

平成16年6月1日発行 第25号
Q.自分で衣服の着脱ができません。どうしたらできるようになるのでしょうか?
A.衣服の脱ぎ着ができるまでの取り組みをお教えします。
1.最後の仕上げのところを子どもさんにさせましょう。
始めを子どもさんにやらせ、後を大人がやっていたら、子どもさんにとっていつもやり遂げたという感じが
体験できなくなります。達成感がなく失敗感を積み重ねてしまうことになります。靴下を履くときは、大人
が始めのところを手伝って、最後を引っ張り上げれば完成、ズボンを履くときも引っ張り上げれば完成とい
うところからやってみます。そして徐々に始めの部分もできるように誘っていきましょう。
2.簡単なことから難しいことへ段階を追って進めましょう。
始めは脱ぐ方が簡単です。帽子を脱いだり上着を脱ぐ時は、頭を途中まで抜いた状態から脱ぐ、ズボンを脱
ぐ時は足首までおろした状態から脱ぐところからはじめるとよいでしょう。
3.やりやすいように工夫をしてみましょう。
・手先の力が弱い子どもさんには、靴の後ろやファスナーなどに引っ張りやすいリングやひもをつけます。
・靴の左右に目印をつけたり、絵を描いてパズルのようにくみあわせたりします。
・頭が入れやすかったり、ズボンが上げ下げしやすいような着脱しやすい服にします。
・前後や左右が判断できるように、好きな色やキャラクターの目印をつけて意識をしやすくします。
4.根気よく、繰り返し経験させましょう。
起床、排泄、入浴、就寝の時など一日の中で一回でも多く機会を作ると達成しやすくなりますね。
大人がやってあげる方が早いけれど子どもさんの成長のために気長に援助しましょう。
「1,2,3」「お顔がでたね」などと実感が伴うように声掛けしたり、「すごいね」「上手だね」と
たくさんほめながら進めるとよいでしょう。
(保育士 是永)