豊かないで湯と、自然に恵まれた別府鉄輪温泉。 昔ながらのひなびた温泉情緒が残る小さなこの街を、 下駄ばきで歩いてみませんか? 噴き上がった鉄輪名物の温泉噴気は、やがて湯けむりとなり それが人の心をなごませてくれます。 又、おいしい地獄蒸し料理は、この噴気に蒸されて 出来るここ鉄輪ならではの昔からのお料理です。 もう一つ注目すべきは、所々にあるいわゆる外湯。 昔は宿の中にある内湯にはいる人は少なく外湯の方が主でした。 今でも昔からの湯治のお客様の中にはほとんど外湯にしか 入られない方もおられるくらいです。 外湯には、熱の湯、筋湯、渋の湯、上人湯、地獄原湯、谷の湯など 独特のネーミングのついたお風呂があり道行く所々に散在していて、 いつでもカコーンと桶の音が聞こえてきます。 それから珍しい外湯としては、一遍上人がこの鉄輪に開いたと いわれる鉄輪蒸し湯があります。 床に薬草である石菖を敷き詰めているので、蒸気とともに これが体に浸透し蒸し湯の効果を高めます。 その爽快感はたとえようがなく、きっとやみつきになりますよ。 そしてもうひとつ。 ここには人情味あふれる人々がかもし出す、 なんともいえない田舎の下町風情があります。 ふらりとお散歩して小さなお店に入って 何かお気に入りを手に入れたら、話しかけてみて下さい。 昔懐かし昭和の時代を思い出すかもしれません。 |
★ 鉄輪温泉はもともとは湯治場ですが、
さまざまな温泉文化が根付いているところです。
鉄輪の歩き方(一例です)をご紹介します。
1.まず車で鉄輪温泉に着いたら、今日お泊りの方はみかさや駐車場に駐車して下さい。
その場合は一言お願い致します。 m(__)m
2.その時に地図を下さいと一言おっしゃって下されば地図をお渡しします。
3.地図を見てこれからいう順に回ってみて下さい。
なお途中どこの温泉にでも入れるようにタオル1本は持っておいてくださいね。
@みかさやを出発 →A洗濯場 昔洗濯機がない時代はここが共同洗濯場でした。 洗濯に適した温泉が出ていました。そしてここが女の人の社交の場にもなっていたそうです →B熱の湯 鉄輪で無料で入れる唯一の外湯。鉄輪の外湯は泉質がどこも抜群に良いです。 →C富士屋ギャラリーはな也百 明治時代に建てられた鉄輪の旧高級旅館の一つ。 老朽化のため再生工事を行い今は国の有形登録文化財になりギャラりーなどに使われています →D鉄輪むし湯 鎌倉時代に時宗の一遍上人が拓いたとされる鉄輪の中心となる天然の蒸し湯温泉です。 まだ医療が発達していない昔、体の悪い人や足腰の悪い人などがたくさん集まり体を癒したといわれています。 今でも寝る床にセキショウという薬草を敷 いて効能をあげています。1回500円で入れます。 →E湯かけ上人と旧蒸し湯跡 具合の悪い所、治ってもらいたい所を上人様に見立てひしゃくで温泉をかけて願掛けしてください。 また旧蒸し湯ですが平成19年に新しい現在の蒸し湯ができるまでは男女混浴で使用されていました。 今の蒸し湯跡はやや縮小されています。 多分江戸時代くらいの石積みだといわれております。 →F渋の湯 外湯のひとつ。建て変わってきれいです. 観光客の方も100円のロッカーを使ってもらえば入れます。 なお鉄輪の外湯は大体において一遍上人が拓いたとされています →G温泉山永福寺 鎌倉時代におこった宗教のひとつ「時宗」の開祖「一遍上人」のが開いたとされるお寺です。 時宗のお寺は大分県内ではこの永福寺だけです。 この鉄輪の温泉がいかにして一遍上人によって開かれたのかを描いた絵巻物があります。 その絵巻物をわかり易く紙芝居にして作りました。 これを毎月1回の鉄輪湯けむりウォーキングで読まれています。 ウォーキングについては「行事イベント情報」をご参照下さい。 →H地獄蒸し工房 鉄輪 この辺で一休み。昼食もよいかもしれません。 お食事処はこの近辺に色々あります。 また観光者向け及び外国人向けの案内所は この上の道路を右に曲がった亀の井バスターミナルにあります。 鉄輪地獄蒸し工房
昼食後、地獄蒸し工房鉄輪から出発した場合2つのコースを考えました。 Aコース;上に歩いて上がり地獄めぐりをする。白池地獄、鬼山地獄、かまど地獄、海地獄、山地獄などがあります。血の池地獄、竜巻地獄はバスか車でいくことになります。 Bコース;地獄めぐりをしない場合のコース。地獄蒸し工房鉄輪のすぐ下に足湯と足蒸し湯があります。そこで足湯、足蒸し湯を体験してみたりします。 このあとはBコースを説明します。 →I大谷公園 地獄蒸し工房の奥側にある公園です 温泉がよいということで別府の鉄輪温泉で療養され、 そしてこの地で遷化された西本願寺22世門主大谷光瑞師を記念して設けられました。 。 園内には光瑞師(すごい方です)の業績を讃えシルクロード探検隊の記念碑もあります。 又この公園に足岩盤浴も出来ました。ホカホカしますのでこれも楽しんでみて下さい →Jひょうたん温泉の「湯雨竹(ゆめたけ)」 ひょうたん温泉の湯を冷却する竹の温泉冷却装置です。 98度の温泉を47度まで下げることが出来る画期的なものです。 別府で生産量の多い竹を使っていて環境にやさしいのも特徴です。 この辺りは、ひょうたん温泉やホテルの泉源がいくつかあり噴き上がる湯けむりをみるのは圧巻です。 →K鉄輪名物地獄蒸し豚まん 地獄蒸しに合うメニューとして旅館の女将さんが考えて作ったお店です。 今や鉄輪に来たら 一度は食べてみたいとまで言ってもらえるほどの名物となりました。 ハンバーガー感覚で歩きながらでも食べられます。 この後は「ひょうたん温泉」か「鉄輪むし湯」にあるいは両方(?)入ってみてはいかがでしょうか。 どちらも当館には前売り券を置いています。 以上鉄輪の楽しみ方の1例をご紹介させて頂きました。 こんな風に湯治の町鉄輪をゆっくりお楽しみ頂いた後は 当館みかさやでどうぞ旅の疲れを癒して下さいませ。 お待ちいたしております。m(__)m 。 |