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| 日本国内における２輪ロードレースの最高峰，それがこの全日本ロードレース選手権（このサイトでは，ＪＲＲで表記します。）です。そのＪＲＲにおける最高峰が，ＪＳＢ１０００クラスです。以前は，メーカー直系のワークスチームのみにタイトル獲得の可能性が実質的にあるという状態でしたが，ＪＳＢクラスとなってからワークスの参入が認められなかったため，プライベーター同士の争いが展開されていきました。 昨年，一昨年は，国内におけるヤマハのエースライダーである中須賀克行が２年連続チャンピオンを獲得しました。若い頃，というより幼い頃から九州内のサーキットで速さを見せていた彼が，最高峰クラスのチャンピオンに輝いているわけですから，以前から彼の走りを見てきた九州のレースファンの一人としては何ともうれしいことです。残念ながら２年連続チャンピオンを獲得したものの，世界の舞台に旅立つことができませんでした。現在のような経済状況を考えると，以前のように世界に羽ばたくにはハードルが高くなっているのも事実です。しかし，３年連続チャンピオンとなれば，周囲も黙っていないでしょう。ぜひ，今シーズンも活躍できるよう，彼を幼い頃から見てきた九州のレースファンとしては祈りたいと思います。 地球環境の悪化から，現在の２輪レース界は，２サイクルマシンが徐々に姿を消し，４サイクルマシンによるレースへと変貌してきています。もうその流れは，止めることができない状況です。実際，昨シーズンのＪＲＲにおいても，GP１２５クラスに２５０cc４サイクルのマシンが登場し，混走によるレースとなりました。そして，昨シーズンをもって１２５ccクラスと同様に２サイクルマシンで争われていたccクラスが事実上の終焉を迎え，今シーズンから６００ccマシンで争われるＪ−ＧＰ２GP２５０クラスとしてスタートすることになりました。それに呼応して，１２５ccクラスは，Ｊ−ＧＰ３という名称に変更となりました。新たな展開を迎える中・軽量級クラスがどのような変化を遂げていくのか，この点についても要注目です。 |
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