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| いわずとしれた４輪の世界最高峰レース。ここ数年は，Ｍ．シューマッハ＆フェラーリ＆ブリヂストンというパッケージングが，圧倒的な強さを見せていました。しかし，昨シーズンついにシューマッハが，チャンピオンの座から降りる結果となりました。代わってチャンピオンになったのは，史上最年少記録を更新したＦ．アロンソでした。Ｆ１の世界も，確実に世代交代の波に飲まれているといった感じとなりました。このチャンピオン交代劇に，昨年採用されたレギュレーションが影響したという考えもあります。２レース１エンジン，タイヤ交換の禁止，エンジン載せ換えによるグリッドの降格等のレギュレーションが，新たなマシン作りと作戦作りとを必要としたのです。今シーズンは，タイヤ交換の復活，予選方法の変更等の改革がなされました。果たして新たなレギュレーションが，どのような展開を生み出すのか楽しみといえます。 日本関連では，昨年トヨタが活躍を見せました。それに対して，一昨年活躍したＢＡＲは，マシンの不調や不運などもあって，思うような結果が残りませんでした。今年から，ＢＡＲがホンダ直属のチームとなり，チーム名にも『Ｈｏｎｄａ』の名前が冠せられました。日本を代表するこの２つのメーカーが，表彰台の頂点に立つことができるのかも今年の注目点です。 今シーズンの特徴として，チームの変更や新規加入が多かったということが挙げられます。ＢＭＷザウバー，ミッドランドＦ１，トロ・ロッソ，そしてスーパー・アグリ・Ｆ１といったチームが新たに加わったのです。これらは，各メーカーのセカンドチームの様相を呈しています。このことからわかるように，これまでは各コンストラクター中心で運営されていたＦ１が，各自動車メーカーへとシフトしていった形となっています。 |
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