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九州ロードレース選手権

 レースを底辺で支えるのが,それぞれの地方で行われているレースです。レースに本格的に取り組もうとしている人は,ここで優秀な成績を収めて,全日本ロードレース選手権(JRR),そしてMotoGPへとステップアップしていこうと我が身をレースに没頭させていきます。
 この地方戦は,そういったプロを目指している人だけではありません。レースを一つの趣味や生きがいとして高いレベルの中で争うことを目的として参加している選手もいます。いずれにしても,レースを下で支える重要な段階であることは間違いありません。
 2輪レースの人気の低迷や景気の低迷などから,年々参加する台数が減ってきているのが現状です。その傾向はますます強くなってきていて,これまで行われてきた『チャレンジカップ』は,シリーズ自体が成立しにくい事態となってきました。こうした状況を受け,2輪レースを統括するMFJは大きな決断を下しました。それは,この『チャレンジカップ』を廃止し,これまで各地方で行われてきた地方選手権(サーキット選手権)と合併することになったのです。これにより,冒頭に述べたJRR,MotoGPへのステップアップを支えるものという側面がほぼ薄れ,趣味としての競技志向の色合いを強めることとなりました。ここ数年のMotoGPは,全てのクラスにおいてスペイン人やイタリア人ライダーの活躍が目につきます。これは,2輪レース自体がメジャーなスポーツになっていることと,ジュニアからの育成プログラムが十分に整っていることが大きく影響しています。まさに,MotoGPクラスに日本人がいなくなったり,転倒シーンや死亡事故がない限りテレビでほとんど2輪レースが取り上げられることのない今の日本とは真逆な状態と言えます。エリア選手権の廃止という決定は,現実として致し方ないものの,今後のことを考えると,暗い影を落としているといえます。
 なお,このページは,すべてのエリアをカバーするのではなく,大分県内に住む私が発信していますので,2023年までは,我が大分県にあるオートポリスSPA直入(どちらもカワサキ系列),熊本県にあるHSR九州(ホンダ系列)において開催されてきた『九州ロードレース選手権』のレーススケジュールのみをお伝えしてきました。その九州ロードレース選手権が,2024年シーズンから開催方法が変更となり,HSR九州における『HSRトロフィーロードレース選手権』,そしてオートポリス&スパ直入における『POLISPAロードレース選手権』として開催されることになりましたので,それぞれのスケジュールをお伝えします。

  
レーススケジュール
POLISPAロードレース選手権
大 会 決勝開催日 サーキット 開催クラス
第1戦 4月28日 オートポリス JSB1000,ST1000,ST600,JP250
第2戦 6月 9日 スパ直入 JSB1000,ST1000,ST600,JP250
第3戦 7月21日 オートポリス JSB1000,ST1000,ST600,JP250
第4戦 9月15日 スパ直入 JSB1000,ST1000,ST600,JP250
HSRトロフィーロードレース選手権
大 会 決勝開催日 サーキット 開催クラス
第1戦 3月17日 HSR九州 JSB1000,ST1000,ST600,JP250
第2戦 6月30日 HSR九州 JSB1000,ST1000,ST600,JP250
予備日 8月11日 HSR九州 JSB1000,ST1000,ST600,JP250

 
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