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もじどおり2輪における世界最高峰のレースが,このMotoGP世界選手権。さらにその中の最高峰クラスが,4サイクルマシンで争われるMotoGPクラスです。以前は,2サイクル500ccマシンで争われていましたが,02年から現在の4サイクルマシンに変更。それ以来ずっと990t未満の4サイクルエンジンというレギュレーションで行われてきました。 その中で強さを発揮してきたのが,王者V.ロッシでした。2サイクル最後の01年から始り,4サイクルとなった02年,それから05年までの5年間,ずっとチャンピオンの座に君臨してきたのです。しかし,990ccマシンとしては最後の年となる06年シーズン,ついにその座をホンダのエースライダーとなったN.ヘイデンに譲る結果となってしまいました。 07年シーズンからは,990ccから800ccへとマシンが変わり,新しいレギュレーション元年にどのような結果が出るか注目されていました。そこで大活躍となったのが,最高峰クラス2年目のC.ストーナーでした。最高峰クラスデビューイヤーとなった06年は,ホンダのサテライトチームからの参戦で,どうしてもマシンのデリバリーが後回しにされる立場でした。しかし,その才能を買われてドゥかティに移籍するやいなや,どんどん勝ち星を積み上げていき,何とシーズン残り4戦目となる第15戦日本GPでチャンピオンを決めてしまったのです。排気量が下がった分コーナリングスピードが重視されるようになり,ドゥかティのマシン特性と中排気量クラスで経験を積み重ねてきたストーナーとがうまく組み合わさって生まれた結果といえるでしょう。 2年間にわたり王座を奪われていたロッシでしたが,昨シーズンは彼の逆襲が始まりました。タイヤをそれまでのミシュランからブリヂストンに変更。シーズン当初はそのタイヤに慣れるのに時間を要したものの,徐々に以前の強さを発揮するようになり,ついに王者の座に復活を遂げたのです。 今シーズンの見所の一つが,タイヤに関してです。昨シーズンまではブリヂストンvsミシュランという構造でしたが,今シーズンからブリヂストンのみのワンメークタイヤとなりました。1社のみのタイヤとなったわけですから,マシンとライダーのパフォーマンスがレース結果に与える大きな要素になったということになります。 ヤマハのロッシ,ドゥカティのストーナー,ホンダのD.ペドロサの3強時代と言われるようになりました。この3人を軸としてどのようなシーズンとなるのか,今シーズンも目を外せないレースが続きような予感がします。 日本人ライダーに関してですが,長年最高峰クラスで活躍していた中野真矢が,今シーズンから再登場となったアプリリアのワークスマシンを駆ってSBKに戦いの場を移すことになりました。そして,彼に代わって250ccクラスにフル参戦してきた高橋裕紀が,ついに最高峰クラスにステップアップを果たすことになりました。所属チームは,GPにフル参戦してからずっと所属してきたスコット・レーシング・チームです。サテライトチームですから,どうしてもパフォーマンス的には少し低いマシンを使用せざるを得ません。しかし,昨シーズン同チームからMotoGPクラスにフル参戦したA.ドビツィオーゾは,そのマシンを駆って表彰台獲得を含む上位争いを展開し,今シーズンからホンダのワークスチームであるレプソル・ホンダのシートを獲得することになりました。高橋の今シーズンの活躍が,即ワークスチームのシート獲得というわけには実際問題いかないとは思いますが,何らかのアピールになることは間違いないわけですから,来シーズン以降の布石を打つためにも,ぜひ上位争いに顔を出すよう頑張ってもらいたいものですね。 なお,年明け早々に発表があったように,今シーズンからカワサキがワークスチームとしての活動を休止することになりました。 |
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