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「電車内の優先座席 恥ずべきシステムでは?」 ガラガラに空いているというわけではないのに、「優先座席」に空席がある。私は優先座席と指定されている椅子でも、そうでない椅子でも空いていれば同じように座るし、短距離ならば座らないことが多い。 そもそも優先座席というものが必要な社会というのは、どうにも納得がいかない。誰かが見張っているわけでも、譲ってもらうべき人物だという明確な線引きがあるわけでもないのに、まるで「制度」であるかのような体裁で設置されていることに違和感を覚える。 こうと書いておかなければ、他の座席でも優先して座ってもらうべき人が座りにくい社会を前提としている時点で、私たちの社会は敗北している。「そういう表示がなければ譲らない人がいる。しかし書いておけば少しは効果がある」というのであれば、全ての座席を「優先座席」にすべきだろう。 (中略) そもそもは、どこの座席でも当たり前のように、体が不自由な人や、けが人、お年寄り、妊婦、幼児を抱いている人らが座席を譲ってもらえる社会を作るべきだろう。 (中略) 「優先座席」という恥ずかしいシステムがなくとも、全ての座席についてそうあることができる社会になってほしいというだけなのだ。 2018年1月28日 毎日新聞 「松尾貴史のちょっと違和感」より引用 (文中、立川談志さんの話が出てきますが、長くなるので残念ですが略させていただきました。) |
最終更新日 2018年 4月14日 |
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