大分合同新聞 ( 平成14年12月4日朝刊)


別府発達医療センターの魚返利明君(14)=鶴見養護中学部3年=が、1日に東京都で開かれた「第16回東京車椅子マラソン 大会」の5キロの部で優勝した。初出場で大会新記録の17分16秒をマーク。思いがけない快挙に魚返君は「うれしい!」。

初出場で大会新の快挙

東京車椅子マラソン5キロ

魚返君(別府発達医療センター)が優勝


同大会は、障害者スポーツの普及とジュニア競技者の育成を目的に、関東身体障害者陸上競技協会などが開いている。 ハーフ、5キロ、2.5キロの部があり、魚返君が出場した5キロには、6歳から50歳までの約80人が参加。 コースはアップダウンが激しく、日ごろ、平坦地で練習している魚返君 にとっては試練となったが、「最後の下り坂でばん回できた」とにっこり。

魚返君はことし4月、センターに入所。先輩で車いすマラソンに取り組んでいる松田梢さん(17)=別府養護高等部3年= の影響や指導員の先生の勧めもあり、ことし6月から練習を始めた。毎週2回、農協共済別府リハビリテーションの練習場と 大分川の河川敷で15キロ程度の走り込みをして大会に臨んだ。

今後の目標は、出場資格の得られる2年後に大分国際車いすマラソンに挑戦すること。 これまで借り物のレーサーで練習していたが、副賞で新しいレーサーを手に入れた。「張り切って練習したい」と魚返君。 指導している加藤和恵理学療法士は「実力も十分。さらに上を目指してほしい」。同センターの幸邦昭事務局長も「魚返君 の頑張りが、ほかの子どもの励みにもなる」と話した。

(文章は「大分合同新聞 平成14年12月4日朝刊」に掲載されたものをそのまま引用しています。)