

平成16年8月1日発行 第26号
Q 肥満とはどんな状態?体脂肪とは?
A 肥満とは体内で脂肪の蓄積が進み過度に体脂肪が増加した状態をいいます。これは病的な誘因によって生じる場合(症候性肥満)
と単純にエネルギーの摂取量が消費量を上回って起こる場合(単純性肥満)の2通りがあります。現代人に見られる肥満は、食べ過
ぎや運動不足によるエネルギー過剰摂取型の単純性肥満が多いです。
肥満の判定には体脂肪率(体内の脂肪の割合)やBMIという体格指数が使われますが、そもそも肥満とは体内の脂肪量が過剰な
状態を示すのでBMIより体脂肪率を基準にするほうが適切とされています。一般に日本人の成人における平均体脂肪率は男性15%、
女性25%であることから、体脂肪率の数値を目安にして、男性20%、女性30%を軽度の肥満、男性25%、女性35%を中等度の肥満
、男性30%、女性40%を重度の肥満の判定基準としています。
Q 減量(ダイエット)するうえで注意することは?
A 極端な食事制限は体への負担が大きく健康を害したり、さらに続けていると痩せにくい体質になってしまいます。食
事の間隔が長くあくと体は飢餓状態になる危険性を察知して次の食事まで食べたものを脂肪として蓄えようとするので逆効果とな
ります。3食規則正しく摂取することが体脂肪を減らす近道でもあるのです。食物の成分としては、たんぱく質と糖質は普通に食
べ、脂質の摂取量を減らすようにするとよいでしょう。
また1日あたりの摂取エネルギー(※kcalキロカロリー)は1,500kcalを下回らないようにすることが大切です。また食事制限と
あわせて運動することも非常に大切です。よく言われる有酸素運動は脂肪燃焼よりも基礎代謝の上昇に効果があると言われていま
す。運動量が多いと故障しやすくなり、故障のために運動が出来なくなり減量計画の途中で挫折…ということも考えられるので減
量のための運動は1回当たり1時間以内としましょう。涼しい時間にウォーキングなどから始めてみてはいかがでしょうか?
運動と食事制限で無理なく減量(ダイエット)ができるといいですね。
※カロリーとは私たちが活動するために必要な“エネルギー単位”でkcal(キロカロリー)で表されます。カロリーには摂取カロリ
ーと消費カロリーがあります。摂取カロリーは食事などにより体内に入ってくるエネルギーで、消費カロリーは基礎代謝(呼吸や
体温調節などの生命維持に必要)や運動で消費されるエネルギーです。
(PT 加藤)