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| もじどおり２輪における世界最高峰のレースが，このＭｏｔｏＧＰ世界選手権。さらにその中の最高峰クラスが，４サイクルマシンで争われるＭｏｔｏＧＰクラスです。以前は，２サイクル５００ccマシンで争われていましたが，０２年から現在の４サイクルマシンに変更。それ以来ずっと９９０㏄未満の４サイクルエンジンというレギュレーションで行われてきました。 その中で強さを発揮してきたのが，王者Ｖ．ロッシでした。２サイクル最後の０１年から始り，４サイクルとなった０２年，それから０５年までの５年間，ずっとチャンピオンの座に君臨してきたのです。しかし，９９０ccマシンとしては最後の年となる昨シーズン，ついにその座を譲る結果となってしまいました。数々の不運や自らのミス等により，これまでの圧倒的な強さが影を潜め，最終戦までチャンピオン争いがもつれ込みました。そして，ランキングトップで最終戦を迎えたものの，ミスにより転倒を喫するというまさかの展開となり，最終的にホンダのエースであるＮ．ヘイデンがニューチャンピオンとなりました。 新しいレギュレーションにより，今シーズンから８００ccのマシンとなります。これまでは，全体的に見るとホンダのＲＣ２１１Ｖを中心にレースが展開してきたところがあります。しかし，今シーズンから各社とも全くの新型マシンとなり，その力関係がどうなるかわかりません。ライダーで見ても，各メーカーのエースに加え，Ｄ．ペドロサやＣ．ストーナーなどに代表されるようなヤングライダーが台頭してきました。Ａ．バロスやＪ．マックウィリアムズといった超ベテランライダーも，この最高峰クラスに復帰してきました。タイヤウォーズも，無視できません。これまではミシュランが圧倒的な強さを見せていましたが，ドゥカティ＆ブリヂストンがかなり力をつけてきました。ダンロップは，まだまだこのクラスでの実績は残せていませんが，この先どうなるか分かりません。メーカー，チーム，マシン，タイヤそれぞれの要素が絡み合い，今シーズンも昨年以上に混沌とした状況となるかもしれません。 |
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