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住民分野
ごみの分別・回収の方法やごみ袋はどうなるの?

 

 環境への配慮から「ごみ」に関することは大きな関心を集めています。日出町が合併を想定している4市町村でも、廃棄物処理に関して様々な違いがあるようです。

 それでは、はじめにごみの種類別の収集回数を見てみましょう。

ごみの種類
日出町
杵築市
山香町
大田村
可燃ごみ
週2回

週2回
(週1回)

週2回
週2回
不燃ごみ
月1回
月2回
月2回
月1回
資源ごみ
(ビン・カン・ペットボトル)
月1回
月1回
月1回
月1回
資源ごみ
(古紙・古布類)
月2回
収集なし
月1回
月1回
粗大ごみ
申込制
第3火曜日から開始
1回3点まで
月2回
不定期
(各戸収集方式)
年1回

(平成14年3月31日現在)

 

 4市町村とも基本的にはステーション方式(集積所方式)を採用しているようですが、種類ごとの収集回数には大きな違いはありませんでした。また収集体制は完全に直営で行っている市町村もあれば民間委託の市町村もあります。ちなみに日出町は可燃ごみの一部を直営で行い、その他は民間に委託しています。

では次に年間に出されるごみの量や、リサイクルされて新たに資源として利用する資源化率を見てみましょう。

区分
日出町
杵築市
山香町
大田村
総ごみ量
7,168トン
6,906トン
2,148トン
676トン
資源化量
1,280トン
358トン
360トン
205トン
資源化率
17.9%
5.2%
16.7%
30.3%

(平成12年度)

 

表だけではちょっと解かりにくいので上の表をグラフにしてみましょう。

(グラフ)ごみの量と資源化率

 

 市町村によってごみの量は違いはありますが、これは人口や事業所の数の違いによるものと考えられます。しかし、ごみの資源化率(リサイクル率)には低いところと高いところで約5倍の違いがありました。杵築市の資源化率(リサイクル率)が極端に低いのは資源ごみ(古紙・古布類)の収集を行っていないのが原因のひとつと考えられます。大田村では年間のごみの約3分の1を資源として再利用していることになります。

 次にそのごみを実際に処理してもらうのに必要なごみ処理手数料についてまとめてみました。

区分
日出町
杵築市
山香町
大田村
ごみ処理手数料
ごみ袋料金で納付
なし
ごみ袋料金で納付
ごみ袋料金で納付
ごみ袋の種類
可燃物
不燃物
リサイクル
可燃物(大)・(小)
不燃物(大)
資源ごみ(大)
ごみ袋の料金
1枚20円
(大)…20円
(小)…10円
(大)…25円
(小)…20円
年間の手数料計
2,128万円
577万円

(平成12年度)

 

 ここで大きな違いが出てきました。杵築市ではごみ処理の手数料を住民が負担していません。他の3市町村でもごみ袋の種類や料金に違いがあります。合併の原則として「サービスの水準は高い方にあわせ、負担は低い方にあわせる」と言われていますが、その原則論では4市町村のごみ処理の手数料は無料になることになりますが、現状を考えるとなかなか難しいのではないでしょうか。その逆に杵築市の住民に新たな負担が生まれるということも考えられます。

 最近はごみの減量化の観点から「生ごみ処理容器(コンポスト)」の購入に対して補助を行っています。

日出町

補助金の額は1基につき購入金額の2分の1以内
限度額は電動式…10,000円、電動式以外…5,000円

杵築市

補助金の額は予算の範囲内において1世帯2個までとし購入経費の3分の1以内

山香町
購入額の2分の1の額とし、3,000円を限度とする。ただし1世帯につき2基までとする
大田村
なし
(ただし平成4年度にコンポスト全戸無料配布)

(平成12年度)

 

 最後に子ども会や老人クラブが廃品回収をしたときに資源物集団回収に対する奨励金を出している市町村があります。
日出町

報奨金交付団体として登録している団体に対し、1団体1回につき3,000円とする。
(平成13年度)登録団体…53団体、交付回数…205回、金額…645,000円

杵築市

なし

山香町
町内の6校の小学校に対し、環境保全に関心を持ってもらうことを目的に、空き缶回収に報奨金を交付するもの。回収した空き缶売却金も学校に給する。
(年間実績)6校×20,000円=120,000円、アルミ…300kg、スチール…190kg
大田村
なし

 

このようにごみ処理に関することだけを見ても4市町村で違いがあります。市町村合併には直接は関係しませんが、このような違いを認識することによって市町村合併について考えるきっかけになると思います。

では次は4市町村の「国民健康保険」の違いについて見ていきたいと思います。

 

 
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