自己ベストで見事V
宮崎の車椅子大会・ハーフ女子の部
別府市の別府発達医療センターに入所している松田梢さん(16)=別府養護学校高等部1年=が3日に日南市で開かれた
「車いすマラソン大会」のハーフ女子の部で見事優勝した。
2回目のマラソン出場で、経験は浅いが、自己ベストの1時間17分30秒でゴール。
「まさか優勝できるとは思いませんでした。とてもうれしい」と喜んでいる。
「スポーツが大好き」と話す松田さんは奈良県出身。幼いころから車いすを使って生活しており、療養のため、昨年3月から同センターに入所している。
マラソンは周囲の人に勧められて昨年夏に始めた。「興味はまったくなかったんですよ」と言うが、ほぼ毎日、センター内の坂道を上がり下りして体力づくりに励んだ。月に3回ほど大分市に行き、大分川の河川敷で25キロを走り込む。
初めて出場した大会は、昨秋の大分国際車いすマラソン大会。農協共済別府リハビリテーションセンター(別府市)で、ほかの選手と一緒に猛練習して臨んだ。結果は174位。
「緊張して自分の走りができませんでした」。世界の強豪を前に圧倒されたという。
気持ちも新たに迎えた宮崎の大会。ハーフ女子には全国から5人が出場。「今回は楽しんで走れました」。リラックスしたことで、前回のタイムを4分近く縮めることができた。
「練習はきついけど、努力の成果が出てよかった」と松田さん。「大会に参加する度に、自分がどんどん成長していくのを感じます」と声を弾ませる。
練習メニューを計画する理学療法士の加藤和恵さん(31)は「まだまだ課題はあるけれど、この調子で頑張ってほしい」とエール。
松田さんは「今度の大分国際では少しでも順位を上げるのが目標。将来はもっとスタミナをつけてフルマラソンにも挑戦したい」と夢を膨らませている。
(文章は「大分合同新聞 平成14年3月7日朝刊」に掲載されたものをそのまま引用しています。)