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| 街中で走っているＮＳＸ・ＳＣ４３０・フェアレディーＺ（ＧＴ５００クラス）やＭＲ−Ｓ・ＲＸ７・ポルシェ（ＧＴ３００クラス）などが熱いバトルを繰り返すレース。もちろん，名前は市販車と同じでも，なかみはモンスターマシンに変貌。時にはマシンとマシンがぶつかりあう，はらはらどきどきのレース。 イコールコンディションにするため，成績に応じてウェイトハンディを課したり，マシン的に不利なチームに対して救済措置をとったりしてるのも特徴の一つ。ただ速いだけでなく，このウェイトハンディなどを計算に入れた作戦も重要となります。 一昨年から，海外へのさらなる進出を目指して「スーパーＧＴ」という名称に変更になりました。今シーズンの海外レースは，既にレギュラー開催ともいえるくらい定着してきたマレーシアのセパンサーキットでのレースが第４戦に組まれています。 レース開催面だけではなく，今シーズンはマシン面でも外国製マシンが参加しやすいようなレギュレーション変更も念頭に置いています。ＧＴ５００クラスについては，ホンダがＮＳＸを，トヨタがＳＣ４３０を，ニッサンがフェアレディＺを全チーム使用していますが，そこに外国製のマシンが登場するのも間近かもしれません。国内３メーカーの内，今シーズンの注目の一つがニッサンかもしれません。ニッサンのマシンといえば，実績という面でもこれまでターボ車が主流でした。しかし，昨シーズンの最終戦にＮＡエンジン搭載車を投入し，このエンジンが今シーズンのエンジンとなりそうです。 ＧＴ３００クラスは，昨シーズンのチャンピオン争いがＧＴ５００に勝るとも劣らないくらい白熱し，チャンピオン決定が最終戦の最終ラップの最終コーナーで決定するという劇的なものとなりました。しかも，そのチャンピオンマシンとなったのが，前身のＪＧＴＣから一貫してマツダのロータリーエンジンで参戦してきたＲＥ雨宮のＲＸ−７でした。マツダからの支援をほとんど受けず，プライベートチームながらチャンピオンチームとなったのが，いかにもこのクラスらしい結果でした。今シーズンも，様々なマシンが彩りを添えながら激しいチャンピオン争いとなりそうな予感がします。 |
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