,今シーズンは,再びオートポリスでのレースが復活となりました。安定して開催できるようになるためにも,関係者で協力していい大会となるよう努力してもらいたいと思います。
   
《レーススケジュール》
  決勝開催日 サ  ー  キ  ッ  ト
第1戦  4月 5日 富士スピードウェイ
第2戦  5月17日 鈴鹿サーキット
第3戦  5月31日 ツインリンクもてぎ
第4戦  6月28日 富士スピードウェイ
第5戦  7月12日 鈴鹿サーキット
第6戦  8月 9日 ツインリンクもてぎ
第7戦  8月30日 オートポリス
第8戦  9月27日 スポーツランドSUGO
     
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